【例文あり】 面接官の経験者が、「評価される自己PR」を解説!

自己PRは、 面接で必ず聞かれる質問でありながら、答え方がとても難しい質問です。私は、広告代理店の人事担当の経験もあり、これまで多くの学生さんの自己PRを聞いてきましたが、中には自己PRとして疑問の残るものもありました。

今回は、これまで私が面接官として思わず唸ってしまった、まさに「採用したくなる自己PR」の事例を中心に、採用担当が評価する自己PRの答え方についてご紹介します。

1.面接官は自己PRで何を見ているのか?


面接官が自己PRを評価する上でもっとも大切にしているポイントは、「自分自身を売り込むことができているか」という点です。

「自分を売り込む」という行為は、自己主張の強い人や、営業マンがすることだと考えている人も多いかもしれませんが、決してそんな事はありません。

クライアント(お客さん)とのやり取りや、初対面の人と同じチームになりプロジェクトを進める時など、営業以外の社内スタッフになる人でも自分の主張を伝えられなければ、仕事を円滑に進めることができません。

興味がわかない自己PRの場合、仮に一緒に社内で働いたとしても円滑なコミュニケーションや仕事のやり取りが出来ないと判断をされ、面接の序盤で面接官からの印象を悪くしてしまう可能性があります。

そのため自己PRは、面接官の印象を掴むための重要な部分だといえます。

2.面接時の自己PRの長さはどれくらいが適正なのか?


続いては、面接時の自己PRの長さについてご説明します。
自己PRの長さで大切なポイントは、「簡潔に、分かりやすく伝える」ということです。

私がこれまで面接官をしてきた中では、10分近くの自己PRをしてくれた学生さんもいましたが、そういう方への評価はあまり高くありません。なぜなら、自己PRの内容は自分の成功事例が中心になるため、話が単調になりやすく、飽きてしまうからです。

一方で、自己PRが30秒程度で終わってしまう場合も、印象が良くありません。自分の学歴や所属したサークルやバイト等しか答えなかった場合は、最も聞きたいアピールポイントが相手に伝わらないからです。

従って、自己PRの長さは1~3分程度が適正な長さです。

また、自己PRの内容を広げすぎてしまうと、まとまりがなくなってしまうため、「自分を一言で表すと○○です」というようなコンセプトをあらかじめ決めておくと、話しやすくなると思います。

自己PRの構成としては、以下のような流れで事前準備しておくと話しやすくなります。

【自己PR準備の流れ】
 1.自分を一言で表すと何か。(積極的、負けず嫌い、協調性が高い、など)
 2.なぜ、1で述べたように言えるのか?(理由)
 3.具体的にどんなエピソードがあったのか?
 4.そのエピソードは自分にどんな変化をもたらしたのか?
 5.これまでの流れを受けて、最後に1の結論を改めて述べる

以上の流れで自己PRを的確に伝えられれば、面接官の興味を引くことができ、評価が高まる可能性がありますし、その後の面接もポジティブな空気で進められるハズです。

3.自己PRは履歴書と同じで問題ないのか?


結論を言えば、履歴書と同じ自己PRでは良くありません。
ほとんどの面接官は、履歴書またはエントリーシート(ES)を手元に持っており、それらを見ながら面接に臨んでいます。

従って、履歴書・ESと全く同じ返答が返ってきた場合、面接官は「一生懸命暗記したのだろう」もしくは「読めばわかる」といった印象を持ちます。

実際、私が面接官をしていた時にも、履歴書・ESそのままの自己PRを話してくれる学生さんがもいましたが、覚えてきたことを一生懸命に発表しているように見え、気持ちが全く伝わりませんでした。

さらに言えば「この人はどこの企業でも、同じ自己PRを繰り返し言っているのだろう」と感じ、マイナスの印象さえ持ちました。

面接官を経験してきた人の立場から言いますと、履歴書と同じことしか言えないのであれば、極論会う必要がないと私は考えています。

面接官と応募者の接点は、「履歴書」から始まり、面接官は「履歴書」の内容を確認して興味を持った人に会って詳しく話を聞くために面接に呼びます。

しかし、実際に会ってみて履歴書と同じ回答をしてしまうと、「履歴書に書いた内容しかアピールポイントがない人」という印象を与え、不採用になる可能性が高くなってしまいます。

履歴書を見て興味を持ってくれた面接官に対して、更に自分の魅力を伝えるという意識で自己PRを話すと評価されやすいといえます。

4.【例文あり】タイプ別の自己PR回答例


ここからは、それぞれ個人が持つ強みごとに、アピールに適した例文をご紹介します。ちょっとした変化を加えるとすべての人が活用できる例文なので、自己PRに困ったときは、以下の例文を参考にすると良いでしょう。

(1)責任感をアピールしたい場合

◆向いている人:
高校や大学での実行委員や、バイト先などでリーダーを務めることが多かった人
◆エピソード例:
私は、大学1年の時から居酒屋のバイトを4年間続けてきており、この1年は、ホールのまとめ役を任されるようになりました。リーダーに指名されてからは、純粋なホールの仕事に加えて、仲間のスケジュール管理や仕事量の配分調整などを担当しました。自分のチームで人員ミスや仕事の遅れが出るとお店全体に迷惑がかかるので、仕事の厳しさを実感するとともに仕事に対する責任感を身につけることができました。
◆評価を得やすい職種:
アカウント・エグゼクティブ、経理・予算管理など
 

(2)協調性をアピールしたい場合

◆向いている人:
部活動などで、チームワークの中で活動した経験がある人
◆エピソード例:
サッカーを小学校からずっと行っており、チームでは試合に出たり出れなかったり不安定な立場で、ポジション争いなどもあったのですが、自分が試合に出られないときも「私が出て試合に負けるなら、仲間が出て試合に勝つ」ことを目標に、チームの為に物事を考えることが出来ることです。
◆評価を得やすい職種:
PR担当、サービス業など

(3)積極性をアピールしたい場合

◆向いている人:
インターンや部活など、一つのことに熱心に取り組んだ経験がある人
◆エピソード例:
過去にフレンチレストランで10日間実習を致しました。華やかなイメージがありましたが、地味な仕事が多く体力も必要でした。せっかく現場で働かせていただいたので早めに出勤をしたり、自ら先輩スタッフに話しかけ、仕事のコツやわからないことを質問することによって最後には仕事を一任してもらうことができました。
◆評価を得やすい職種:
媒体担当、サービス業、営業など
 

(4)観察力をアピールしたい場合

◆向いている人:
物事を客観的に見ることが出来る人
◆エピソード例:
飲食店のバイト先で後輩の顔を見たときに体調が悪そうだったので声をかけてあげると、高熱があったが、言いにくいため休めなかったと言われ、一緒に上司に相談をして早退をさせてあげることが出来た。また、ちょっとした変化でも気づくことが多く、上司が機嫌が悪いときに出す癖が出た際にはスタッフに共有をしてみんなで注意をして、スタッフが八つ当たりなどをされないように心がけていました。
◆評価を得やすい職種:
マーケティング職、営業など
 

(5)継続力をアピールしたい場合

◆向いている人:
同じ作業を淡々と行うことが出来る人
◆エピソード例:
私はパソコンを打つのが非常に苦手でした。しかし、大学では授業でパソコンを使うことが多く、このままではいけないと思い毎日タイピングの時間を1時間使用していました。タイピングは最初からできる人はほとんどいませんが、毎日継続して行うことにより、今では10分で1,500文字を打てるようになりました。最初のうちはなかなかスピードが上がらずに投げ出しそうになりましたが諦めずに毎日コツコツ続けることで出来るようになったことが何より自信になります。
◆評価を得やすい職種:
SP(セールスプロモーション)職、マーケティング職など

5.まとめ

いかがだったでしょうか?
今回は、実際の人事採用担当の視点から、自己PRの例文を中心に適切な答え方について紹介してきました。

まず、面接官は自己PRで、「自分の強みを捉え、的確に売り込むことができるか」というポイントを見ています。そのため、自己PRの長さの目安は1~3分程度で、わかりやすく簡潔に述べることが大切です。

また、面接の前に履歴書を提出することが多いと思いますが、自己PRの内容が履歴書と全く同じだと良い印象を持たれません。履歴書の内容にいくつか補足するイメージで面接に望みましょう。

自己PRは、一次面接など選考の序盤で評価を左右する重要な部分なので、紹介したタイプ別の事例を参考に、自分自身の言葉できちんと伝えられるように工夫することで面接官の評価がグッと高まることでしょう。

自分が志望する企業の内定を獲得できるよう、がんばってください!

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