
電通は、日本マイクロソフトと共に日本で初めての人工知能搭載のデジタルサイネージ(OOH広告)の提供を開始しました。
電通と日本マイクロソフト、日本初「人工知能型OOH広告」の提供を開始
広告業界内では、OOH広告(いわゆる屋外看板や、駅・電車の広告)はシンプルながらも影響力の多い媒体として位置づけられてきましたが、「進化の乏しい」媒体というイメージもありました。
◆OOH広告の参考ページ
広告代理店のOOH(交通・屋外広告) – 媒体の特徴、担当の仕事内容など
しかし今回の取り組みでは、どんな人が、どのように、どういった感情でその広告を見たのか、人工知能で判断し、広告を出し分けるといった驚くべき進化を果たしています。

具体的には12月11日~24日まで、都営地下鉄六本木駅ホームに資生堂「MAQuilAGE」の広告を掲出し、さらなる精度改善に向けて取り組んでいるようです。
個人的には、トムクルーズ主演の未来SF映画「マイノリティ・レポート」を思い出しました。なぜなら、この作品の中には、通る人ごとに広告コンテンツを切り替えるという未来のデジタルサイネージが登場しましたが、今回の先進的なOOHはこの広告を彷彿とさせるものです。

今後の電通や各社代理店の動きにも注目です。
