就活面接で評価されやすい自己PRの例文を紹介!

自己PRは、就活の面接で必ず聞かれる質問の一つですが、どういった形式で、どんな答え方をすれば評価されやすいのかは分かりにくいものです。

今回の記事では、面接で評価されやすい自己PRの基本形を2つ紹介したうえで、アピールしたいポイント別の自己PR例文を合計12文紹介します。

1.自己PRを質問する面接官の2つの狙い


面接では、必ずといっていいほど質問される自己PRですが、面接官は、自己PRでどのような部分を見ているのでしょうか。

まずは、自己PRで面接官がチェックしている2つの要素について説明します。

(1)頭のキレを見る

面接官は、自己PRの「エピソードの選び方」「簡潔さ・分かりやすさ」といった部分から、頭のキレを判断しています。

自己PRのエピソードの選び方には、「自分がどんなエピソードを語れば、有効なアピールに繋がるのか」を理解しているかどうかが反映されます。

また、簡潔にエピソードを伝えるためには、話の要点を掴み、構成する論理的思考力の高さが反映されます。

面接官は、上記2つの部分から、学生の「頭の回転スピードや論理的思考力の高さ」を見ています。

◆チェックポイント
自分のアピールに有効なエピソードを選べているか?
エピソードを簡潔に分かりやすくまとめられているか?

(2)人柄を見る

面接官は、「自己PRの語り方・口調」や「語る雰囲気(態度、顔つき、声)」から人柄を判断しています。

自己PRは、自分の強みをアピールする内容なだけに、語り方や語る雰囲気に人柄が現れやすくなるため、口調の強さ・弱さ、言い回しの使い方、表情、態度などから、学生の素の人柄を見ようとしています。

◆チェックポイント
・語り方や口調は強いか弱いか
・どんな態度、表情で話しているか
・どんな言い回しを使っているか

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2.面接官に好印象な自己PRの基本型


では、自己PRは、どのように考えれば面接官に好印象を与えられるのでしょうか。

ここでは、自己PRの基本的な構成の仕方について2パターン紹介します。

(1)「アピールしたい能力2個を簡潔に述べる」 + 「経験談」 + 「志望動機に繋げる」

自己PR基本形の一つ目は、アピールしたい「能力」を主軸に構成するパターンです。

このパターンは、自分が偏ったタイプだと思われがちな人におすすめです。

例えば、体育会に所属していた人は、面接官から見ると「『忍耐力』はありそうだけど、『論理的な思考』はできるのか」といったように、偏った見方をされてしまいがちです。

そこで、「忍耐力」と「分析力」など、互いに独立した能力を掛け合わせることで、「ただの◯◯」だと思わせない効果が得られ、自己PRの内容に深みを持たせることができます。

◆例文
私の強みは、忍耐力と分析力です。

学生時代はサッカー部に所属していたので、辛い練習などに耐え、さらに強くなろうとする忍耐力は私の最大の強みです。

一方で、チームの筋トレを考える役割として、各メンバーの弱い箇所を分析し、個別トレーニングを導入する取り組みを行いました。

広告代理店であれば、私の強みである最後まで仕事を手放さない忍耐力と、問題点を見つけ改善に繋げる分析力を活かせると思っています。

(2)「アピールしたい『価値観』を一つ述べる」 + 「経験談」 + 「志望動機に繋げる」

自己PR基本形の2つ目は、アピールしたい「価値観」を主軸に構成するパターンです。

このパターンは、過去の経歴から突出したアピールポイントを引き出しにくい人におすすめです。

例えば、これまで何か大きな実績を残した経験のない人や、特徴的な経歴を持っていない人は、面接官から見ると「他の学生と何ら変わらない」といったように、凡庸な評価をされてしまいがちです。

そこで、これまで生きてきた中で培った価値観を一つ述べることで、実績や経歴では見えなかった、学生の特徴が具体的に見えるようになる効果があります。

◆例文
⇒私が大事にしている価値観は、「常に自分の意思を持って生きること」です。

それは、周囲の人たちの人生選択とその後の推移を見る中で、感じました。

私の周囲には、高校・大学の進学や部活動を、友達や親の勧めで選択する人が多くいました。

彼らも当初は問題なく過ごしていましたが、人生選択を他人に委ねた人たちは、いつも目が虚ろで、苦しい場面が訪れると、大半が耐えきれずすぐに辞めていきました。

私は、仕事中にも、自分の意思が問われる広告代理店で働くことで、この価値観を活かしていきたいと思っています。

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3.【タイプ別】自己PR例文一覧

ここからは、自己PR例文をアピールしたい項目別に紹介していきます。

(1)協調性をアピールする場合


就職活動で評価される「協調性」とは、異なる背景を持つ相手とチーム内で協力し、目標達成に向けて取り組める能力です。

協調性を自己PRに使う場合は、単純に「仲良くできる」「調和を乱さない」といった表現は避けるようにしましょう。

①【例文1】「能力」を軸にした協調性の自己PR


私の強みは、「協調性」と「集中力」です。学生時代は、サッカー部に所属しており、左バックを務めていたので、たとえ目立たなくとも、司令塔の指示を受けてチームにとって最も良い位置にポジショニングすることを意識していました。

一方で、トレーニングの面では、筋トレを考える役割を提案し、自ら務めました。各メンバーの弱い箇所を分析し、個別トレーニングを導入するといったように、主体的に活動しました。

②【例文2】「価値観」を軸にした協調性の自己PR


私が大事にしている価値観は、「常にチームに尽くすこと」です。それは、高校時代のバレーの経験で身についたことです。

私は背が低かったので、リベロを任されていましたが、高校1年の私は、目立ちたいがために可能な範囲で、スパイクを打とうとするなど、個人プレーに走ってしまっていました。

見かねたコーチが私に「センターだけがエースじゃない。リベロのエースに成れるのはあなただけ」と言われて、自分の役割を全うすることがチームのためになるんだと確信しました。

◆ポイント
・就活で評価される「協調性」とは、異なる背景を持つ相手とチーム内で協力し、目標達成に向けて取り組める能力のこと
・「仲良くできる」「調和を乱さない」といった表現は避ける
・「協調性」の要素には、「集中力」「忍耐力」といった部分が不足しているので、組み合わせてアピールすると効果的

(2)責任感をアピールする場合


就職活動で評価される「責任感」とは、当事者意識を持って取り組み、「結果」に対して責任をもつことです。

責任感を自己PRに使う場合は、単純に「誰よりも努力した」「遅くまで残った」といった表現は避けるようにしましょう。

①【例文3】「能力」を軸にした責任感の自己PR


私の強みは、「責任感」と「柔軟性」です。学生時代は、学園祭の実行委員を務めていて、スケジュールが押していた中でも自分の役割は学園祭を成功させることだと思って、リーダーではなかったものの、メンバーに指示を出して、間に合わせることができました。

一方で、学園祭当日に予定していたタレントが急に来れなくなった際には、twitterでバンドやお笑いをやっている学生を募集し、なんとかスケジュールに載せて空きなく進めることが出来ました。

②【例文4】「価値観」を軸にした責任感の自己PR


私が大事にしている価値観は、「自分が決めたことは、最後までやり遂げること」です。それは、部活と学業の両立をする中で感じました。

私の高校は、偏差値によって特進学科・教養学科・普通学科の3つに分かれていたのですが、体育会学生としては初めて、特進学科に入学しました。

成績が悪化したときは、特進学科の先生方から部活を辞めるように諭されることもありましたが、自分で決めたことだからと思い、最後までやり遂げました。

結果的に、成績はあまり回復しなかったものの、力を入れていた部活動で結果を残せたことが大学進学に繋がり、今に至ります。

◆ポイント
・就活で評価される「責任感」とは、当事者意識を持って取り組み、「結果」に対して責任をもつこと
・単に「誰よりも努力した」「遅くまで残った」といった表現は避ける
・「責任感」の要素には、「柔軟性」「発想力」といった部分が不足しているので、組み合わせてアピールすると効果的

(3)向上心をアピールする場合


就職活動で評価される「向上心」とは、常に、ベターな方法を考え、+αの価値を生み出せることです。

向上心を自己PRに使う場合は、単純に「結果の伴わない取り組み」「目的意識のない取り組み」などの表現は避けるようにしましょう。

①【例文5】「能力」を軸にした向上心の自己PR


私の強みは、「向上心」と「協調性」です。私は、大学時代、大学が運営している「海外留学生が暮らす寮」の管理を行っていました。きっかけは、将来海外で働くために、大学時代から他国の人たちとコミュニケーションを取れる環境に慣れていきたいと思ったためです。

運営する中では、国文化の違いによる留学生同士のトラブルや、食事の提供方法など、様々な問題が生じましたが、一緒に運営を手伝ってくれた5名の留学生・日本人の友達と話し合いながら、問題を解決していきました。

②【例文6】「価値観」を軸にした向上心の自己PR


私が大事にしている価値観は、「現状に満足しないこと」です。それは、高校でのサッカーの経験で感じました。

私は、中学でサッカーをはじめましたが、入学当初は、全くレギュラーに入ることができず、サポートに回ることがほとんどでした。しかし、サポート役に回る中で、監督がレギュラー選手に伝える戦術の話を盗み聞きして、監督が欲しい選手像を理解するように務めました。

監督のイメージを自分のプレーに活かすことで、監督が自分を評価してくれるようになり、レギュラーに入れるようになりました。この体験の中で、現状に満足せず、現状の中でできることを常に探す姿勢が大切なのだと感じました。

◆ポイント
・就活で評価される「向上心」とは、常に、ベターな方法を考え、+αの価値を生み出せること
・「結果の伴わない取り組み」「目的意識のない取り組み」などのアピールは避ける
・「向上心」の要素には、「協調性」「コミュニケーション能力」といった部分が不足しているので、組み合わせてアピールすると効果的

(4)忍耐力をアピールする場合


就職活動で評価される「忍耐力」とは、自分で立てた目標が、達成困難な状況に陥っても投げ出さないことです。

忍耐力を自己PRに使う場合は、単純に「嫌いなことでも続けられる」「目的のない作業を続けられる」などの表現は避けるようにしましょう。

①【例文7】「能力」を軸にした忍耐力の自己PR


私の強みは、「忍耐力」と「分析力」です。学生時代はサッカー部に所属していて、入学時はエースとして入学したものの、同級生たちに抜かれてしまい、ベンチ入りしてしまった時期がありました。それでも地道に練習を続けたことで、3年目にはレギュラーに戻れるようになりました。

一方で、チームの筋トレを考える役割として、各メンバーの弱い箇所を分析し、個別トレーニングを導入する取り組みを行いました。

広告代理店であれば、私の強みである最後まで仕事を手放さない忍耐力と、問題点を見つけ改善に繋げる分析力を活かせると思っています。

②【例文8】「価値観」を軸にした忍耐力の自己PR


私が大事にしている価値観は、「何事も、納得がいくまでは絶対に辞めないこと」です。それは、高校時代のサッカーの経験で感じました。

私は、全国高校サッカーに出場することが夢でしたが、どこからもスポーツ特待を受けることができずスポーツで高校に進学することができませんでした。

それでも夢を諦めきれなかったので、勉強して憧れの強豪A高校に入ることができ、監督に直談判して入部することができました。

入学当初は、特待生相手にかなうわけもなく、サポート役に回ってばかりでしたが、サポート役に回る中で、監督がレギュラー選手に伝える戦術の話を盗み聞きして、監督が欲しい選手像を理解するように務めました。

監督のイメージを自分のプレーに活かすことで、監督が少しずつ自分を評価してくれるようになり、3年の後半からは、レギュラーに入れるようになりました。この経験から、仕事でも、納得がいくまで、絶対にやめることなく、現状でできることに前向きに取り組んでいきたいと考えています。

◆ポイント
・就活で評価される「忍耐力」とは、自分で立てた目標が、達成困難な状況に陥っても投げ出さないこと
・「嫌いなことでも続けられる」「目的のない作業を続けられる」などのアピールは避ける
・「忍耐力」の要素には、「協調性」「コミュニケーション能力」といった部分が不足しているので、組み合わせてアピールすると効果的

(5)行動力をアピールする場合


就職活動で評価される「行動力」とは、自ら目標を作り、その達成のために自発的に取り組めることです。

行動力を自己PRに使う場合は、単純に「色んなことに挑戦できる」「目的意識のない行動」といった表現は避けるようにしましょう。

①【例文9】「能力」を軸にした行動力の自己PR


私の強みは、「行動力」と「論理的思考力」です。私は昨年、6ヶ月間マーケティング会社で営業のインターンを行いました。マーケティングツールの法人契約を獲得する仕事で、私は最後の1ヶ月間で5件の契約を獲得することを目標として上司に提示しました。

目標を達成するために、自分に不足していることを「相手企業について知ること」「自社ツールの価値を相手に合わせて伝えること」だと感じ、「過去に取引のあった先輩に営業先について質問する」「営業先の事業内容、経営状況について調べる」など営業先の分析を細かく行うようになりました。

結果的に最後の月は、7件の契約を獲得でき、企業に大きく貢献することができました。

②【例文10】「価値観」を軸にした行動力の自己PR


私が大事にしている価値観は、「何事も、一度は取り組んでみること」です。それは、大学時代の営業インターンで感じました。

私は、それまで人と話すことが苦手だと感じていたため、営業は向いていないと考えていましたが、営業インターンに取り組む中で、他のインターン生の中で最も多く契約が取れたことから、相手が求めていることを考え、提供することに向いているのではないかと思うようになりました。

このように、自分が向いていない・苦手だと感じることでも一度取り組んでみることで、自分の得意分野を広げたり伸ばすことができるのだと知りました。御社でも、苦手意識を持つことなく、幅広い業務に携わりたいと考えています。

◆ポイント
・就活で評価される「行動力」とは、自ら目標を作り、その達成のために自発的に取り組めること
・単に「色んなことに挑戦できる」「目的意識のない行動」といったアピールは避ける
・「行動力」の要素には、「論理的思考力」「分析力」といった部分が不足しているので、組み合わせてアピールすると効果的

(6)計画性をアピールする場合


就職活動で評価される「計画性」とは、目標に対して逆算して取り組めることです。

計画性を自己PRに使う場合は、単純に「計画を立てるのが得意」「準備を怠らない」といった表現は避けるようにしましょう。

①【例文11】「能力」を軸にした計画性の自己PR


私の強みは、「計画性」と「コミュニケーション能力」です。私は大学時代、学園祭実行委員に所属しており、渉外担当としてスポンサー企業や出演タレントとのスケジュール管理を任されました。

例年の傾向を見て、直前キャンセルやスケジュール変更があったため、スポンサー企業や出演タレントには、バッファーを見てスケジュールを伝えておき、スケジュール変更に対応できるように準備を進めました。

それでも、不測の事態が起きてしまってキャンセルや急な出演依頼が必要な場面が出てしまった場合には、直接出向いて謝罪に向かいました。謝罪では言葉を選んで丁寧に申し訳ない旨をお伝えし、次年度も継続的に提供や出演依頼を受けることが出来ました。

②【例文12】「価値観」を軸にした計画性の自己PR


私が大事にしている価値観は、「常に、ゴールから逆算して計画的に目標を達成すること」です。それは、高校時代のサッカーで身につきました。

私は、左バックのポジションだったものの、技術力が自分よりも高いライバルが3人いて、なかなかレギュラーに上がることが出来ませんでした。

それでも、3年の高校サッカー選手権・県予選に出場するために、2年の冬から計画的に個人練習を始めるようにしました。

まずは、「ライバルたちよりも、自分が上回れる可能性が高く」かつ「監督から評価を得やすい能力は何か」について考え、「試合の後半でもバテない体力」だと仮定しました。

次に、体力をつけるために、陸上部の友人に練習方法について相談しメニューを組み立てました。冬は、遅いペースのジョギングからスタートし、春には、短いインターバルトレーニングを取り入れました。

最終的に5月頃の練習から、監督に声をかけてもらえるようになり、練習試合でスタメンに入れてもらえるようになり、8月の県予選にも出場できました。

仕事でも、ゴールから逆算して必要なことに取り組む姿勢を活かしていきたいと考えています。

◆ポイント
・就活で評価される「計画性」とは、目標に対して逆算して取り組めること
・単に「計画を立てるのが得意」「準備を怠らない」といったアピールは避ける
・「計画性」の要素には、「コミュニケーション能力」「協調性」といった部分が不足しているので、組み合わせてアピールすると効果的

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4.まとめ

就活面接で評価されやすい自己PR例文について、合計12文を紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

自己PRを考える際には、今回紹介した「強み2つ+経験談+志望動機に繋げる」もしくは「価値観+経験談+志望動機に繋げる」のいずれかの形式に当てはめて考えると評価されやすい自己PRに仕上がるでしょう。

これまで経験したこの中で、最も自分の良さをアピールでき、かつ企業の求める人材にも当てはまるピッタリのエピソードを探してみて下さい。

                     

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