【合否を左右する】就活面接で聞かれる長所短所の質問・回答例30選

就活で必ずと言っていいほど聞かれる「長所・短所」に関する質問には、どのような回答が求められるのでしょうか。
「長所と自己PRを聞かれて回答がかぶってしまった!」
「短所は見つかるけど長所なんて思い浮かばない…」

と悩んでいる人もたくさんいるでしょう。
この「長所・短所」の質問は、一見シンプルな質問ですが、突っ込まれて聞かれることも多く、難しい質問なのです。また、自己PRと「長所・短所」を同じものと考えている学生が多くいますが全く違います。

面接官は、自己PRで仕事に発揮できる能力を、長所・短所であなたの性格を聞いているのです。

今回は、長所・短所と自己PRの違いをふまえた上で、面接官が納得する回答の仕方と回答例を30例載せています。これを参考にして考え方のコツを掴んでください。この質問はどの業種においても聞かれるので、しっかりした回答ができれば、確実に面接は合格できます。

目次

なかなか面接がうまくいかない方へ

志望度が高ければ高いほど、面接結果が気になりますよね。

また面接が上手くいっていれば、連絡は早めに来ることも多いので、面接結果がなかなか来ない時ほど気持ちも落ち込んでしまうのではないでしょうか?

面接は単にその場の受け答えだけではなく、自己分析や書類の書き方がベースにあるので、面接結果があまり良くない方は抜本的に見直す必要があるかも知れません。

もしご興味のある方は、以下のページで転職事情や上手な転職エージェントの使い方をまとめていますのでお時間のあるときにお読みください。
上手な転職活動のやり方

1.長所の回答例

長所の回答例①「協調性がある」

◆回答例
私の長所は協調性があることです。サークルやアルバイト先では人間関係を大切にしています。たとえばバイト先で担当を決める場合でも、人間関係や得意・苦手を考慮して適材適所で担当を割振りました。
<回答のポイント>
単に周囲と同調できるということも、長所になりますが、組織で働くという目的においてはアピールポイントに欠けるので、人間関係を大切にしているエピソードを語れると良いでしょう。

長所の回答例②「意志が強い」

◆回答例
意思が強いです。小学1年から始めた野球では、大学の部活まで毎年レギュラー争いをしなければならないポジションでした。人の倍の時間練習しても、レギュラーをとれず、後輩に負けてしまった年もありましたが、自分で決めたことなので、辞めようと考えたことは一度もありません。
<回答のポイント>
意思の強さをアピールするためには、スポーツがぴったりです。部活動などで最後までやり遂げたことを伝えましょう。大会の結果も合わせて出せると更に具体性が高まり、面接官がイメージしやすくなります。

長所の回答例③「冷静に判断できる」

◆回答例
冷静に物事を判断します。スマホ修理店でのアルバイトでは、大切なスマホが壊れて、パニックになっている方、場合によっては修理内容に納得いただけずお怒りになるお客様もいらっしゃいます。常に冷静に、落ち着いて対応できることを評価いただきました。
<回答のポイント>
冷静さを必要とする接客系のバイトや弓道、ゴルフなどメンタルスポーツを経験した人は、冷静さをアピールするのがおすすめです。業種を問わず、マーケティング担当者の選考であれば、なお良いでしょう。

長所の回答例④「常に前向きに考える」

◆回答例
前向き・ポジティブに行動することができます。自分では自覚がなかったのですが、サークルの試合でピンチの局面に立ったとき、「○○はいつも明るく、ここから!と言ってくれて、気持ちを立て直せた」と言ってもらえています。
<回答のポイント>
学校のクラスや部活でムードメーカー的役割だった人は、ポジティブさを売りにするのがおすすめです。実際に自分の声掛けで全体の雰囲気が変わったエピソードを具体的に伝えましょう。

長所の回答例⑤「忍耐力がある」

◆回答例
忍耐力では負けたことがありません。空手と合気道を地元の道場・大学の部活で続けています。体力を追い込みますが、体力だけでなく、精神的な忍耐力を身につけるためでもあります。私よりもあとにギブアップした人間はおりません。
<回答のポイント>
忍耐が必要な、駅伝や野球の経験者なら、忍耐力をアピールするのが良いでしょう。また、面接官によっては箱根駅伝やプロ野球に興味があり話が弾むことがあるので、予めこれまでの大会や練習についてうまく話せるようにまとめておきましょう。

長所の回答例⑥「温厚な雰囲気」

◆回答例
高齢者向け衣料品店のアルバイト先のお客様方に、「○○ちゃんは暖かいね」と褒めていただきます。中には、「孫のようなのよ」とおっしゃっていただき、新しいお客様を何人もご紹介いただける方にも恵まれました。
<回答のポイント>
接客系のバイトが好きだったり、場をなごませるのが得意な人は、温厚な雰囲気を長所にするのが良いでしょう。ムードメーカーと同じく、場の空気を動かせる人は組織においては重宝されることが多いです。

長所の回答例⑦「几帳面」

◆回答例
几帳面な性格です。物心ついた頃から、「忘れ物・締切の延長・履修の失敗」など、単純な確認ミスから発生する問題をおこしたことがありません。どんなに細かい作業でも、最後まで集中してこなすことができます。
<回答のポイント>
綺麗好きだったり、他人のミスが気になるような人は、几帳面さをアピールするのが良いでしょう。特に、メーカーや金融業界であれば、新入社員の間は細かい事務作業が増えるので、強いアピールポイントになります。

長所の回答例⑧「面倒見が良い」

◆回答例
よく、「面倒見が良いタイプ」と言われます。アルバイト先では、「メンター」と言って、後輩を支える先輩制度があるのですが、「後輩からのメンター評価」では、3年間全30人のスタッフ中、1位という評価をいただきました。
<回答のポイント>
部活やバイトの後輩から慕われやすかった人は、面倒見の良さをアピールしましょう。会社に入ると新人であるのは数年で、上司として人に伝える機会の方が圧倒的に多くなるので、人を動かせる能力はどんな業界でも評価されます。

長所の回答例⑨「社交的」

◆回答例
どんな人とでも社交的に関わることができます。ボランティア活動では、初対面の方、日本語の不自由な方、小さいお子さん、80歳を超える高齢者の方など、様々な人に接します。その方々への接遇対応を任されている大学生スタッフは、私一人です。
<回答のポイント>
大勢の人と関わるのが好きな人は、社交性が強みです。会社に入ると、基本的にどんな仕事でもコミュニケーションを介することになるので、社交性は社会人にとって必要な能力の一つです。

長所の回答例⑩「バランス感覚がある」

◆回答例
バランス感額があるタイプです。今まで、部活やサークル、ゼミなどで、「大きな意見の対立」が起こったことが何度かありました。そのたびに、双方で激しい主張をする人たちの間を取り持ち、最終的な着地点につなげてきました。
<回答のポイント>
仲間内で問題が合ったときなど、中立的な立場で仕切る経験が多かった人は、バランス感覚に優れているといえます。これもコミュニケーション能力に繋がる部分ですが、人の意見を聞いて取りまとめられる力は、特に営業職では重要になるので、強いアピールポイントになります。

長所の回答例⑪「向上心がある」

◆回答例
常に向上心を持っています。アパレルのアルバイトではお客様によりよいアドバイスがしたくて「カラーコーディネーター資格」を、ゼミ発表ではよいプレゼンをするため「オフィススペシャリストppt」を取得しました。
<回答のポイント>
目標に向かってひたむきに取り組んだ経験がある人は、向上心をアピールしましょう。特に、保険業界や金融業界など、個人の売上を競うような業界だと、向上心を持って取り組むことが重要になるので評価されます。

長所の回答例⑫「あきらめない」

◆回答例
最後まで諦めません。小さな頃から続けてきたサッカーで、「前半で2-0」のような試合運びになると、「諦めて流す」選手をたくさん見てきました。そのたびに、「最後まで勝つ気でやれ」と声を出し続けました。実際に逆転した時の達成感も何度も味わっています。
<回答のポイント>
諦めない力は、忍耐力とも繋がりますが、忍耐力が必要なスポーツを経験した人は、忍耐力と合わせてアピールすると良いでしょう。

長所の回答例⑬「責任感が強い」

◆回答例
責任感に関しては、誰にも負けない自信があります。アルバイト先でも、ゼミなどでも、社員の方や教授に、その点について評価いただき、時間帯責任者やゼミ長を任されてきました。
<回答のポイント>
これまでで学級委員長やキャプテンなど、リーダ的役割をになることが多かった人は、責任感の強さをアピールすると良いでしょう。ただし、リーダーであったことをアピールする人は多くいるので、単にリーダーだったことを伝えるのではなく、リーダーとして取り組んできたことを具体的に述べるように気をつけましょう。

長所の回答例⑭「主体的に行動できる」

◆回答例
「自分のことは、自分で決める」という意思を持って、主体的に行動してきました。大学や学部を選ぶ際も、地域や偏差値で判断するのではなく、自分が将来のために、何を学ぶのかという点のみで選びました。大変満足できる成績を収めたことでその結果が出ていると考えています。
<回答のポイント>
自発的に物事に興味や目標を持って取り組んできた経験がある人は、主体性をアピールすると良いでしょう。会社では受け身に仕事をするだけでなく、自発的に仕事に取り組む人は重宝されるので、高い評価に繋がります。

長所の回答例⑮「明るい性格」

◆回答例
小さい頃から、「明るい性格だね」と言われています。基本的に、「笑顔」でいることが多いからだと感じています。疲れているとき、困っているときだからこそ、笑顔でいようとするうちに、だんだん前向きになれると考えています。

2.短所の回答例

短所の回答例①「慎重すぎる」

◆回答例
時に、「慎重すぎる」面がでてしまいます。研究では、あらゆるケースに対応しようと、発生確率のとても低い例まで検証してしまい、本来メインで取り組むべき実験の時間を削られてしまう、ということがありました。以降、リスク発生可能性も判断材料に入れるようにしています。

短所の回答例②「忘れっぽい」

◆回答例
忘れっぽいのが子供の頃からの欠点でした。中学生の時、高校受験のための受験票を家に忘れてしまい、流石に「このままではいけない」と心を入れ替えました。今でも「メモをしたメモを忘れる」という凡ミスがたまにありますが、忘れないための努力をする姿勢は身につきました。

短所の回答例③「集中しすぎる」

◆回答例
興味が有ることに、集中しすぎることがあります。代表者として任された研究では、「もう少しデータを重ねたい」と考えるあまり、3日研究室にこもりっぱなしで、親に心配されてしまったことがありました。周囲にも気を配れるよう気をつけています。

短所の回答例④「心配性」

◆回答例
心配症です。2重、3重のチェックを欠かしません。そのため、何か忘れたり、間違えたりということはほぼありませんが、人より時間がかかってしまうことが問題でした。今はそれを解決するため、エバーノートなどを駆使することでチェックと時間を両立させています。

短所の回答例⑤」「おせっかい」

◆回答例
時に、「おせっかい」になってしまうことがあります。サークルで、幽霊部員になりかけた後輩がいたときは、さり気なくサークルに復帰できるようしたつもりでしたが、後輩からは、「今となってはよかったですが、全然さり気なくなかったです」と言われてしまいました。

短所の回答例⑥「人見知り」

◆回答例
人見知りをするタイプです。初めましての人と、すぐに盛り上がるタイプではないのですが、相手の話を一生懸命聞くよう心がけています。そのためか、ゆっくり長く仲良くなれる人が多くなってきたなと感じています。

短所の回答例⑦「優柔不断」

◆回答例
相手の意見を聞くあまり、優柔不断になってしまうことがあります。特に、アルバイトで、「店側の意見」と「お客様のご意見」という2つの異なる立場を考えるときには、余計に慎重になってしまうことがありました。

短所の回答例⑧「マイペース」

◆回答例
雰囲気のせいか、マイペースと言われてしまうことがあります。約束を破るようなことはないのですが、自分のしたいことを優先することがあります。バランスを考えて、行動するように気をつけています。

短所の回答例⑨「涙もろい」

◆回答例
昔から涙もろいです。映画、本、テレビなど、少しでも「泣ける」ものは、全て涙が出てしまいます。今まではそれで問題を感じることはありませんでしたが、仕事の場でも同じようなことが内容気をつけたいと思います。

短所の回答例⑩「おおざっぱ」

◆回答例
場合によって、おおざっぱと言われてしまうことがあります。どちらかと言うと、スピードと効率を重視するタイプなのですが、周囲に、「もう少し丁寧に」というアドバイスをもらうことが2,3回ありました。以降、気にかけています。

短所の回答例⑪「がんこ」

◆回答例
頑固なところがあります。一度決めたことは、かんたんに諦めたくないという気持ちからですが、例えばゼミで、「今の状況だと、期日までに発表が間に合わない。多少精度を落としても、時間を優先しよう」という話などは、納得できずに自分だけでも、とこだわってしまいます。

短所の回答例⑫「ずうずうしい」

◆回答例
悪くいうと、図々しいところがあります。面白そうだと感じたら、誰に対しても臆せず話しかけたりするので、友人からびっくりされたことがありました。礼儀やマナーには気をつけているため、トラブルになったことはありません。

短所の回答例⑬「あきっぽい」

◆回答例
フットワークが軽い一方、あきっぽい部分があります。もちろん、すべての事柄に対して飽きっぽいわけではなく、自分でこれと決めたこと、例えばサッカーについてはずっと続けています。

短所の回答例⑭「影響を受けやすい」

◆回答例
人の意見をきちんと聞く分、影響を受けやすいのではないかと悩んだことがあります。しかし、自分の考えを自分で修正、より良くしていこうという考えは、決して悪いものではないと、今では自信を持っています。

短所の回答例⑮「鈍感」

◆回答例
正直なところ、鈍感な部分があります。熱中すると、周囲が見えなくなることがあり、研究室では、険悪な雰囲気になっている先輩同士に気づかなかったことがありました。「それに救われた」と言っていただきましたが、それから気をつけるようにしています。
テキスト版

3.自分の長所を短所に・短所を長所に変える言い回し方法

昔からよく言われることですが、「長所と短所は表裏一体」です。

円錐を、下から見たら丸、横から見ると三角になるように、同じ事柄の見方を変えて表現したものが「長所と短所」だと言ってもいいでしょう。

いくつか例をあげて、長所を短所に、短所を長所に変えていく「言い回し」をご紹介します。

◆回答例
素直だと成長が早い方です。
小さな頃から、習い事の先生や、学校の先生などにも「○○さんは素直にアドバイスを実践してみるね」と言われてきたこともあり、なにか新しいことを身に着けたいときには、先輩や先生に教えを請い、素直に実践してみる習慣がついています。

一方で、まずは言われたとおりにやってみよう、という意識に囚われすぎて、「ひょっとしたらこういう新しいやり方があるんじゃないかな?」といった気づきがあっても、一歩を踏み出すのが遅くなってしまうことがあるのが短所でもあると感じています。

長所を短所に変える回答例(2)慎重

◆回答例
何事にも慎重に物事をすすめるタイプです。ゼミの討論などでは、人数が多いと「考えを強く発言する人」の意見に全員が流されることがありました。

普段から、「最終的な結論を出す前に、それぞれの意見について、どのようなリスクがあるか考える」習慣があるため、しばしば自分の意見がきっかけで、方向性を修正できたという経験があります。

教授にも、「効果を慎重に考えようという姿勢が素晴らしいとお褒めいただきました。一方、リスクを大きく捉えすぎる傾向があると自覚しており、場面によって臨機応変に行動できるようにという意識もしています。

短所を長所に変える回答例(3)心配性

◆回答例
自分ではあまり自覚がないのですが、よく友人から言われるのが「心配性」という性格です。

ゼミ合宿や、サークル旅行などの幹事を任されることが多いのですが、電車が遅れたら、天候不順だったら、遅刻者が出たら、と思いつくあらゆるケースに対応しようとすることからだと思います。

短所として上げましたが、自分としてはシミュレーションをしたことによって、トラブルが防げたこともあり、うまくバランスを取りながら行動していこうと考えています。

長所を短所に変える回答例(4)思いやりがある

◆回答例
常に思いやりを持ってコミュニケーションを取ることができます。

小学生の頃、習い事のお姉さんに親切にしてもらい、とても嬉しかったことから、私も誰かに接するときには、思いやりをもって接しようと思ったからです。
特に、アルバイト先のお客様、特にお年寄りのお客様に喜んでいただける事が多いです。

一方で、短所になってしまうのが、思いやりが時として「おせっかい」になってしまうことです。大きなトラブルが起こったことはありませんが、気をつけていかなければならないと考えています。

通常版

4.長所・短所を質問する面接官の意図とは?

「就職活動でもっとも重要な質問は何か?」と聞かれたら、ほとんどの学生は「自己PR」と答えるのではないでしょうか。確かに自己PRは就活を左右する重要な項目です。それでは「自己PR」と「長所」の違いは何でしょうか。

このように質問すると、ほとんどの学生は「そういえば・・・なんだろう?」とう反応をします。本来「自己PR」に書くべき項目と、「長所・短所」に書くべき項目は明確に異なります。「自己PR」と「長所・短所」の違いは以下の通りです。

▼自己PR=「あなたの(仕事に発揮できる)能力」
▼長所・短所=「あなたの性格」

「自己PR」で伝えるのはあなたの「能力」です。自己PRを聞く面接官は、「あなたは何ができますか?」と聞いているのです。
その一方で、「長所・短所」で伝えなければならないのは、あなたの「性格」です。面接官は「あなたはどんな人ですか?」と聞いています。

「能力」と「性格」の違いは、以下のように明確です。

▼能力=後天的に身につけたもので、それを身につける方法論が確立されていないもの
▼性格=生まれつきのもの

例えば、「負けず嫌い」という性格があります。「負けず嫌い」な小学生や幼稚園生はたくさんいますよね?まだ言葉も上手く話せない小さな子供であってもも、皆それぞれ性格が違います。しかし、どんなに強い「負けず嫌い」という特徴を持っていたとしても、その幼稚園児が「社会人として求められる仕事ができそうだ」ということにはなりません。

このように説明すると、「それなら性格なんか聞いても意味ないじゃないか」という声が上がりますが、「能力」を形成するベースとなるのが性格です。また、会社の理念や仕事の価値観、経営者の方向性などとリンクしてくる部分です。最終選考に近くなるほど、能力よりも性格が判断要因になってくるのです。

その中で、「長所」と「短所」、それぞれを質問する意図があります。

▼長所を質問する意図
・自分の「思い込み」ではなく、客観的・相対的に自分を捉えることができるか
▼短所を質問する意図
・過去の失敗や後悔を克服しようとする意思があるか

それぞれを面接官に伝えることができる「長所・短所」に仕上げていきましょう。

大手版

5.まとめ

いかがでしたか?今回は、たくさんの例をご紹介しました。こちらで上げた例は、多くの人に当てはまる表現ではありますが、意外と「自己認識」と「他者認識」が違うということもよくある話です。能力を伝える「自己PR」と違い、性格を表す「長所・短所」は、見た目や話し方などの第一印象からも大きな情報を伝えてしまいます。

そのため、「なんだか違和感があるなあ」と面接官が感じた場合、自己PRも含めて「この学生がどんな人なのか、よくわからなかった」というジャッジにつながってしまいます。多くの学生さんが、自分で真っ先に挙げる「長所・短所」は、「他人から見た自分の良いところ・悪いところ」ではなく、「他人にそう思ってもらいたい自分の良いところ・悪いところ」になってしまっているケースがあります。

友人同士で「長所・短所」を考え合う、というのも悪くありませんが、一度「ほぼ初対面に近い社会人が、自分と30分程度の会話をしたときに、どんな長所・短所があると感じるだろうか」ということを、確認してみましょう。OB訪問時にお願いしたり、大学のキャリアセンターの職員に聞いてみたりなど、方法はたくさんあります。より性格面が重視される最終面接に入る前に、確認することをおすすめします。

                     

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