【ADKに内定するには?】広告業界大手、ADKの強み・特徴・採用情報を徹底分析!|企業分析


アサツーディ・ケイ(以下 ADK)はご存知の通り、国内の広告業界において電通、博報堂に続き第三位の広告代理店です。

ADKに関連する一番大きなニュースとして、WPPグループと資本業務提携の解消が挙げられます。
ADKは約20年間にわたり、世界最大の広告グループであるイギリスのWPPグループと資本業務提携していましたが、2017年に解消しました。

これはWPPとの提携で計画された相乗効果が充分に実現しなかった事と、広告業界を取り巻く環境の変化に対応するための構造改革が理由とされています。

このように最近大きな変化があったADKですが、今回は企業情報や事業内容など様々な観点から、同社がどのような企業で、ライバル企業と比較してどこに強みがあるのかを分析していきます!

1.ADKの強み

最初に結論を言うと、ADKの強みはアニメビジネスコンテツです。

一般的な広告代理店の主業務は媒体枠の買付や企画・キャンペーンの提案ですが、同社はそれに加え番組の企画、制作やキャラクターの商品化などにも力を入れています。

同社が携わるアニメは「ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」、「ワンピース」など海外でも高い認知度を誇る人気アニメです。
アニメの海外発信にも力を入れ、東映アニメーションやサンライズなどの大手アニメ制作会社や電通と共に海外向けのアニメ作品のネット配信を行ってもいます。

詳しくは記事の後半でお伝えいたします!

通常版

2.会社概要


社名 :株式会社アサツー ディ・ケイ
設立 :1956年3月19日
資本金:375億8,136万円
代表取締役社長:植野 伸一
売上高:3,528億5,100万円 (連結:2017年12月期)
社員数:3,457名 (連結:2017年12月現在)
本社 :東京都港区虎ノ門一丁目23番1号 虎ノ門ヒルズ森タワー

3.事業


ADKは従来の広告ビジネスを超え、ただ単にメッセージを伝えるだけでは無く消費者に行動を起こさせることをゴールに置く「コンシューマー・アクティベーション・カンパニー」を目指しています。
その中でも注目すべき事業をいくつか紹介していきたいと思います。

(1)広告代理業務

他の広告代理店と比較し、認知獲得やブランディングだけでなく、購買行動を中心とした消費者行動を手掛ける姿勢が違いの一つといえます。

ちなみに同社の売上高構成を媒体別で見てみると、テレビ広告が48.1%、新聞広告が6.2%、デジタルメディア広告が5.6%、雑誌広告が4.3%、OOHメディア広告が2.7%、ラジオ広告が1.0%となっています。

(2)コンテンツビジネス

ADKは1960年代から「妖怪人間ベム」など、数多くのアニメ番組・実写特撮番組の企画・制作に関わっており、今ではコンテンツビジネスが同社の一つの強みとして認知される程になっています。

企画・制作の他にも、キャラクターの商品化や広告販促使用、劇場公開映画でのタイアップなど幅広く仕事を請け負っています。

近年では、マンガやアニメを原作としたミュージカルやコンサートなどのライブ事業も手がけるなど多様な展開をしています。前述したアニメの配信などもこの事業に含まれます。

(3)グローバル

ADKは海外でもADKグローバルとDIKアジアの二つのエージェンシー・ネットワークを運営しています。
欧州からアジア、アメリカ合衆国、さらにはアラブ首長国連邦などに現地法人や合弁会社を置き、海外市場へも広く展開しています。

詳しくは後述しますが、同社は海外進出のためM&Aも進めており今後拡大する事業領域でもあります。

4.売上高

続いては、直近4年間の売上高の変化を見ていきます。売上高を分析することで、会社の規模や業績の推移がわかります。

2016年に緩やかに売上高が回復した理由の一つとして、テレビスポット広告やデジタルメディア広告の販売の増加が挙げられます。

5.営業利益/当期純利益

(1)営業利益

売上高から原価と販売管理費を引いた、本業から企業が出した純粋な利益金額です。企業の実力を見る際によく用いられる数値がこの営業利益になります。

営業利益は2014年度から順調に伸びています。前述した、構造改革による効果が表れているとも考えられます。

(2)当期純利益

当期純利益は経常利益から特別損益を足し引きし、税金等を引いたものになります。
当期純利益を分析することで、その年の企業の成果がわかります。

2016年度に大きく純利益が落ち込んでいます。これは事業整理損などの特別損失26億円を計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純利益が減ったためです。

6.ADKの強み

冒頭でも記述しましたが、ADKの強みはアニメビジネスコンテツにあります。

ADKと言えばアニメに強いと言われるようにドラえもんやワンピース、クレヨンしんちゃんなどといった有名作品の製作に古くから関わっています。そのため配信業者や出版社とのネットワーク、アニメの他にも実写特撮などの経営資源を有効活用することができます。

さらには近年、世界の広告界ではアニメの利用が増えている状況の中でADKは多くのアニメ作品へのアクセスを確保しています。2015年には「ADKグローバル」というセクターを立ち上げていることから海外展開に力を入れている事も伺えます。

アニメの海外展開強化のためM&Aにも乗り出しており、2014年にはアニメやキャラクターの企画・製作を行い特に海外ビジネスを得意としているディーライツという会社を子会社化しています。

実際に「ワンピース」や「遊戯王」シリーズは海外で大きく成功しており、海外事業がさらに拡大する事が予想できます。

7.ADKの採用・選考基準は?


ADKのホームページを見てみると、「戦略的洞察」「創造力」「実現力」の三つが消費者を動かす力として紹介されています。
それぞれに解説があり、読み込むと「戦略的洞察」で徹底的な観察を行うことで目標を設定し、「創造力」で消費者との接点・メディアを最適化。最後に「実現力」で困難な仕事でも確実に実現するというADKの企業理念がわかります。

以上のことから、ただのアイデアマンではなく、実用性が伴うアイディアを考え出しそれをしっかりと形にすることのできる人材を求めているということが読み取れます。

それに加え、広告業界の仕事は社内外含めた多数の人々を巻き込みながらチームを組んで進んでいくものなので、コミュニケーション力も必須です。

選考時でも企業理念を念頭に、自身で実際に成し遂げた成果を面接官に話すことで自分を印象付けると良いでしょう。

8.ADKの実際の求人内容

ADKは新卒採用以外にも、経験者採用を行っています。
また派遣社員の募集も行っています。

(1)営業職 営業オープンポジション

業務内容:
総合広告会社でアカウント・エグゼクティブ(営業職)での複数ポジション
応募条件:
4年制大学卒業以上
必須条件:
広告を含むコミュニケーション全体への高い興味関心
変わりゆく生活者の行動に常に課題感を持ち、実務で解決を行っている方。
自ら課題を発見し、能動的にやりたいことを仕事に出来る人
PowerPoint・Excel・Wordのビジネスレベルスキル
歓迎条件:
広告会社での営業経験
経営学修士(MBA)
コンサルティング会社、総合商社、事業会社のマーケティング経験者
データを用いたマーケティング経験者
高いプレゼンテーション能力

(2)メディア職 テレビ局担当

業務内容:
テレビ放送局を担当し、番組企画、テレビ局編成、テレビ局主催イベント、スポーツなどの様々な情報を収集。ADKにおける担当局の利益代表として、クライアントが抱える課題解決をテレビ局と共に行い、ADKの業績に大きく貢献する業務
応募条件:
4年制大学卒業以上
歓迎条件:
広告会社での勤務経験
メディア事業会社での実務経験もしくはメディアとのリレーションシップ業務経験
事業会社でのテレビメディア経験
テレビが大好きな方

(3)インタラクティブメディア職 デジタルメディアプランナー

業務内容:
インターネット広告、特に運用型広告を中心に、プランニング・運用・解析・改善といった、PDCA運用全体のマネジメント業務
必須条件:
デジタル専業広告会社、総合広告会社、ないし広告関連企業におけるデジタルメディア営業もしくはメディアプランニング業務経験。
インターネット広告における総合的な知識および経験
Excel、PowerPointのビジネスレベル経験
歓迎条件:
外部パートナー企業のマネジメント(条件折衝、進行管理等)経験

いずれの職種も以下のようになります。
雇用形態:正社員
給与 :応相談
勤務地 :東京都港区虎ノ門虎ノ門ヒルズ森タワー

(出典:https://www.adk.jp/careers/experienced/)

9.ADKに関連する著名人

広告代理店の面接ではその企業に関連する著名人について聞かれることもあるので、2〜3人知っておくと安心です。
ただ名前を覚えるだけでなく、その人が携わった広告作品に対する自分なりの意見などを用意しておくと良いでしょう。

(1)阿部秀司 氏


ADK出身の映画プロデューサーです。独立後、「ALWAYS 三丁目の夕日」や「STAND BY ME ドラえもん」などのヒット作を送り出しています。
ADK入社当時は営業マンとして仕事をしていましたが、クリエイティブ部門の仕事を任されたことをきっかけにCM制作に携わるようになり、以降は腕利きのクリエイティブプロデューサーとして活躍しています。
クリエイターとしての才能を伸ばすには、まず「自分を知ること」であり、好き嫌いではなく自分の向き不向きを理解することも大切と述べています。

(2)伊藤直樹 氏


ADK出身の起業家です。「party」というクリエイティブラボを2011年に設立しています。
ADK在任時はプロモーションプランナーとインタラクティブプランナーを経てクリエイティブに異動しました。国際的にも高く評価され、国内外で200以上の広告賞やデザイン賞を獲得しています。
伊藤氏が設立した「party」はブランディングや製品開発などを事業領域とし、成田国際空港の第3ターミナルのデザインも手掛けています。

10.まとめ

就職活動をする上で必須となる企業研究ですが、今回のADKの分析はいかがでしたでしょうか。

電通、博報堂との違いを理解した上で、自分がADKのどの部署で活躍したいのか明確に喋れるよう準備しておくと安心です。
事前に志望する企業の知識を十分につけておくことで、選考を有利に進めましょう。

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ADvice編集部

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