【人事が気に入る】インターン私服面接のコーディネートを紹介!

インターン面接の案内に、「服装自由」、「私服でお越しください」と記載されていることがあります。こんな場合、どんな服装をしていけば良いのか迷ってしまいますよね。

まさか、普段通りジーンズにTシャツという訳にはいかないし、かといって「私服」と書かれているのにスーツで行くのもおかしいし、などと悩んでいる方はいると思います。

今回は、そんな悩みを解消する、インターン面接時の私服の選び方についてご紹介します。

服装は直接的には、加点要素にはなりませんが、減点要素になる場合があるので注意が必要です。

第一印象で8割決まると言われる面接。特に私服は、その人のセンスや、人となりがあらわれてきます。

志望企業の採用担当者に好印象を残す服装を選んで、面接をクリアしてください。

目次

1.採用担当者からのメール内容で選ぶ!正しいカジュアル服

インターン面接で、服装指定の記載がある場合があります。
それぞれのケースごとに服装の選び方について紹介していきます。

(1)「服装自由」「指定なし」と記載されていた場合

この場合は、スーツやオフィスカジュアルを着ていくのがおすすめです。
なぜなら、服装自由や指定なしということは、スーツを着て行っても問題がないからです。
ほとんどの人がスーツやオフィスカジュアルを選ぶので、周りから浮かないためにもこれらを着用するのが無難です。

企業が面接時に「スーツ着用」と書かずに、あえて「服装自由」と書く場合、学生が社会人としての身だしなみや常識を備えているかをチェックするためというケースもあります。
「服装自由」と書かれていても、普段通りのカジュアルな服装で行くとマイナスになる場合があるので注意してください。

(2)「平服でお越し下さい」と記載されていた場合

「平服」とは、礼服や正装以外の服装にことです。
普段着ている服装を意味する言葉なので、カジュアルからスーツまで幅広い服装が平服に含まれます。

しかし、普段ラフな格好をしているからといって、その格好のまま面接に行くのはNGです。
基本的にはスーツ、もしくはオフィスカジュアルで面接に臨むのが一般的です。
オフィスカジュアルは、あまり派手にならずに清潔感のあるものを選びましょう。

(3)「私服でお越しください」と記載されていた場合

私服と記載されていても、普段着ている服装で面接に臨んではいけません。
面接での私服とは、「スーツ以外の、ビジネスにふさわしい恰好」のことを意味します。

一般的には、オフィスカジュアルで面接を受けるのが正しいスタイルです。
会社には年配の人も多いので、派手な色のシャツやパンツはやめておきましょう。
また、高価なブランド品を身につけるのも避けましょう。

但し、アパレル業界やクリエイティブなマスコミ業界などでは、服のセンスも評価対象になることもあります。
その場合は、あまり個性的すぎない範囲で、自分らしさを表現できるオフィスカジュアルの服装を選びましょう。
企業の社風やイメージを事前に調べて、ふさわしい服装を選ぶのがポイントです。

2.インターン面接で私服を指定する企業の狙い

インターン面接で、企業がわざわざ私服を指定するのはなぜでしょう?
それは、インターンに参加する応募者の間口を広げたり、服装で社風との適合を判断したりという狙いが隠されています。

(1)応募ハードルを下げて、応募者数を増やすため

多くの企業は、優秀な学生と早期に接点を持ち、あわよくば採用する狙いでインターン活動を行っています。
少しでも多くの学生に面接に参加してもらうために、スーツではなく私服で気軽に来てもらいたいという狙いがあります。

私服を指定する企業は、銀行や商社などの業種は少なく、ベンチャーやクリエイティブ関係の業種が多い傾向にあります。
「私服」という意味の裏には、フレンドリーでオープンな企業イメージを伝えたいという意図もあります。

(2)会社との適合度合いを測る参考にするため

私服には、本人の性格が自然と現れます。
服装がイケているか、イケていないかということではなく、「会社の雰囲気に合致しているかどうか」という視点で評価されます。

企業が最も重視するのは「社風とのマッチング」です。
友達を見渡すと、同じような服装や性格が多いように、会社にも同じようなイメージの人が集まる傾向があります。

会社に入っても浮いてしまうような人はインターン面接の時点で排除されてしまいます。
企業の社風に合う服装をチョイスしてください。

3.【男性編】インターン面接で好印象なオフィスカジュアル

没個性になりがちなスーツと違い、オフィスカジュアルでは、その人のセンスが全面に現れてきます。オフィスカジュアルとはいえ、あまりに個性的だと一人だけ場違いな印象を与えかねません。

オフィスカジュアル選びでは個性を主張するのではなく、好印象を残すことを第一に考えましょう。
基本は、明るく爽やかで清潔感のある服装です。

(1)男性のオフィスカジュアルおすすめアイテム

男性の場合、上はジャケット、えり付きの白いシャツにノーネクタイ、下はチノパンやスラックスが基本です。夏は半そでシャツで、上着はなしでOKです。

①ジャケット


ジャケットはスーツのシルエットに近く、フォーマルな印象を与えることができます。
色は黒や紺、グレーなどの暗めな色のジャケットが無難です。

②白シャツ


清楚感の出る白色無地が無難ですが、多少のストライプが入ったものや、薄いグレーやブルーでもOKです。

③チノパン


シンプルな形で、色は黒やベージュ、グレー、ブラウンなどシンプルなものを選びましょう。

④スラックス


オーソドックスなデザインで、カラーは黒、グレー系、ブラウン系が無難です。

⑤革のバッグ


鞄は、革のトートバックや手提げバッグがおすすめです。
カラーは黒色かブラウン系で、A4ファイルの入るシンプルなデザインのものを選びましょう。

⑥スエードシューズ


靴はオフィスカジュアルであればスエードシューズでも大丈夫です。
飾りのない黒色かブラウン系を選びましょう。

⑦黒髪、短髪


髪は染めずに黒髪が基本です。
前髪は眉毛にかからない長さにし、サイドも耳にかからないようにしましょう。

(2)男性オフィスカジュアルのNGアイテム

では逆に、どのようなアイテムがNGとなるのでしょうか。
ここでは、オフィスカジュアルではNGとなるアイテムを紹介します。

①デニム素材


ジーンズなどデニム素材のものは、ビジネスシーンにはふさわしくありません。
悪印象になることもあるので避けましょう。

②スウェット素材

運動用につくられたスウェット素材も、カジュアルすぎるのでビジネスの場ではNGです。

③Tシャツ(ジャケット着用ならOKの場合もあり)


Tシャツは基本的にはNGですが、ジャケットと組み合わせればOKの業種もあります。
企業の社風によって選択するようにしましょう。
ただし、清潔感があり、柄のない無地のモノを選びましょう。

④帽子


帽子はビジネスには必要ないアイテムなのでNGです
例え外だけでも、見られることがあるのでやめましょう。

⑤リュック


背負うタイプのリュックは、どんなにシンプルなモノでもビジネスシーンには不適切です。
手提げのカバンを選びましょう。

⑥スニーカー


最近はビジネス用のスニーカーもありますが、スニーカー自体がカジュアルすぎるのでやめましょう。
スエードシューズか革のシューズを選びましょう。

⑦茶髪・金髪


茶髪や金髪は企業では最も嫌われます。
ワンポイントでもNGです。

(3)男性におすすめのインターン面接コーデ

では、ここからはインターン面接におすすめの男性用コーデを紹介します。
何を着ていけばよいか悩む方は、以下の組み合わせを参考にして見て下さい。

①【春編】ジャケット+シャツ+スラックス

最も無難で真面目に見える組み合わせです。
無地のもので、シャツは白色、ジャケットは黒色、スラックスはジャケットと色の合うグレー系かブラウン系を選びましょう。

②【夏編】シャツまたはポロシャツ+スラックス

夏はジャケットなしのシャツとスラックスだけでOKです。
シャツは白色かブルー系、スラックスは、グレー系かブラウン系が無難です。
夏なので汗をかきにくい、通気性の良いものを選びましょう。

③【秋編】ジャケット+ニット+シャツ+チノパン

朝晩冷え込む秋は、白いシャツの上にニットのセーターを着てもOKです。
色は黒か紺がおすすめです。
チノパンはベージュ系かグレー系を選びましょう。

④【冬編】トレンチコート+ニット+シャツ+チノパン

冬は、上記の秋ファッションの上にコートを羽織りましょう。
但し、屋外のみで、会社の建物に入る時はコートを脱ぐようにしましょう。

4.【女性編】インターンで好印象な私服を紹介

女性はバリエーションが多いので服選びも大変ですが、基本は男性と一緒です。
派手な色や柄は避け、清潔感のあるものを選びましょう。

(1)女性のオフィスカジュアルおすすめアイテム

女性の場合は、上はブラウスにジャケットかカーディガン、下はスカートでもパンツでも構いません。ワンピースでもOKです。
注意点はアクセサリーを着けすぎたり、露出が多すぎたり、派手すぎたりしないことです。

①モノトーン・パステルカラーのアイテム


服装の色は、モノトーンやパステルカラー、アイボリーなどシンプルなものを選びましょう。
基本的に柄物はNGです。

②パンプス


黒やブラウン、ベージュ系のカラーで、ヒールは低いものを選びましょう。

③ストッキング


肌の色に近いベージュのストッキングが無難です。
伝染した時のために、予備のストッキングの用意も忘れずに持参しましょう。

④白シャツ


トップスは清潔感のある白がベースです。
淡いブルーやベージュなど、パステル系も派手でなければOKです。

⑤ワンピース


黒やオフホワイトなど、ビジネス用のワンピースを選ぶようにしましょう。

⑥カーディガン・ニット


落ち着いた、優しい色のカーディガンやニットをチョイスしましょう。

⑦ブラウス


白色やパステルカラーなど清楚なものを着用してください。
フリルが付いたものや、透けて見えるものは避けましょう。

⑧タックパンツ


シャツやブラウスに合わせて、黒やブラウン系のものを選びましょう。
清楚に見える、シンプルなデザインが基本です。

⑨トレンチコート


寒い冬場には、ベージュや黒のトレンチコートがおすすめです。
但し、着用は外だけで、建物に入る時はコートを脱ぎましょう。

⑩バッグ


バッグは、黒系かブラウン系、ベージュ系など落ち着いた色合いのもので、A4ファイルの入るトートバッグを選びましょう。
赤色やピンク、白などファッションイメージの強いものは、ビジネスシーンにはふさわしくありません。

⑪黒髪


髪は黒髪が基本です。
前髪が目にかからないように、ピンやスプレーで固めておきましょう。
また、顔全体を明るく見せるためにも、サイドの髪の毛は耳にかけましょう。

(2)女性のオフィスカジュアルNGアイテム

では逆に、どのようなアイテムがNGとなるのでしょうか。
ここでは、オフィスカジュアルではNGとなるアイテムを紹介します。

①オフショルダートップス


肌が露出するオフショルダートップスは、ビジネスシーンには不向きなので、避けるようにしましょう。

②デニム素材


ジーンズやデニムスカートなど、デニム素材はビジネスシーンでは不適切です。

③ビビッドカラーのアイテム


派手なカラーのものは、オフィスシーンにはふさわしくありません。
モノトーンか淡い色のアイテムを選びましょう。

④帽子


帽子はどんなタイプのモノでもNGです。
オフィスカジュアルの服装にもマッチしないので避けてください。

⑤リュック・バックパック


リュックはカジュアルすぎるのでビジネスシーンではNGです。
手で下げるタイプのものを選びましょう。

⑥金髪・茶髪


金髪・茶髪は企業で最も嫌われます。
髪は染めずに、黒髪で臨みましょう。

(3)女性のオフィスカジュアルおすすめコーデ

では、ここからはインターン面接におすすめの女性用コーデを紹介します。
何を着ていけばよいか悩む方は、以下の組み合わせを参考にして見て下さい。

①【春編】シャツ+フレアスカート

白や淡い色のシャツと、膝丈のフレアスカートの組み合わせて、爽やかなイメージを演出しましょう。
フレアスカートの色は、淡いピンクやブルー系など春らしい色がおすすめです。

②【夏編】ブラウス+タックパンツ

夏は、白色をベースに涼しい素材のブラウスを選びましょう。
スリムですっきりと見えるタックパンツと合わせると、暑い日でも快適に過ごせます。

③【秋編】ワンピース+ジャケット

秋は淡い色のワンピースと、黒やブラウンなどの濃い色のジャケットを組み合わせるのがおすすめです。
スマートで活動的な印象を残せます。

④【冬編】トレンチコート+ニット+シャツ

冬はシャツの上にニットを着るのがおすすめです。
スカートやパンツに合わせて、派手すぎないカラーを選びましょう。
外ではトレンチコートを着て寒さを防ぎましょう。

5.まとめ

いかがだったでしょうか。
インターン面接とはいえ、将来、一緒のオフィスで働く人を選ぶことになるので、企業のチェックも厳しくなります。

採用担当者に好印象を残せるように、服装のビジネスマナーはしっかりと押さえておきましょう。

特に、「面接には私服でお越しください」とあった場合のオフィスカジュアルは注意が必要です。
企業の社風に合わせて、ふさわしい服装をチョイスしてください。

いずれにしても、会社は働く場所なので、相手に不快感を与えない、清潔感のある、きちんとした身なりをするのが基本です。
社会人として恥ずかしくない、T.P.O(時、場所、場面)をわきまえた服装で、インターン面接に臨んでください。

                     

ABOUTこの記事をかいた人

大手外資系広告代理店でコピーライタ、クリエイティブ・ディレクターを経験。国際的な広告賞も数々受賞。