【未経験者へ】Webマーケティング業界へ転職する方法

未経験の業界へ転職するのは簡単なことではありません。しかし、いま伸びている業界でありながら、未経験でも転職のチャンスが十分にある業界があります。それがWebマーケティング業界です。なぜ未経験でも転職が可能なのか、Webマーケティング業界はどういうところなのか、転職をするときに有効な転職理由などについてご紹介します。

1.未経験からWebマーケティング業界に転職は可能か?

Webマーケティング業界は、マーケティングというカテゴリーのなかでは未経験者でも比較的目指しやすい職種が多いといわれています。Webマーケティングは業界としての歴史が浅いため、中小企業を中心にまだまだ人材が不足しているからです。転職サイトなどにも「未経験可」とする求人が出ています。最初は、さまざまなマーケティング施策の経験を積みながらスキルも取得しやすいWebサービス運用会社などがおすすめです。

ただし未経験から転職するのであれば、転職エージェントに登録をして相談に乗ってもらうことをおすすめします。Webマーケティング業界でこの先どうやってステップアップしていけばよいのか、自分のキャリアのなかにWebマーケティング業界で必要とされる経験やスキルはないか、といったことをアドバイスしてもらえるからです。

2.Webマーケティング業界を解剖するとこんな業界

Webマーケティング業界とは、Webを使ってマーケティングをおこなうことを生業とする業界のことです。Googleアナリティクスなどを使ってデータ分析をして、ページ閲覧数やサイト登録者が増加するようWebサイトなどの検証・改善をします。WebサイトやWebコンテンツを作成したり、SEO(検索エンジン最適化)施策をしたり、Web広告を運用したり、顧客に企画営業をしたりするなど、業務は多岐にわたります。

(1)会社分類

Webマーケターの職場は大きく2つに分類されます。事業会社でインハウスマーケターとして働くか、Web広告代理店やWebサービス運用会社でクライアントを抱えてコンサルタント的な立場のマーケターとして働くかです。

①事業会社内のマーケター(インハウス)

近年、これまで広告代理店や運用会社に頼んでいたWeb広告の運用を自社で内製(インハウス)しようという事業会社が増えています。そこでニーズが増えているのが、事業会社の社員としてWebマーケティングをおこなうインハウスマーケターです。
インハウスマーケターは、事業会社内で自社事業のマーケティングをおこないます。自社や自社事業に愛着を持って、長期間にわたりマーケティング戦略を深めていくことができる点が魅力です。その反面、担当領域が限定されるため、幅広い能力や知識は身につきにくいといえます。

②Web広告代理店のマーケター

Web広告代理店やWebサービス運用会社でマーケターとして働く場合は、コンサルタント的な立場でクライアントのためにマーケティングをおこないます。担当案件ごとにさまざまな業界・業種の商品やサービスを扱うため仕事の幅が広く、スキルアップを目指せる点が魅力です。クライアントとも信頼関係をつくりやすいため、フリーランスとして独立をする人も少なくありません。その反面、より高度なソリューションやマーケティング戦略を求められる職場でもあります。

(2)職種分類

Webマーケティング業界にはさまざまな職種が存在します。ここでは、求人などの需要が多い職種を中心に見ていきましょう。

①Webサイトを制作するディレクターやデザイナー

ディレクターとデザイナーは、Webサイトのクリエイティブ方面を担う職種です。ディレクターが進行管理などをおこない、デザイナーが実際にWebサイトを制作します。ディレクターとデザイナーは、Web広告代理店でも事業会社でも重宝される職種です。

②Web広告を運用するトレーダー

トレーダーは、Web広告の効果が最大限に発揮できるようWebマーケティング戦略を立てて運用する職種です。リアルタイムに入札額やターゲットなどを変更しながら運用していく、運用型広告というものを扱っています。

③Webサイトのデータを分析するデータアナリスト

データアナリストは、Webサイトで収集・蓄積したデータを分析する職種です。データアナリストは「コンサル型」と「エンジニア型」に分類されます。コンサル型は課題解決のための仮説を立てて、データの解析結果をもとに具体的な施策を提案することが仕事です。エンジニア型は、データから顧客の行動パターンなどを分析して、事業の開発や改善につながりそうなデータを提供します。データアナリストに未経験から転職をするのはかなり困難です。

④Webサービスを営業するアカウントプランナー

アカウントプランナーは、リスティング広告やディスプレイ広告などのWebサービスを企画営業する職種です。クライアントの課題をヒアリングして、解決に導けるよう企画して売り込みます。営業力だけでなく、ヒアリング力・マーケティングリサーチ力・企画力・幅広い知識・最新の知見などが必要です。勤務先は、主にWeb広告代理店・Webサービス運用会社・メディア事業会社などとなります。

⑤Webサービスの利用を促進するインサイドセールス、カスタマーサクセス(※主にSaaS系のサービス事業者)

インサイドセールスとは、メールなど非対面かつ遠隔で見込み顧客に商品やサービスの営業をおこなう職種です。営業のクロージングまでする場合と、クロージングはフィールドセールスに任せる場合があります。インサイドセールスは顧客のところに出向きません。そのため、フィールドセールスが必要に応じて顧客のところに出向いて商談をするのです。カスタマーサクセスは、名前の通り「顧客の成功体験」を提供する職種です。商品やサービスの契約後に導入支援などを通して、顧客が成果をあげられるようにサポートします。インサイドセールス、カスタマーサクセスともに、売り切りではないSaaS系のようなサブスクリプション型のビジネスモデルで活躍する職種です。

3.Webマーケティング業界の歩き方・キャリアパスとは

Webマーケティング業界には、複数の専門的スキルが必要となる職種が多くあります。それに加えてWebマーケティング業界自体も伸びているため、どの職種も転職市場での需要は高めです。業務をこなしながらスキルを磨いていくことで、フリーランスとして独立したり大企業やほかのマーケティング領域に転職したりなど、キャリアアップが狙えます。ただし、事業会社内のマーケターなど担当領域が限定されがちなポジションは、幅広いスキルが身につかず転職では不利になることもあります。
これからWebマーケティング業界に飛び込むのであれば、自分のキャリアパスを明確にイメージしたうえで、会社分類や職種分類を選ぶようにしましょう。

4.未経験からWebマーケティング業界に転職する

冒頭で述べた通り、未経験からWebマーケティング業界に転職することはできます。ただし、「自分はこういうスキルを持っているので、Webマーケティング業界に入りたい」「これこれこういう理由で、この業界を志した」といったフックを用意しておくことは必要です。

(1)Webマーケターに必要な要素・経験・スキルとは?

未経験からWebマーケターを目指すのであれば、必要とされる要素・経験・スキルをしっかり知っておきましょう。まず一番にあげられる必要事項は、やはり「数字に苦手意識を持っていないこと」と「データ分析力」「仮説の策定と検証をする能力」です。Googleアナリティクスをはじめとする分析ツールの数字を見て、その結果をWebサイトに反映して成果をあげられるような人は重宝されます。
そのほか、マーケティングに関する知識、広告代理店などで企画・戦略を練った経験、企業ブランディングに携わった経験なども重視されます。提案力やコミュニケーション能力、流行やニーズをいち早く読み取る力もアピールポイントになります。

(2)Webマーケティング業界へ転職するときに有効な転職理由

未経験の業界に飛び込む場合に必要なのが、現職を辞めてまでこの業界に来たいと思った理由をきちんと説明することです。「現職は食品の販売員をしています。季節・天候・時間帯などによって陳列やディスプレイを変えるなど、より売上をあげるにはどうしたらよいのかを工夫していくうちにマーケティングに興味を持つようになりました」など、マーケティングに興味を持ったり、重要性に気付いたりした具体的なエピソードを話しましょう。

(3)Webマーケティング業界へ転職するときに有効な志望動機

志望動機では、Webマーケティング業界のなかでもこの企業に入りたいと思ったのはなぜか、自分がどのような価値提供ができるのかを明確にします。「御社が扱っている〇〇を愛用しており、この商品のマーケティングに携わりたいと思いました。サイトの△△の点を改善すれば、~な理由でコンバージョンをあげられると思います」といった具体的な提案をするのも有効です。

(4)Webマーケティング業界へ転職するときに有効な自己PR

個人でサイトをやっている、Twitterで〇千人のフォロワーがいる、バズってWebメディアから掲載許可を求められたことがあるなどといった話は、有効な自己PRになり得ます。「個人サイトですがSEO対策などをして月間〇万PVを達成し、毎月わずかながら収益をあげています」「アクセス解析を独学で学んでいます」など、Webマーケティングに興味を持っており、独学で成果を出す行動力も持っているということなどを積極的にアピールしましょう。

5.いま注目されているWebマーケティング企業は?

Webマーケティングを代表する企業といえば、メディア事業、インターネット広告事業、ゲーム事業などを展開する株式会社サイバーエージェントです。株式会社電通も圧倒的な知名度とシェアを誇るWebマーケティング企業ですが、近年はデジタルマーケティングを標ぼうしています。デジタルマーケティングというのはWebマーケティングよりも広い概念で、さまざまなデジタル接点やオフラインデータをも包括的にとらえるマーケティング手法です。

6.注意が必要なWebマーケティング企業は?

Webマーケティング業界は変化や流行り廃りが早い業界だといわれています。そのため、数年前と同じサービスを変わらずに提供し続けている企業は注意が必要です。もちろん、先見の明があって数年前と同じサービスでもまったくマンネリ感がなく、改善する必要がないというのであれば問題ありません。しかし、成長や変化を止めた企業は頭打ちになり、だんだんと淘汰されていってしまうことも考えられます。また、Webサービス運用会社に転職をするのであれば、顧客の予算規模が小さい企業を選んでしまうとキャリアを積みにくくなってしまうのでこちらも注意が必要です。

7.Webマーケティング業界に転職するなら

広告業界に特化した就活・転職メディアのADviceでは、デジタルマーケティングについての業界研究や企業研究をはじめ、就活や転職に関するノウハウなども多数紹介しています。転職を検討する際にはぜひ参考にしてみてください。

                     

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