【就活マナー】 スーツボタンの正しい留め方とは?

就職活動のマナーの中で、細かいけれど気になる点のひとつに「スーツのボタン」があります。ボタンの止め方やスーツのボタンの数には、実は決まり事やマナーがあるのをご存知でしょうか?

実際に就活中の人たちに聞いてみると、「周りの就活生を見ていて、自分のスーツの着こなしが正しいのか不安になった」、あるいは「家でスーツを着ようとしていたら、父親からボタンについて指摘された」という感想もありました。

今回は、意外に知られていない就活スーツのボタンマナーについて徹底的に解説します。「たかがボタン、されどボタン」と言われるように、面接時にスーツのボタンを留めるべきか、さらにボタンの数やその意味、さらにはスーツボタンの正しいマナーまで詳しくご説明します。

目次

1.面接時にスーツボタンは留めるべき?
 (1)一番上のボタンは常に留めておくのがマナー
 (2)座る時もボタンは外さない
2.シャツのボタンは留めるべき?
 (1)台襟ボタンは留めるべき?
 (2)袖のボタンは留めるべき?
3.ボタン数によって違う意味とマナー
 (1)スーツのボタンが2つの場合
  ①2つボタンの意味・印象
  ②2つボタンのマナー
 (2)スーツのボタンが3つの場合
  ①3つボタンの意味・印象
  ②3つボタンのマナー
 (3)スーツのボタンが1つの場合
  ①1つ以上ボタンの意味・印象
  ②1つ以上ボタンのマナー
4.【男女別】スーツボタンの正しいマナー
 (1)男性のボタンマナー
  ベストの着用
 (2)女性のボタンマナー
5.気をつけたいネクタイ・ポケットマナー
 (1)ネクタイの長さはベルトに少し掛かる程度
 (2)ポケットのフラップは中に入れる
6.まとめ

1.面接時にスーツボタンは留めるべき?


学生さんの中には、就職活動でのスーツの着こなし方が分からない人も多いのではないでしょうか?もちろん、これまで着てこなかったスーツを、就活で急に着始めるのですから、慣れていないのは無理のないことです。今回は就活でのスーツボタンのマナーについて解説します。

(1)一番上のボタンは常に留めておくのがマナー

まず結論から言うと、就活で着用するスーツの一番上のボタンは常に留めておくのがマナーです。もしボタンを外しておくと、面接の時には面接官から「だらしない学生だな」という印象を持ちますし、また面接以外の場面で採用担当者とバッタリ会ってしまう可能性も無いとは言えません。

ですので、夏の屋外で暑苦しいと感じるとき以外は、できる限りスーツのボタンは留めておく方が無難でしょう。

(2)座る時もボタンは外さない

就職活動では、座るときもボタンを開けない方が良いでしょう。「座るときくらいは、ボタンは開けておきたい」と思う方もいるかもしれませんし、確かに一番上のボタンを留めたまま座ると、多少窮屈に感じられます。

けれども、せっかくスーツでシャープな体のラインを形成していたのに、一番上のボタンを外してしまうと、スーツそして体形自体が急にダボっとした印象になってしまいます。正面に座る面接官の視点から見ると、ルーズな印象を持ってしまうのです。

そのため、就活の際は座る場合もボタンは開けず、きちんと留めておきましょう。

2.シャツのボタンは留めるべき?


スーツの前の部分(前立て)の第一ボタンは留めるのがマナーだと解説しましたが、それではシャツのボタンはどうすべきでしょうか?ここではスーツだけでなく、シャツのボタンについても簡単に説明します。

(1)台襟ボタンは留めるべき?


シャツの一番上の部分、つまり襟部分のボタンを留めると、息苦しくて苦手な方も多いかもしれません。この部分は台襟ボタンと言い、世のビジネスマンの中でも外している人を多く見かけます。

ただし、就活時には台襟ボタンは留めておくのがマナーです。台襟ボタンを外したままネクタイを締めると、ネクタイがきちんと上まで止まらず、だらしない印象を持たれる可能性もあります。

(2)袖のボタンは留めるべき?


では手首にあたる袖の部分のボタン(カフス)は留めるべきでしょうか?結論から言えば、就活時には袖ボタンも必ず留めるようにしてください。襟ボタンと同じく、ビジネスマンの中には袖ボタンを留めていない人も多く、さらに夏場の暑い時期には鬱陶しいと思う人も多いかもしれません。

しかし、袖ボタンを留めないまま上着のスーツを着ると、シャツの長さが不自然になったり、さらにはボタンを外したままのだらしないシャツが正面から丸見えになってしまう可能性が高いです。

3.ボタン数によって違う意味とマナー


スーツは付いているボタンの数によって、その意味やマナーが異なっています。それぞれのパターンに応じて覚えておくようにしましょう。

(1)スーツのボタンが2つの場合


2つボタンのスーツは就活用で最も用いられるタイプです。ここでは2つボタンのスーツの印象と、留め方のマナーについて詳しく解説します。

①2つボタンの意味・印象

2つボタンのスーツは、着る者にシャープで、スマート(賢い)なイメージを与えてくれます。また、2つボタンのスーツは、様々な企業で使えるオールラウンドなものですので、学生さんが初めに購入する場合も多いスーツです。

②2つボタンのマナー

2つボタンの場合、上のボタンは留めて、下のボタンは外しておくのが良いでしょう。下のボタンも留めていると、動きにくく、窮屈に感じることもあるでしょう。また、下のボタンを留めたまま、動き続けると(スーツが立体裁断出ない限り)破けてしまう原因の一つにもなります。

(2)スーツのボタンが3つの場合

最近ではあまり見かけなくなりましたが、3つボタンのスーツもたまに見かけることもあります。ここでは3つボタンのスーツの印象と、留め方のマナーについて解説します。

①3つボタンの意味・印象

3つボタンのスーツは、着る者に「実直」、「真面目」、「誠実」などの印象を与えてくれます。つまり金融業界や公務員をはじめ、堅さや真面目さが求められる企業や業界の面接に適しています。

まれに「3つボタンのスーツは就活に向かない」、という否定的な意見も散見されます。しかし、基本的には2つでも3つでも大きな差はありませんので、3つボタンのスーツであっても就活には問題ありません。

②3つボタンのマナー

3つボタンのスーツの場合は、基本的には上から1つ目と2つ目のボタンを留めます。3つ目のボタンは外しても問題ありません。

3つボタンのスーツの中に段返しがなされているボタンがあります。一番上の1つ目は飾りボタンとして付けられているだけなので、注意してください。段返しデザインの場合は、真ん中のボタンだけを留めてください。

(3)スーツのボタンが1つの場合

後述しますが、1つボタンのスーツはパーティ等の礼服用に用いられるスーツです。このようなスーツを着ることはほとんど無いと思いますが、もし何かしらの事情で着ざるを得なくなった時のために、念のため説明しておきます。

①1つボタンの意味・印象

就活用スーツにはありませんが、スーツの種類には1つボタンのスーツもあります。このスーツは主にに礼服用に使われます。ボタンが少ないため、胸元が広く開いてしまうのが特徴です。

胸元が開いてしまうこのスーツは、欧米で行われるパーティーのような場面で主に用いられます。シャープなシルエットを作れることがこのスーツの魅力ですが、もちろん1つボタンのスーツは就活には向いていませんのでご注意ください。

②1つボタンのマナー

滅多にないとは思いますが、どうしても1つボタンのスーツを着用せざるを得ない場合は、ボタンはきちんと留めておきましょう。ボタンを外してしまうと、カジュアルな場面では良いとは思いますが、それ以外では浮いてしまいます。

4.【男女別】スーツボタンの正しいマナー


スーツの形状が男女で異なるように、ボタンのマターも男性と女性とで異なっています。ここでは男女別のスーツボタンのマナーについてご紹介します。

(1)男性のボタンマナー


男性スーツのボタンマナーはシンプルで、上着やベストの一番下のボタンは留めません。この一番下のボタンは、飾りとしての役割を持っていて、「アンボタンマナー」と呼ばれています。

なぜ留めないかと言うと、スーツがシワになりやすく、スーツの前裾のラインが崩れてしまうからです。

実際に一番下のボタンを留めると、裾が寄ってきてしまい、窮屈な印象を与えるだけでなく、見た目のシャープな印象が台無しになってしまいます。

・ベストの着用

また、あまり無いかとは思いますが、冬場の寒い時期や他の就活生と違った印象を与えたい人はベストを着ることもあるでしょう。

スーツと合わせたベストを着用する場合の組み合わせにも、きちんとしたマナーがあります。男性のベストにはボタンがあるために、ベストのボタンはどうすれば良いのか迷ってしまう人も多いはずです。

スーツとベストの組み合わせには、スーツのボタンマナーと同じように、一番下は開けておいてください。なぜなら一番下までベストのボタンを留めると、ベストにシワができてしまうからです。しかし、これは時と場合にもよります。大企業での面接で、すべてのボタンを閉めれば、賢く、堅実な印象を与えられます。

(2)女性のボタンマナー


女性用スーツのボタンは、ほとんど1つか2つボタンです。ボタンが1つの場合、ボタンが少ないため、カジュアルな印象を与えます。業界で言えば、広告業界やアパレル業界、IT企業などに向いています。

また、一般的な2つボタンスーツは、すべての企業・業界の採用にも向いています。ですのでスーツ選びに迷った場合は、もっともメジャーな2つボタンスーツをおすすめします。

女性用スーツの場合、原則としてボタンは全て留めておいてください。男性の場合は、一番下のボタンを留めない「アンボタンマナー」がありますが、女性の場合は異なります。

5.気をつけたいネクタイ・ポケットマナー


就活の際にスーツのボタンと一緒に覚えておきたいのが、ネクタイとスーツポケットのマナーです。ネクタイの正しい長さやポケットのフラップの取り扱い方についても詳しく見ていきましょう。

(1)ネクタイの長さはベルトに少し掛かる程度

スーツを着る時は、ぜひネクタイの長さにも気を遣ってください。ネクタイの長さはベルトに少し掛かる程度がベストです。短き過ぎるとカジュアルになり、逆に長過ぎるとだらしない印象になります。

ベルトのバックルに、ネクタイの剣先が掛かる程度の長さが、もっとも美しく見えます。

また、ジャケットのラペル巾とネクタイの大剣巾が同じだと、バランスが良いでしょう。縦にも横にも統一感があるシルエットになります。

ちなみに失敗しないネクタイ選びをしたいなら、同じブランドのスーツと合わせれば問題ありません。ネクタイの色にも気を配ると、シルエット全体に統一感が出ますし、何よりスーツ姿が美しく見えます。

(2)ポケットのフラップは中に入れる

スーツジャケットのポケットについているフタの部分は、「フラップ」と呼ばれています。

フラップの役割は、雨などからポケットを守る為のものです。室内でスーツのポケットが汚れたりはしないので、フラップは室内ではポケット内に入れてしまうのがマナーです。

また面接の場面でも、ポケットの中に物を入れている学生さんを見かける時があります。ポケットにモノを入れてしまうと就活での印象が悪いのはもちろん、膨らんだ状態のポケットは、本来のスーツの形を崩してしまいます。スーツのボタンもポケットによって閉まらなくなるため、基本的にはポケットには物は入れないようにしてください。

6.まとめ

就活スーツに関して、「ボタンまでマナー・ルールがあるとは思わなかった!」と、感じた人も多いのではないでしょうか。面接官は実はスーツのボタンも見ていますので、ボタンでだらしない印象を与えてしまうのは避けましょう。

さらに、男性、女性によってもスーツのボタンマナーが違いますし、スーツのボタンの数によっても印象も変わってきます。

以上にご紹介した通り、ボタンにまで細やかな気配りをして、面接時には好印象を持っていただくことを心がけてください。皆さんの面接がうまくいくことを願ってます!!

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