就活で印象が良くなるパンプスの選び方

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就職活動をする女性にとって、毎日履くことになるパンプスやリクルートシューズ選びはとても重要です。なぜなら靴はリクルートスーツの着こなしや見た目と同じくらい、人の印象に影響を与えるアイテムだからです。

そのため就活で使うパンプスを選ぶ際は、自分が最もスマートに、そしてしっかり大人の女性として見えるパンプスを選ぶことが重要です。

また、学生時代には毎日パンプスを履くこともないので、就活生の中には、靴擦れをしたり、足が痛くなってしまう人も多くいます。

自分の将来を決める大切な就活で、パンプスが合わなかったことが原因で実力を発揮できなかったというのは、あまりにも残念なことです。

今回は、就活で印象が良くなるパンプスの選び方を、機能面についても触れながら説明します。「自分の足に合うこと」、「就活マナーを押さえていること」という2つの基準を元に、就活で使うパンプスを探しましょう!

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1.就活で使えるパンプスの選び方


まずは、就活で使えるパンプスの選び方のポイントを3つご紹介します。

(1)革素材・黒のパンプスを選ぶ

就活用のパンプスは革素材のものを選びましょう。

パンプスには、エナメルや布さらにはベロアなどさまざまな素材で作られています。また、就活生の中には、エナメル素材のパンプスを履いている人も稀に見かけます。もちろん、パンプスが革でないからといって不採用になることはありません。

ただ、就活生のパンプスで万人ウケするのは圧倒的に「革素材のパンプス」です。革素材はリクルートスーツと相性が良く、スカート・パンツを問わず似合うという特徴があります。また、身長や体型を問わず、スマートで堅実な印象を与えます。

そして当然ですが、カラーは黒色がおすすめです。リボンや花など、飾りなどがついていないものを選びましょう。

(2)先端が丸いパンプスを選ぶ

就活ではつま先が丸いパンプスがおススメです。

最近のファッショントレンドでは、先端が尖ったデザインのパンプスが人気です。そのため、ビジネスウーマンの中には先端が尖っているパンプスを履いている方も多いです。
しかし、就活において先端が尖ったパンプスは、カジュアルな印象を与えてしまいます。

プライベートのファッションでは先端が尖ったスタイリッシュなパンプスが好きな人でも、就活時は先端が丸いものを選びましょう。

(3)10,000円前後のパンプスがおすすめ

革製のパンプスでおススメなのは「1万円前後のパンプス」です。

就活で使うパンプスは大型スーツ店を始め、たくさんのファッションショップや靴屋さんで販売されています。そのため、就活用のパンプスと行ってもお店によって幅広い価格帯のパンプスが売られています。

就活で使うパンプスは、概ね1万円を下回るとクッション性がもろく、足が擦れやすいものが多くなります。

必ずしも高額なパンプスが良いとは限りませんが、革素材のパンプスであれば相場から考えて、10,000円前後のものを購入すると、高い確率で高品質なパンプスが見つかるでしょう。

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2.ストラップ付きのパンプスの選び方


ストラップ付のパンプスは、歩いている時に足が動かないため、靴擦れをしにくく、履きやすいという特徴があります。ここでは、ストラップ付きのパンプスの色や購入時にチェックすべき点について説明します。

(1)カラーは黒色を選ぶ

ストラップ付きのパンプスの場合も、カラーは黒色を選ぶようにしましょう。

特に、ストラップ付きのパンプスにはエナメル製の商品が多いこともあり、お店からエナメル素材を勧められることが稀にあります。

しかし革製のパンプスを選んでおいた方が無難な選択です。

(2)ストラップが足に食い込まないかチェック

先ほど、ストラップがあると足が動きにくく靴擦れをしにくいメリットがあることを説明しましたが、場合によっては、ストラップが靴擦れの原因になってしまう可能性もあります。

なぜならパンプスの横幅が合っていない場合、ストラップが靴の内側に入り込んでしまうためです。

従って、たとえ靴のサイズが合っていたとしても、必ず一度クツをはいてみて、ストラップが内側に入り込まないかチェックすることをおすすめします。

また就職活動ではよく歩くため、夕方になると徐々に足がむくみ、足のサイズも大きくなります。パンプスを買いに行く時間帯を、最も足が大きくなる夕方に合わせておくとピッタリのサイズを見つけやすくなるでしょう。

(3)試し履きをして、店内を歩いてみる

靴は「履いただけの状態」と「実際に歩いたときの状態」では、履き心地に違いがあります。そのため、買う前は必ず試し履きをして、店内を歩いてみましょう。

靴を購入する時に「お店で試履したのに実際に履いてみると足に合っていなかった」というのはよくあることです。実際に歩いてみて、サイズ感を確実に確かめるようにしましょう。

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3.ヒールの高さは何センチまでOK?


続いて、パンプスのヒールの高さについて説明します。
就活のセミナー・説明会などで「ヒールは高すぎず低すぎないのがポイント」等とよく言われますが、実際にはどうなのでしょうか?ここでは具体的なヒールの高さについてご紹介します。

(1)ヒールの高さは3~5センチがおすすめ

就活パンプスのヒールは3~5センチのものが最適です。

足が痛くなることを避けるためにペタンコヒールのパンプスを選ぶ方もいますが、ヒールがないとどうしてもカジュアル感が出てしまい、リクルートスーツの見栄えが悪くなってしまいます。

そのためヒールに履き慣れていない方は、就活スタートまでに3センチ程度の低いヒールで、履き慣らしておくとよいでしょう。

逆に、プライベートで5センチ以上のパンプスを履いてきた方は、3~5センチヒールになると、物足りなさを感じやすいと思います。最大5cmぐらいのヒールまでは許容範囲なので、5cmのヒールを探して事前に履き慣らしておくと良いと思います。

(2) ウェッジソールは避けること

就活パンプスの中には、安定した履き心地になることから、「ウェッジソールタイプ」も販売されています。

しかし、靴底が分厚いウェッジソールだとカジュアルな雰囲気になり、堅実な印象ではなくなります。

ヒールに慣れていない方でも、可能な限り「ウェッジソール」を避けて、就活前から低いヒールを履いて練習する方がおススメです。

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4.就活で悪印象な「パンプス」NG例


最後に、就活で悪印象な「パンプス」のNG例を3つご紹介します。

(1)エナメル素材のパンプス

冒頭でも説明した通り、就活で使うパンプスでは、エナメル素材は避けましょう。

なぜならエナメル素材は派手な見た目を演出してしまうため、面接官に不まじめな印象を与えてしまう可能性があるためです。

(2)ヒールの高さが5センチ以上のパンプス

こちらもおさらいになりますが、就活パンプスのヒールの高さが5センチ以上のものはNGです。

ヒールが高くなるとスラっとして見えると思われがちですが、堅いイメージがあるリクルートスーツとは合いにくく、派手で不まじめな印象を与えてしまい可能性があります。

先述した通り、ヒールの高さは3~5センチのものを選びましょう。

(3)かかとが削れている、側面が擦れているパンプス

パンプスはデザインや形だけでなく、清潔感も大切なので、かかとが削れてしまっていたり、側面が擦れているパンプスはやめましょう。

もちろん就職活動でずっと慣れないパンプスを履いていると、どうしてもかかとが削れてしまったり、側面が擦れてしまったりするものです。

しかし足元の印象が良くないと、メイクやスーツに問題がなくても、だらしない印象になってしまいます。

毎日長い距離を歩く就活生にとって、多少の傷みは仕方のないことですが、できるだけ砂利道や溝の近くを避けて歩くように意識したり、たまには靴を磨いたり、さらには代わりのパンプスを用意するなど工夫することで傷みを最小限に抑えることができます。

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5.まとめ

今回は、就活で印象が良くなるパンプスの選び方についてご説明しました。

まず、就活で使えるパンプスのポイントは、「革素材・黒色」「先端が丸い」「10,000円前後の価格」です。

これらのポイントを押さえたパンプスを選べば、就活で不利になることはありません。

そして、一番気をつけたいのは、「履き心地が良いか」という部分です。足に合わないパンプスを選んでしまうと、靴擦れを起こしたり、マメができやすくなります。

お店で必ず試履をして、実際に店内を歩いて見るようにしましょう。実際に歩いておくと、購入後のサイズミスも少なくなります。

就活で使うパンプスとして避けたいのは、「エナメル素材」「ウェッジソールタイプ」「5cm以上のヒール」「傷んだヒール」です。

これらのパンプスは就活向きではないので、誤って購入しないよう注意しましょう。

就活用のパンプスを探すときは、万人ウケするベーシックなもの、そして素材が上質で長く使える、傷みにくいものを選ぶことをおすすめします。

「オシャレは足元から」とよく言われるように、足元から堅実にして、就活ではしっかりとした印象を与えましょう!

                     

ABOUTこの記事をかいた人

大学卒業後、教育系中堅広告代理店で高校教員、大学職員、企業人事と協力して、若者の進学・就職支援事業に従事。 現在は、新人教育・新人研修・採用・コンサルを行う。また、若者の就職、仕事に関する記事の作成を中心に執筆活動も行う。