一次面接でよく聞かれる質問 15選 – 面接の仕組みも解説

「エントリーシートはほとんど通るのに、一次面接は通らない・・・」
「ダメだと思った一次面接が通って、絶対受かると思った一次面接に落ちた。何が正解がわからない。」
「この人はたぶんダメだろうなと思ったひとに、二次面接でも会った。正直その会社への意向が落ちた。」

就活でこんな感想を持った覚えはありませんか?たとえエントリーシート(ES)の通過率が高い就活生であっても、最初の関門は一次面接です。

「一次面接はどの会社でもやること同じでしょ?」と考えている人は要注意です。今回は一次面接の基礎知識と、よく聞かれる質問を厳選して15問ご紹介します!

目次

1.一次面接の面接官はどんな人たち?


まず一次面接の面接官は、どんな人たちが多いのでしょうか?
世間的には「面接や選考は人事部が行う」と考えられていますが、一次面接は実際には若手社員が担当することも多いです。では実際の一次面接の面接官について3つパターンをご紹介します。

(1)一次面接の面接官は若手社員が多い

一次面接の面接官には、「次世代の課長を期待されているような若手社員」、そして「係長クラスで、その年次の学生たちが入社した時に直接メンターや直属の上司として面倒を見るクラスの社員」が担当することが多いです。

担当するのは、若くて入社3年~4年目社員で、最も多いのは入社5年目~10年目の社員たちです。つまり最も面接官になりやすいのは、30歳前後の社員たちなのです。彼らは「直接自分が育てる社員になるかもしれない」という意識で面接をしますので、その分選考に関しても真剣です。

ちなみに実際、私が以前在籍していた某ネット広告代理店では、2~3年次目の若手社員たちが一次面接を担当していました。

(2)現場の中堅社員が面接官の場合もある


先ほどの(1)では一次面接では若手が面接を担当すると言いましたが、いわゆる「大手企業」と呼ばれる大きな組織では、人事スタッフが面接官を担当することはあまりありません。大手企業では、中小・ベンチャー企業とは異なり、若手社員に面接官をさせることには慎重なケースが多く、大手企業の場合には中堅社員が一次面接にやってきます。

人事部は、「記録者」として同席するようなケースはありますが、あまり多くはありません。人事スタッフは、「選別する」というよりは、「現場の面接官との渡し役」」を担います。

(3)一次面接の面接官は、面接に慣れていない


覚えておいていただきたいのは、一次面接の面接官には「面接のプロ、面接に慣れた人は少ない」ということです。

先ほど(1)でも述べた通り、一次面接の面接官は「現在社内で活躍している現場社員たち」です。その面接官の上司は、「確かに採用は大切かもしれないが、社内の仕事も大切だ」と考えている人が多いです。

日常業務の合間を縫って面接を行うため、そのためのトレーニングをする時間まで捻出できる会社は、たとえ大企業でもそう多くはありません。

せいぜい初めて面接官をする時に、「聞いてはいけないこと」などを1時間程度座学で学んでいる程度です。

そのため、ほとんどの一次面接官は「自分が思う」良い学生、悪い学生という選別を無意識にしてしまいます。つまり「相手も面接のプロではない」という意識で一次面接に臨むと良いでしょう。

2.一次面接の通過率はどのくらい?


一般的には、一次面接の面接通過率は高そうに思えますが、企業によっては通過率が10%以下の企業もあります。ここでは、一次面接がどのように評価されるのか、その仕組みについて解説します。

(1)一次面接は、目標数が定められていることも多い

会社によっては、面接の通過率を事前の計画で全く決めずに「相対的評価ではなく、絶対的評価で合否を決めて下さい」と面接官に指示する場合もあります。

しかし、一般的には選考が進むほど役職上位者が対応するため、二次面接以降の「面接受け入れ可能数」が決まっています。

そのため最初から目標として書類選考通過数○人、一次面接○人、筆記試験○人・・・というように、それぞれの選考フェーズで合格者数目標を設定している会社が多いのです。

エントリー数が10,000人を超えるような大企業や人気企業であれば、間違いなく最初から一次面接での目標通過数を設定しています。

(2)一次面接の通過率は、企業や学生によって変わる

一次選考打合せ
一次面接の通過率(合格率)は、企業によってバラバラです。大雑把に言うと、一次面接通過率50%という企業が多いです。

逆にエントリーシートの通過率が高い会社では、一次面接での通過率30%程度の企業も多いです。また、企業によっては学生の属性やカテゴリによって通過率を変えるところもあります。

例えば、「文系の通過率は30%、機械・電気・電子系学部の通過率は70%」というのがよくあるパターンです。その他にも、男女の性別や大学名、エリア等、さまざまな属性・カテゴリで通過率を調整するケースがあります。

つまり何が有利・不利、という話ではなく、「その会社で採用しやすい属性を厳しく採点し、採用が難しい属性で下駄を履かせる」という事になります。

(3)一次面接通過率が10%以下の企業もある

困った就活生
採用をおこなう企業の中には、「一次面接の通過率10%以下」という厳しい面接をする企業もあります。

このように低い面接通過率の場合、一次面接から個人面接で、時間も30分~1時間以上行うこともあります。また場合によっては、一次面接が実質的な最終面接になるというケースもあります。もちろんそれは学生には伝えられません。

その一方で、「一次面接の通過率は8割以上」という会社も存在します。

さらには、たとえ同じ会社であっても、突然採用計画が変更されたため、「何月に行われる面接か」でも目標値が変わる時さえあり得ます。つまり面接通過率の数字に一喜一憂する必要はないのです。

3.一次面接と二次面接ではどんな違いがあるのか?


もし一次面接を無事通過しても、二次面接で落ちてしまうという事もあります。では選考の考え方や形式に違いはあるのでしょうか?ここでは一次面接と二次面接の違いについて解説します。

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(1)一次面接は集団面接のケースも多い

一般的に、一次面接の方が集団面接である場合が多いです。たとえ二次面接も同じ集団面接スタイルでも、「一次面接は学生6人対面接官2人、二次面接は学生3人対面接官2人」というような形で、学生の数が少なくなる傾向があります。

面接の人数が変わることで、質問と回答のスタイルも変わってきます。当然ながら学生の人数が多いほど、面接担当者と学生ひとりのコミュニケーション量は少なくなります。

限られたコミュニケーションの機会の中で、的確に面接官にアピールしなければならない為、一次面接では伝えるべき点や聞いておきたい点をあらかじめキチンと整理しておく必要があるでしょう。

(2)一次は若手、二次は中堅の面接担当者

二次面接官
一次面接と二次面接の面接官の違いは、年齢や役職が異なる点です。一次は若手、二次は中堅の面接担当者がつくことが多いです。

当然ですが、一次から二次そして三次や最終面接と、選考が進めば進むほど役職が高い人が面接官として登場します。IT系やベンチャー系などは最終面接が社長という場合もあります。

(3)一次面接では基本的なポイントが見られる

一次面接
一次面接では礼儀・マナーが適切かどうか、そして自己PR、志望動機に一貫性があるか、という基本的な部分しか見られないケースが多いです。

なぜなら先ほど述べた通り、一次面接では、若手社員が面接官になるケースも多く、人間性やポテンシャル(潜在能力)などの深い部分をチェックすることができないからです。

そのため一次面接では、以下のような比較的短い時間で、少し考えれば判断できる確認しか行わないケースが多いのです。

【一次面接の主なチェック項目】
①第一印象・身だしなみ
②礼儀・マナー
②論理的会話能力
④ES(自己PR、志望動機)の一貫性確認

つまり一次面接と二次面接の最大の違いは、「一次面接=ダメな人を落とす」、「二次面接=優れた人か判断の付きにくい人を落とす」という点です。

一次面接で何度も落ちている方は、上記のような項目で抜けている点がないか、いま一度確認してみることをオススメします。

4.一次面接でよく聞かれる質問 15選


就活の一次面接では、実際にどのような質問が聞かれているのでしょうか。もちろん企業によってばらつきがありますが、一般的によく聞かれる質問と、回答のポイントについて詳しくまとめました。

(1) 志望動機を教えてください。

⇒学生が用意しているであろう一般的な質問項目の確認です。BtoB企業のような、「どうしてウチの会社を知ったの??」ということが想像しにくい会社のほうが、面接の初期から志望動機を確認します。ただ、ほとんどの学生は面接官が納得できる志望動機を伝えられていません。

(2) 自己紹介をしてください。

⇒面接の導入として、それぞれの学生の印象をみるため、またはアイスブレイクにつながるような会話の導入として話してもらうことがあります。「用意してあるだろう一般的な会話」として、特に意図なくこちらの質問からスタートする面接官が多いです。

(3)自己PRをして下さい

⇒最も「王道」と言っていい質問です。この質問について、事前準備をしていない学生が来ると考えている面接官はいません。当然、「ある程度のレベル」に達していることを前提としていますが、最近「ESの通過率が非常に高い」という景気の良い時特例事情により、「ある程度以下のレベル」の内容が多々見受けられます。

(4)学生時代、一番頑張ったことを教えて下さい

⇒基本的には、「瞬発力で頑張った」話よりも、「持久力で頑張った」話のほうが印象が良いケースが多いです。瞬発力で話を持っていく場合は、ハードルが相当上る、と考えて下さい。そのハードルさえクリアできるのであれば、瞬発力系のお話でも問題ありません。

(5)学生時代に壁にぶつかった経験、それをどう乗り越えたか教えてください

⇒客観的に、「それは過半数の社会人が壁と感じるなあ」という内容になっているかを必ずチェックして下さい。人によっては、「あなた、そんなことを壁に感じてしまうの??」という内容になっていることがあります。(例:最初、授業でわからないことがあっても先生に質問できなかった など)

(6)あなたの強みを教えてください

⇒自己PRが「能力」的な部分についての強み(後天的に身につけたところ)に主眼をおいて作ってもらいたいのと比較して、「あなたの強み」は、もっと性格的な部分、「昔から変わらない部分」についてまとめると良いでしょう。

(7)あなたの弱みを教えてください。

⇒弱みについても、「性格的な部分」を出してもらえればOKです。プラスして、その弱みをカバーするために、日頃どんなことに気をつけているか、克服したエピソードなどがあればあわせて説明できるとよりまとまります。

(8)10年後の目標を教えてください。

⇒数値は異なるケースがあります。3年後、5年後など。「30年後」などはあまり出てくることはありません。特に、「成長」というキーワードを多用する企業でよく出てくる質問です。自分の志望動機に「成長」ワードを使った場合も考えておきましょう。

(9)希望する職種とその理由を教えてください

⇒事務職、営業職、企画職、生産管理…など、複数の職種を採用し、希望職種を回答させる企業の場合、一次面接で確認することがよくあります。考え方に一貫性がない場合、「仕事内容に対しての理解が足りない」という理由で落ちてしまうことがあります。

(10)今まで一番○○だった経験を教えてください

⇒「一番楽しかったこと」「一番努力したこと」「一番つらかったこと」など、さまざまなバージョンがありますが、基本的には「素直に」回答しましょう。「どうPRできるか」ばかりを意識しすぎて、「本当は対して楽しくなかったけど」という経験を話す学生がいますが、なんとなく伝わってしまうものです。

(11)当社の説明会・HPをご覧になった感想を教えてください

⇒これで選考する、という目的だけでなく、「次年度以降の参考にしたいので、聞いてくださいと人事に言われている」というケースもあります。ただ、「このリアクションはちゃんと見ていない・聞いていないな」と思われてしまっては当然マイナスです。

(12)大学入試はどのように受験しましたか?

⇒雑談のようにサラリと質問の中に紛れ込ませる形ですが、実は最近企業側が重要視しているポイントです。AO入試、推薦入試と言った「学力が担保されていない可能性のある入試」経験者よりも、一般入試を経て入学した学生を重視する傾向があります。とはいえ、ここは正直につたえるしかありませんね。

(13)他にどんな会社を受けていますか

⇒特に一次面接時点では、選考目的ではなく参考に聞いている、という会社も多いです。同じ業界で回答すればそのまま次の質問へ、バラバラの場合「就職活動の軸は?」と次の質問に発展することもあります。もちろん、きちんと理由があれば、同業他社だけを挙げる必要はありません。

(14)あなたを「○○」に例えると何ですか

⇒よく、「面接でよくされる質問集」などに昔からでてくるのですが、実はそんなに重要な質問ではなかったりもします。「ちょっとメモをちゃんとしたいんだけど、無言になると気まずいし、ちょっと喋っててもらおうか」というときの「ツナギ」に使っている、という面接官も。

(15) 何か質問はありませんか?

⇒何を聞くか、「こんな年齢の人だったこういうことを聞く」というシミュレーションをしておくといいでしょう。くれぐれも、入社3年目くらいの面接官に「御社の将来のビジョン」などという質問をしないようにして下さい。

5.まとめ

今回は、一次面接について「よく聞かれる質問」を中心に、面接の仕組みなども解説しました。

企業によっては、「初めて聞かれるであろう質問を問うことで、学生のとっさの機転や返答を見たい」ために、わざわざ「一次面接でよく聞かれる質問」などで紹介される以外の質問項目をあらかじめ用意しておく企業もあります。(最近は面接後、すぐにWEBで情報が出回ってしまうため、質問項目の設定に苦労しているようですが。)

その一方、最近では「インターンシップ参加者は無条件で一次面接通過」など、学生によっては「一次面接はあまり受けなかった」という学生さんも時々見かけます。しかし「初対面の相手に対し、失礼なく、的確に自分のことを伝えるスキル」は二次面接以降でも必ず必要になりますし、社会人になっても当然必要なスキルです。

あくまでも面接のための準備・対策という気持ちで臨む人も多いかとは思いますが、面接自体がこれから社会人になる自分にとって必要な経験だという気持ちで取り組んでみると、前向きに就活を進めていけると思います。

企業の意図を汲み取ったうえで、適切なコミュニケーションをして、是非内定を勝ち取ってくださいね!

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