【企業研究】メディアレップ大手GMO アドパートナーズの強み・成長性・採用情報などを解説!

GMOアドパートナーズ


GMO アドパートナーズは4つの子会社から構成された、インターネット広告領域において幅広くサービスを提供する総合インターネット広告代理店です。

中でもメディアレップ(広告の卸売業務)分野に強みを持ち、メディアレップ業界内ではDAC、CCIに続き第3位の業績を誇る企業です。

今回は企業情報や事業内容など様々な観点から分析し、GMO アドパートナーズがどのような企業で、ライバル企業と比較してどこに強みがあるのかを解説していきます!

1.GMO アドパートナーズの強み

最初に結論を言うとGMO アドパートナーズの強みはワンストップでネット広告における全てのサービスを提供できる点です。

同社は4つの子会社が各事業に取り組みながら、ネット広告領域において余すこと無くビジネス展開をしています。
つまり「アドテクノロジーやアプリなどを開発する力」、そして「開発したサービスを目的に合わせ適切にクライアントに提供する力、広告におけるコンサルティングを行う力」両方を持ち合わせています。
これにより顧客に向けて利便性が高いサービスを提供できるのです。

詳しくは記事の後半でお伝えいたします!

通常版

2.会社概要


社名 :GMOアドパートナーズ株式会社
設立 :1999年9月8日
資本金:13億円
代表取締役社長:橋口 誠
売上高:319億6100万円
社員数(連結):788名
本社 :東京都渋谷区道玄坂1丁目16番3号 渋谷センタープレイス

3.事業


GMOアドパートナーズの事業は、提供する商品を作る「メディア・アドテク事業」と作った商品を提供する「エージェンシー業務」の2つに分類ができます。

(1)メディア・アドテク事業

インターネット広告に欠かせない、効率な広告配信をコントロールするアドテクノロジーの開発からメディアの運営、アプリの開発等を行います。

アドテクノロジーの一つとして、広告媒体になるWebサイトやソーシャルメディアなどを多数集めて広告配信のネットワークを作り、まとめて広告を配信する「アドネットワーク」というものがあります。
同社はこの事業内で国内最大級の「AkaNe」と呼ばれるアドネットワークサービスを提供しています。
メディアレップ事業に繋がる業務もここで行われているので、会社の成長を率いる重要な事業です。

メディア分野に関しては、エンタメ情報やニュースなどを豊富に取りそろえているニュースサイトやライフスタイルサイトを運営しています。
特に女性向けメディアの「michill」は働く女性をターゲットにし、月間100万人が利用する人気サイトになっています。

(2)エージェンシー事業

ここでは、クライアント企業に対するデジタルマーケティング戦略の支援やwebサイト上での効果的なプロモーション手法と集客ノウハウの提供等を行っています。

この事業を手がけている子会社のGMO NIKKOは、外部のクリエイティブアワードを多数受賞しているなどクリエイティブ面での強みを持っています。その強みとテクノロジーの融合がGMOならではのエージェンシー事業の特徴として上げられます。

また同じくこの事業を手掛けるGMOソリューションパートナーは2003年から創業しており、インターネット草創期より蓄積したWebプロモーションやマーケティングのノウハウを強みに、様々なクライアント企業の課題を解決に導いています。

4.売上高

続いては直近4年間の売上高の変化を見ていきます。
売上高を分析することで、会社の規模や業績の推移がわかります。

グラフの推移からわかるように、順調に売上高を伸ばしています。2018年12月期の売上高は 336億円に予想されています。

5.経常利益/当期純利益

(1)経常利益

売上高からコストを引いて出た企業の本業から出た利益に、投資して得た金融収益(営業外収益)を加えた金額になります。

2016年まで緩やかに低下していましたが、それ以降は右肩上がりに数字が伸びています。
2018年12月期の経常利益(連結)は 6.1億円に予想されています。

(2)当期純利益

当期純利益は経常利益から特別損益を足し引きし、税金等を引いたものになります。

2017年に業績が回復しています。
これはエージェンシー事業の、Twitter・Facebook・LINEなどのソーシャル広告の売上高が順調に推移したためです。またこの時期に組織再編を実施したことも影響しています。

6.GMO アドパートナーズの強み

冒頭でも記述しましたが、GMO アドパートナーズの強みはワンストップでネット広告における全てのサービスを提供できる点 です。

サービスの開発はメディア・アドテク事業にまとめられており、子会社である「GMOアドマーケティング」と「GMOインサイト」が担当しています。
そして開発したサービスの顧客への提供はエージェンシー事業にまとめられていて、「GMO NIKKO」と「GMOソリューションパートナー」が担当しています。

このようにそれぞれが一体となってネット広告サービスを作り上げているため各企業が持つ強みを盛り込むことができ、結果的に大きな付加価値を持った独自のサービスを作り出せるという強みが実現しています。

これにより顧客への利便性を高めただけではなく、提供する企業側にも顧客の囲い込みができるというメリットが生まれています。

7.GMO アドパートナーズの採用・選考基準は?

GMOアドパートナーズの求める人物像は職種によって異なりますが、どの職種でも共通して「挑戦する姿勢」や「積極的に新しいことに取り組むマインド」を重視しています。

実際にホームページ上でも「No.1」という言葉を強調しており、業界内でNo.1の会社になることを最終的な目標にしています。また採用ページで、実力次第ですぐに昇進可能であることについて触れられています。

これらを踏まえ、選考の場においても自身の挑戦や新しいことに取り組んだ際の困難をどう乗り越えたかなどのエピソードをアピールすることが好印象でしょう。

8.GMO アドパートナーズの実際の求人内容

GMO アドパートナーズでは「新卒採用」、「中途採用」、「エンジニア採用」 を行なっています。そのため、募集中の職種がある場合には通年で応募することができます。
2018年11月現在、中途採用・エンジニア採用合わせて18の求人が掲載されていますが、今回はその内2つをピックアップします。

(1)ディレクター 兼 広告企画担当

◆具体的な業務内容
商品開発、管理画面の改善、エンジニアとの連携におけるディレクション、
AkaNe拡販のためのツール・資料作成、記事LPの改善、クリエイティブの改善など。
(AkaNe:ネイティブアド特化型スマートフォン向けアドネットワークのこと)
◆必須スキル・経験
運用型広告に関する経験 1年以上
アドテク事業社での就業経験 1年以上
◆雇用形態:正社員
◆給与:年収 330万円 〜 750万円
◆勤務地:渋谷区道玄坂1-16-3 渋谷センタープレイス

(2)社内SE

◆具体的な業務内容
基幹システムの構築・運用。
社内業務をサポートするシステム(勤怠管理/販売管理/レポーティングツール等)の開発・運用。
業務ツール開発を通じて社内業務の自動化・効率化に貢献します。
◆必須スキル・経験
システム開発経験2年以上ある方
◆雇用形態:正社員
◆給与:年収 400万円 〜 700万円
◆勤務地:渋谷区道玄坂1-16-3 渋谷センタープレイス

引用:https://hrmos.co/pages/gmo-ap

9.GMO アドパートナーズ関連の有名人

その企業出身、または関連する著名人について面接で聞かれることもあるので、2〜3人知っておくと安心です。
ただ知識として名前を覚えるだけではなく、なぜその人が印象に残っているかなど自分が持つ意見を伝えることで一歩進んだ面接官へのアピールになるでしょう。

(1)熊谷 正寿

GMOグループのトップです。日本の長者番付にも名が載っています。
厳しい下積み時代を乗り越えながらも6年間でグループ企業4社を上場させた経験を持ち、国内外で数々のビジネスに関する賞を受賞しています。
多数のグループ会社を成功に率いるに当たり、皆が自主的に動けるように一定のガイドラインと成功の法則を伝授して、後は各自に任せるというやり方を取っています。
多数の著書も発表しているので興味のある方は一度読まれてみてはいかがでしょうか。

(2)高橋 信太郎

GMOアドパートナーズの元代表取締役社長であり、2016年より大手求人サービスのIndeed Japan株式会社の代表取締役に就任しています。
GMOアドパートナーズ就任時には、10億だった同社の売上を250億まで成長させています。M&Aに積極的に取り組み、既存の事業強化や新しい分野への展開を進めたことで、現在の同社の強みである「ワンストップのサービス提供」を作り上げました。

10.まとめ

GMOアドパートナーズの企業分析はいかがでしたでしょうか。
ネット分野の成長が注目されている広告業界ですが、同社はまさにその領域を得意分野としています。

今回紹介した4つの子会社はそれぞれ担当する業務が全く異なるので、自分が何をしたいのか、どのような点で成長したいのかを各会社に当てはめてミスマッチが生じないようにしましょう。

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