<例文付>第二新卒が面接で有利に!上手な退職理由の10の例文とアドバイス

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「今の会社を辞めたい」あるいは「すでに数カ月で前職を辞めてしまった」という方は、転職活動時の「退職理由」で悩む方が多いのではないでしょうか?特に第二新卒の方は、面接時に「退職理由」についてよく聞かれるので、しっかりと対策をしましょう。

ただし、高評価を受ける退職理由の答え方にはポイントがあります。それは、「どんなにネガティブな退職理由だったとしてもポジティブに変換して答える」ということです。本日は、このポイントを抑えた上で退職理由を10個用意したのでぜひ参考にしてみてください。

この記事では、実際に転職をされた方の経験を元に、面接で使える退職理由を詳しく解説いたします。伝え方次第で、聞き手の受ける印象は全く変わってきます。ネガティブにとらえられない退職理由をマスターし、ぜひ面接に臨む際にお役立てください!

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1.なぜ第二新卒の面接で「退職理由」が重要なのか

結論から先に言うと、第二新卒の転職では、退職理由の回答が最も重要なポイントです。なぜなら第二新卒は早く会社を辞めているため、人事から見ても退職する理由が気になるからです。

つまり人事の面接官は第二新卒の人に対して「またすぐに辞めてしまうのではないか」と不安に思っています。人事のそういった疑念を払しょくする為にも、第二新卒で転職する際には「なぜ辞めたのか(退職理由)」を明快に答えられなければなりません。

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2.<タイプ別>面接での退職理由の例文とアドバイス

ではここからはタイプ別に、面接での退職理由の例と、具体的なアドバイスを述べていきます。

(1)退職理由:環境が自分に合わなかった


例文①
前職では、電話営業を中心に仕事をしておりました。毎日50件から100件程の電話をかけ、ときどきアポイントメントを取るという内容でした。
しかし、電話越しではお客様の顔が見えず、もっとお客様の表情や仕草など細かい部分を見ながら、直接向き合って仕事をしたいという気持ちが強くなりました。今後は、前職の電話営業で身についた初対面でもすぐに打ち解けられるコミュニケーション力を活かし、直接お客様と向き合える販売員への転職を決め、退職いたしました。

<具体的なアドバイス>
「環境が合わなかった」という理由で退職をされた方。前職の仕事内容や置かれた環境を否定するのではなく、どういう環境だったら自分の力が発揮できるのかを明確にしましょう。また、前職の仕事経験から得たもの、身についた能力などを具体的にアピールポイントとして伝えられるとさらに好印象を与えられるでしょう。

(2)退職理由:長時間労働・残業が多い


例文②
前職では広告系の仕事をしておりましたが、就業時間が朝9時から終電。さらに残業も月100時間を超えることも多々あるという状況でした。初めのうちは、無我夢中で仕事をしておりましたが、まともに休みもなく仕事しかない日々に完全に自分を見失っていました。
そんな中、たまたまテレビで見たニュースでブラック企業を特集しており、自分の勤めている企業がブラック企業ではないかと考えるようになり、長く働ける会社ではないと痛感したため退職にいたりました。

<具体的なアドバイス>
退職理由が「長時間労働・残業が多い」という方。例文では、正直に前職がブラック企業であったということを伝えていますが、仕事内容や業界によっては、やむを得ず残業をしなければならない場合もあります。単に「残業はしたくない」と答えてしまうと「根性がないのかも」と面接官を不安にさせてしまうかもしれません。あくまでも、前職の残業時間が常識の範囲以外であり、会社側に問題があったということを伝えましょう。

(3)退職理由:給料・ボーナスが少ない


例文③
前職では不動産の営業を担当しておりました。同期の中でも売上上位の営業成績を上げ、日々目標を達成を目指し業務を行っておりました。
しかし、個人の成績に関係なく、最低でも3年働かないと、業務に見合った給与を得ることはできないと知りました。給与がすべてではありませんが、評価されることが私の仕事をするモチベーションの一つでもあったため、このまま続けるか転職するか悩みましたが、不満を抱いたまま仕事を続けるのはできないため転職を決意致しました。

<具体的なアドバイス>
「給料・ボーナスが少ない」という理由でやめた方は、率直に給与に不満があったと言ってしまうと「お金のことしか考えていない」と面接官には思われてしまうかもしれません。従って、前職での仕事に対する態度や成果を伝え、高い給与に見合った人材であると面接官に思われるようなアピールをしましょう。

また、給与やボーナスは転職してみると前職よりも少ないというケースもよくある話です。お金関係の話は聞きにくいところではありますが、入社前にしっかりと確認しておきましょう。

(4)退職理由:経営方針に不満を感じた


例文④
前職ではアパレルで販売員をしておりました。接客を通してお客様に服をコーディネートし、喜んで頂けることが私の仕事のやりがいでした。
しかし会社の方針は、じっくりお客様と向き合い接客をするというより、とにかく売上が重視という経営方針でした。必要以上の接客方法を素直に受け入れることが出来ず、私自身はもっと服の良さを伝えたり、お客様一人一人に合う服の提案や対応をしたいという思いが強くなり退職を決めました。

<具体的なアドバイス>
「経営方針に不満を感じた」という理由の場合は、会社の基礎ともなりうる「経営方針」を否定することは、会社全体を否定していることにもなり兼ねません。同じ状況になったら、あなたはまた退職してしまうのではないかと不安にさせてしまう可能性があります。ダイレクトに経営方針が合わなかったとは伝えず、あくまでも「お客様を大切にしたい」というプラスの意見を主張することがポイントです。

(5)退職理由:今の仕事が向いていない


例文⑤
前職ではIT関係の営業をしておりました。学生時代はクラスでも人気者で、コミュニケーション力に自信があったため営業が天職だと思い就職を決めました。
しかし、普段から相手のことを考えすぎる性格だったため、商談をする際に相手の立場を考えすぎてしまうことがあり、こちらの売りたいサービスを無理にアピールすることができませんでした。相手の気持ちを必要以上に考えてしまう私の性格では、営業職は向いていないと実感し、この度退職を決意しました。

<具体的なアドバイス>
「今の仕事が向いていない」という理由で退職した方は、何が向いていなかったのか、自分がどこでつまづいていたのかなど、一度書き出してみると自分の弱点が見えてくるでしょう。前職では弱点だった部分も仕事が変われば、長所に変わる可能性もあります。次の会社では、その弱点をどのように自分の強みとしてアピールできるかがポイントです。

(6)退職理由:将来が不安


例文⑥
前職は、出版社で主に企画を担当しておりました。幼少期から憧れであった大手出版社に内定が決まったことを新卒時は喜んでいました。
しかし、入社してみると抜本的改革が進まない出版業界の現状を目の当たりにし、長く働くことを考えると不安を抱くようになりました。今振り返ってみると、企業を表面的な部分でしか判断しておらず、自ら視野を狭めていたことに反省しております。
<具体的なアドバイス>
退職理由が「将来が不安」という方は、転職する際は企業の将来性を見極めましょう。現場で実際に働く人の声や、今やインターネットで調べれば企業の情報がたくさん出てくる時代です。入社してからこうしたギャップを生まないためにも、安定した会社なのか、勢いのある業界なのか、事前に企業分析をしておくことが重要です。

(7)退職理由:キャリアアップしたい


例文⑦
前職ではアパレル関係の仕事をしておりました。洋服が好きだったこともあり就職を決めたのですが、実際は日々数値の管理でシビアな側面も知りました。正直初めは、数値管理は作業的で面倒だと思うこともありました。
しかし、店舗のレイアウトを変えた結果、商品の売上が伸びたり、天候によって売上が左右したりと、ダイレクトに数値に変化が現れることにマーケティングの面白さを感じました。
そこでもっと、マーケティングの専門的な知識やスキルを向上させることのできる仕事をしたいと思い退職いたしました。

<具体的なアドバイス>
退職理由が「キャリアアップをしたい」という方。どのようにキャリアップをしたいのか、また前職の経験をどのように次の仕事で活かしていきたいのかなど、前職との共通点や実際に経験した具体例をあげて明確にしましょう。なぜなら、根拠もなくやりたいことを言っていても、信頼性がなく面接官に伝わりません。初めて会った面接官の心にも響くような内容をわかりやすく、さらに面接官に逆質問されても答えられるように事前準備をしておきましょう。

(8)退職理由:人間関係・上司と合わない


例文⑧
前職では、大手IT業界に就職しておりました。学生時代からコーディングをすることが好きで、プログラマーを目指し前職への入社を決めましたが、実際に入社してみると、雑用やお客様のデータ管理などプログラミングとは程遠い仕事内容ばかりでした。前職では実際に現場に入れるまでには最低でも2.3年かかると知り、もっと若手ののうちから開発に専念のできる環境に行きたいと思い退職を決意いたしました。

<具体的なアドバイス>
「人間関係・上司と合わない」という理由で辞めたとしたら、退職理由が「人間関係」とはっきり言うことはタブーです。他の理由を退職理由としましょう。なぜなら、人間関係が理由だと面接官に「またうちの会社でも上手く行かないかな?」不安にさせてしまうからです。そのため、人間関係以外の退職理由を答えられる準備をしましょう。

ただし、今回は面接対策として退職理由を置き換えたとしても、実際の人間関係が解決したとは言えません。会社という組織の中で仕事をする上では、苦手な人とも関わり上手く付き合っていかなくてはなりません。転職をしたとしても、コミュニケーションの方法を自分なりに改善する努力をしたり、苦手な人との上手な付き合い方を考え直す必要があるでしょう。

(9)退職理由:一度就職したが、数カ月でやめてブランクがある


例文⑨
新卒時、私はコールセンターへ就職をしました。しかし、仕事内容や会社経営方針に違和感を感じ、たった2カ月で退職してしまいました。
その結果退職してから現在は、既卒として就職活動を続けております。振り返ってみると、新卒時は仕事内容を考えずに就職先を決め、自分のやりたいことや企業の経営方針にきちんと向き合っていなかったことを反省しております。現在は、大学時代に興味があったプログラミング言語を復習しながら、プログラマーを目指しております。

<具体的なアドバイス>
「一度就職をし、数か月でやめてしまった」という方は、正直にこの退職理由を伝えたらマイナスのイメージになってしまうのではないか、と不安になる方も多いと思います。しかし、就職してすぐに辞めてしまったこと、大学時代は就職活動を怠ってしまったこと、これらは隠さずに正直に伝えましょう。
ただし、今は考え方に変化が生まれしっかりと目標があり、その目標に向かって行動しているというプラスの姿勢を伝えることが重要です。

(10)例外:学生時代からアルバイトを続けていた場合


例文⑩
私は、大学卒業後も飲食のアルバイトを続けておりました。学生時代からバイトのリーダーを任せ頂き、周りから頼られることが当時仕事のやりがいに感じており、就職をせずにアルバイトを続けていこうと決意しました。
しかし、実際に働いてみるとアルバイトと正社員では社会から見られる評価も違い、このままではキャリアアップができないという現実を知りました。新卒時は、受動的な姿勢でいたため就職するという決断がはっきりと持てなかったことを反省しております。今後はアルバイトで培ったコミュニケーション力と持ち前の明るさで、営業職を目指し新たな道に挑戦していきたいと思っております。

<具体的なアドバイス>
「学生時代からアルバイトを続けてきた」という方。大学時代からの経験を持ち出して話せるのも、第二新卒までが許される内容です。やりがいを感じながら仕事ができたという点は仕事への意欲を感じられ、面接官にも好印象を与えられるでしょう。今後の目標として、アルバイトで得た知識や能力を具体的に今後どのように仕事に活かしていきたいのかをアピールすることがポイントです。

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3.第二新卒は今がチャンス!有効求人倍率1.59倍!(平成30年4月時点)


※引用:厚生労働省「一般職業紹介状況(平成30年4月分)について」

上のグラフをご覧の通り、倍率が1を上回れば人を探している企業が多いとされますが、ここ数年の有効求人倍率は平成30年4月時点で「1.59倍」となっています。

このデータから、現在の就職状況はここ数年「売り手市場」が続いており、この先もこの状況が数年間は続くと予測されます。どこの業界においても人手不足に陥っている状況が現実です。
今の会社を辞めたいと思っている方、もしくは数か月で退職してしまったという方も、次のチャンスが大いにあるということです。今の環境から抜け出し、新たに頑張れる新しい環境を見つけてみてはいかがでしょうか?

ただし、以下5つのポイントには気をつけましょう。

ポイント1:弱みを強みに変える


前職では上手くいかなかったことや、弱点として見られていた部分も、仕事内容や環境が変わればそれが強みに変わる場合があります。何が向いていなかったのか、自分がどこでつまづいていたのかなど、一度書き出してみると自分の弱点が見えてくるでしょう。それをどのように「自分の強み」として企業にアピールできるかがポイントです。

ポイント2:明るく元気に


退職を考えている方、またはすでに退職してしまったという方は、ついつい将来が不安になり暗くなったりしてしまいがちですが、面接中はとにかく明るく元気に。勝負は、第一印象で決まるといってもよいほど初対面の人の一番最初の印象は重要です。声のトーンや声の大きさ、明るい表情を意識して面接を受けましょう。

ポイント3:焦らず落ち着いて


よくあるのは焦って次の就職先を探し、結果また同じような理由で退職してしまうこと。「この会社に受からないと、もう後がないかも」と、急いで就職を決めようとしては本末転倒です。面接に受かることだけを目的とせず、長い目で見たときに働きやすい就職先を見つけましょう。また面接中も同様に発言はハッキリゆっくりと、落ち着いた行動を心がけましょう。

ポイント4:ビジネスマナー


面接では、どんなに話す内容が良かったとしても、やはり見られているのは、基本的なビジネスマナーです。一度社会人の経験がある第二新卒は、新卒のときよりビジネスマナーは厳しく評価されるでしょう。身だしなみや態度などは、面接直前の対策だけでは対応しきれない部分です。面接のためだけに備えるのではなく、社会人として普段からどこで誰に見られていても恥ずかしくないような行動を心がけておきましょう。

ポイント5:企業のことをよく知る

事前に企業分析をしておくことはもちろんですが、面接の時には企業に対してたくさんの質問を用意しておくことも、企業のことをよく知るポイントの一つです。特に前職で、退職の原因にも挙げた給与のことや福利厚生のことなど、聞きにくい質問ではありますが、また転職先でも同じことを繰り返さないためにも、疑問点や聞きたいことははっきりと質問をしましょう。

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4.まとめ

いかがだったでしょうか?
今回は「退職理由の答え方」と「面接で注意すべきポイント」を紹介してきました。

まだまだ若い第二新卒は、即戦力として求めている企業も多いでしょう。また、ここ数年続く「売り手市場」の今の状況は確実にチャンスです。前職では、たった数か月の社会人経験だったかもしれませんが、それも一つの経験として、良い点も悪い点も含めて今後どのようにアピールしていくかがポイントです。このタイミングで改めて自己分析を徹底的に行い、次の転職活動に活かしてみてください。

ぜひとも面接がうまくいくことを願っております!

                     

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