インターン面接で絶対に聞かれる4つの質問 – 対策方法と回答例を紹介

インターンシップに参加するためには面接は避けて通れません。
面接と聞くと苦手意識を持つ人も多いと思いますが、面接には定番ともいえる質問が存在します。

その種類は大きく分けて、「プロフィール型」と「志望動機型」の2つがあります。

「プロフィール型」は、志願者の人間性はどうなのかを理解する質問で、「志望動機型」は、なぜこの会社のインターを志望するのかを企業側が知るための質問です。

質問で求められている内容や目的がわかれば、それに対する答えを用意するだけです。事前に準備をしておけば何も恐れることはありません。

万全の質問対策で、入社への第一関門である、インターンの面接をクリアしてください。

目次

1.インターン面接で準備すべきこと


インターンに限らず、面接は事前の準備がとても大切です。

自分は本番が強くアドリブが利くと思っていても、実際の面接では話がまとまらなかったり、予期せぬ質問にしどろもどろになったりというケースはよくあります。
では、具体的にどのような対策が必要になるのでしょうか。今回は、面接で準備しておくべきことを3つ紹介します。

(1)自己分析を済ませておく


面接は、自分を全く知らない人に対して、自分はどんな人間で、何を考え、どういう個性があるのかを短時間で伝えるなくてはなりません。
自分のことはわかっているつもりでも、いざやってみると話の要点がまとまらず、難しさがよくわかります。

そこで、自分の長所、短所、好き、嫌い、今までの経験、エピソードなど、一度しっかりと自分自身を見つめ直してみましょう。

自己分析を行うことで、ありきたりな回答でも、面接官ウケを狙ったような突飛な回答でもなく、自分の言葉で、一貫性のある回答をすることができるようになります。

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(2)エントリーシートで書いた内容を把握する


面接では、エントリーシートで書いた内容を見ながら、面接官が気になった部分について質問されます。

エントリーシートの記入から面接までは時間が経過しているので、自分が書いた内容でも忘れてしまいがちです。

面接前には、必ずエントリーシートを見直しましょう。
そして、自分が面接官になったつもりで、自分自身に質問を投げかけて答える練習をしてみましょう。

(3)インターン先企業の企業サイト・IR情報を確認する


インターン先企業の事業内容を把握していなければ、志望動機が、どこでも使えるような、当たり障りのない内容になってしまいます。

面接官は、その道のプロです。
会社についての中途半端な知識では、不勉強がすぐにわかってしまいます。

企業のHPはすべてチェックして、IR情報も把握しておきましょう。
自分が注目した点とともに、不明点・疑問点も書き出しておくと、逆質問の際にも役立ちます。

2.自己PR


自己PRとは、企業に対して自分の価値をアピールすることです。
単に自分の良さを売り込むだけでなく、企業にとって自分を採用した未来にはどんなメリットがあるかを印象付けることがポイントになります。

(1)面接官の意図

面接官が自己PRの中で注目するポイントは、学生の「これまでの人生で培われた、価値観・強み」は何かという点です。

価値観とは、例えば「個人での活躍より、チームワークを第一に行動してきました」というような、今まで自分が生きてきた中で大切にしてきた考え方のことです。

面接官は、その人の本質を知り、それが自社にマッチするかどうかを判断しようとしています。

(2)自己PRの考え方

①自分が活躍した(自分なりに、力を発揮できた)エピソードを思い浮かべる
自己PRは、今までの自分の経験の中から生まれるものです。
具体性のあるエピソードは、イメージしやすいため面接官の印象に残ります。

例えば、アルバイトでのエピソードの場合、単に「3年間アルバイトに一生懸命に取り組みました」と抽象的にまとめるだけでは具体性やオリジナリティに欠け、面接官には自己 PRとして伝わりません。

なぜアルバイトを頑張ったのか、どのように取り組んだのか、どんな問題が起こり、どう解決し、何を学んだのかなど、具体例を挙げて話すようにしましょう。

②エピソードから想定される「◯◯力」を導き出す

具体的なエピソードを挙げていくと、自分の持っている能力が見えてきます。
それを○○力という形で引き出してみましょう。

例えば、学生時代に東南アジアを1ヶ月間一人で旅したというエピソードがあれば、「行動力」「コミュニケーション能力」などの能力が見つかります。

③「◯◯力」を自分の言葉に置き換えて表現する

自分の○○力が見つかれば、それをアピールポイントとしてわかりやすい言葉に置き換えてみましょう。
例えば「私は誰とでもコミュニケーションが取れ、また、自ら進んで行動を起こす積極性があります」というようなアピールポイントを導き出すことができます。

④構成する

アピールポイントが明確になれば、それをキーに自己PRの全体像を描いてみましょう。

<ポイント1>
■自分を定義付けする
私は◯◯な人間です。

<ポイント2>
■定義を根拠付ける具体的なエピソード
それは、◯◯な経験からだと思っています。

<ポイント3>
■定義から導き出した、自分の将来像
そんな私は、将来こんなことをしたいと思っています。

(3)回答例

①私の強みは、何事にも率先して行動する積極性を持っていることです。
学生時代は、入学した当初からすぐに自分でサークルを立ち上げました。

それが4年間続いた「映画研究会」です。
サークルの申請から、行動内容の明文化、部員確保、そして運営など一人で組み立てていきました。
やがて部員は増え、今では70名の部員を抱える大きなサークルに成長しました。

この行動力を活かし、入社した会社では自ら進んで新しいことにチャレンジしていきたいと考えています。

②私は誰とでも仲良くなれるコミュニケーション能力があります。
それは、幼いころから海外を含め転校を繰り返してきたおかげです。

誰も知る人がいない転校先では相手より先に積極的に自分から話しかけ友達を作ってきました。
将来は営業職を希望していますので、私のコミュニケーション能力が存分に発揮できると思います。

◆回答のポイント
・結論から先に言う。
・結論とエピソードは関連づける。
・自分の長所をインターン先の仕事とからめる。

3.志望動機


面接で必ず聞かれるのが志望動機です。
人気の企業には、数多くのインターン志望者がつめかけます。
自分ならではの志望動機を持つことが面接クリアのポイントです。

(1)面接官の意図

面接官が尋ねるのは、「なぜ業界や企業に興味を持ったのか」、「インターンで何を知り、経験したいのか」という点です。
この質問は、学生の目的意識を知り、その人がインターンを経験してもらう価値の高い学生かどうかを見極めるためのものです。

(2)インターン志望動機の考え方

①インターンを志望するきっかけとなった「経験」を思い浮かべる

インターンを志望するからには、その会社や会社が扱う商品・サービスと自分との関連があるはずです。
その経験やエピソードをひも解いていけば、自分なりの志望動機が具体的になるはずです。

②その業界・企業で成し遂げたいことを明確にする

単に好きだからでは志望動機にはなりません。
自分の経験を踏まえて、将来自分はこうなりたい、こんな夢を実現するために志望するという、明確なビジョンを示しましょう。

③「やりたいこと」を達成するために、将来はどんな仕事に取り組みたいのかを明確にする

将来のビジョンは具体的であるほど説得力があります。
入社後に、どんな部署で、どんな職種で、どんな仕事をしたいのか、そして実現するためにはどういうアプローチをするのかを明確にしましょう。

④構成する

志望動機は、4つのポイントを押さえて組み立てるようにしましょう。

<ポイント1>
■仕事を通じたビジョン
私は◯◯を実現したい。

<ポイント2>
■自分の価値観・社会に対する問題意識
なぜかというと、◯◯だからです。

<ポイント3>
■ビジョンの具体的な実現方法
私のやりたいことは、◯◯な方法で実現できます。

<ポイント4>
■具体的なインターン内容
従って、御社のインターンでは◯◯を知り、経験したい。

(3)回答例

①私は将来、自分がデザインした商品を世に出したいと思っています。
大学では、インダストリアルデザインを学んでいますが、実践的な深い領域にまで踏み込んでいません。

私は幼い頃より、御社のデザインが好きで、家の家具をすべて御社の製品で揃えたことがあります。
自分でもデザインしてきましたが、なかなかオリジナリティのあるものを作ることができません。

御社には優秀なデザイナーの方が在籍されていますので、是非近くで勉強させていただきたいと考えています。
そのために、まずはインターン生として、デザインを含めた製造過程を研究したいと思い応募しました。

②私は、自分の力で世の中にムーブメントを起こしたいと思っています。
最も影響を受けたのが、御社が手掛けたゲームのキャンペーンです。

子どもから、大人、お年寄りに至るまで、日本中で新しいゲームを楽しむ人があふれていました。ゲームには慣れているはずの私も、すっかり夢中になりました。
ゲームを室内でなく、屋外でするという発想力には深く感銘しました。

私は高校時代からプログラミングに取り組み、賞もいただき、実際のプログラムが世に出たこともあります。
しかし、どれも今まであったものの延長だったような気がします。
今回は、その発想の原点は何かをつかみたくて、御社のインターンを志望しました。

◆回答のポイント
・将来の夢を描く。
・自分との関連性を強調する。
・具体的なアプローチを示す。

4.大学在学中や、これまでの人生で頑張ったことは何ですか?


今までに頑張ったことは何ですかという質問は、要するに今まで何をやってきたかという質問です。
ポイントは、なぜその活動に打ち込んだのか、そこでどんな問題があり、どう解決したのか、そして何を学んだのかということです。

(1)面接官の意図

面接官が頑張ったことを質問するのは、会社に入ってからの活躍を具体的にイメージしたいからです。
「困難と向き合う姿勢」、「困難を乗り越える過程で何を学んだか」を把握することで、仕事で困難な状況に陥ったときの対応力など、学生の将来性を見極めたいのです。

(2)「これまで頑張ったこと」の考え方

①これまで経験した中で、「最も長期的に集中して取り組んだこと」を思い浮かべる

頑張ったことを考える時に、まず思い出してほしいのは、「長期的かつ、集中して取り組んだこと」です。

短期的なエピソードよりも、長期的なエピソードの方が、実際に困難の度合いも高いので、面接官に与えるインパクトも大きくなります。

②困難を乗り越えた方法・工夫したポイントを挙げる

自分の力で困難を克服した人は、問題解決能力があることをアピールできます。
どういう経緯で問題が起こり、どのように工夫して困難を乗り越えたのかを、ポイントを絞り分かりやすく伝えましょう。

③困難を乗り越えた結果、自分の中で変化した価値観を挙げる

本当に困難なことを乗り越えたとき、自分の中で何が変わったのかを考えましょう。
その時に、何を考え、何を感じたのか、自分の成長につながった価値観の変化を伝えましょう。

(3)回答例

①部活系

私は野球部に所属し、キャプテンも経験しました。
その時に工夫したのが、練習メニューの改善です。

強豪チームを研究したり、書物を読み漁ったり、効率的で力のつく練習メニューを考案しました。
そのおかげで、今までは勝つことが珍しかったチームが、地域優勝するまでになりました。

練習は苦しく辛い日もありましたが、努力する大切さや勝つ喜び、チームメイトとの絆など様々なことを学びました。

②学業・資格取得系

私は英語の勉強に力を入れてきました。
毎日英語を聞いたり、留学生の友達をつくったりして、英語に慣れる習慣をつけました。
また、英語講座への参加や何冊ものテキストもクリアしてきました。

その結果として、TOEICのスコアは890まで上昇しました。
今ではネイティブの友人も増え、国際交流に強い関心を持つようになりました。

将来はぜひ御社のような商社に入り、英語力を活かしてワールドワイドに活躍したいと思います。

③アルバイト・サークル・学生団体系

私は長年、ボランティアサークルに所属し、活動を続けてきました。
特に力を注いだのが、知的障害のある子どもたちとの交流です。

ひとりでは外に行けない子供たちと、スポーツをしたり、動物園や水族館に出かけたりと楽しい時間を過ごしました。
最初は不安がっていた子どもたちですが、何度も交流するうちに信頼関係が生まれ、最後は心からの笑顔を見せるようになりました。

私は、偏見を持つことなく平等に人と接する大切さや、心を開いてコミュニケーションを取ることの難しさや楽しさを学びました。

◆回答のポイント
・長年続けてきたことを探す。
・努力と工夫をピックアップする。
・何を学んだかを伝える。

5.何か質問はありますか?(逆質問)


面接選考では、逆質問を想定しておく必要があります。
面接の締めの言葉として「最後に質問があればどうぞ」とふられるので、あらかじめ質問を考えておきましょう。

(1)面接官の意図

面接官は、質問数・質問内容から、学生の志望度の高さを図りたいと考えています。
積極的に質問する人ほど、入社への熱意は熱く、深くものを考える人だという印象を残せます。

(2)逆質問の考え方

①IR情報をチェックする

インターンシップを希望する会社のホームページは必ずチェックしましょう。
そこにはたくさんの質問のネタがころがっています。

内容をすべて理解するのは困難なので、自分が興味を持ったポイントをピックアップしましょう。
そして、疑問点を拾い出して質問に変えましょう。
IR情報に関する質問は、会社のホームページを見て研究しているというアピールにもなります。

②【BtoC企業】インターン先が提供する商品・サービスを使う・触れる

IT系企業であれば、最低限サービスを利用してみましょう。
メーカーであれば、量販店で商品に触れてみる、購入してみるなどの行動は必要です。
ユーザーとしての視点で、自分の意見を交えて質問することは好印象を残せます。

③【BtoB企業】インターン先が手がける建物・事業の現地に足を運ぶ

ゼネコン・不動産ディベロッパーであれば、建築物を見に行くなど、インターン先が手掛ける仕事を把握するよう心がけましょう。
積極的に現地にまで足を運んだという事実は、熱意の表れとして面接官に評価してもらえます。

(3)逆質問例

①御社のビジネスモデルのポイントは○○○ですが、他社と比べて強さの秘訣は何ですか?

②御社は、昨年にシンガポールに支店を開かれましたが、今後の海外進出についてお聞かせください。

③御社の製品ラインアップを拝見すると非常にカラフルなのですが、デザイン開発はどのような人が担当されているのですか?

④御社の手掛けられているビルを見学して回ったのですが、どれも利用する人に配慮したつくりになっていて感心しました。事前のリサーチはどのようにされているのでしょうか?

⑤御社の製品の最大の強みは競合他社と比較した時、○○○だと思っていますが、これを活かして今後どのような展開をお考えでしょうか?

◆逆質問のポイント
・しっかり企業を研究している姿勢を見せる。
・商品・サービスなどは必ず試してみる。
・ユーザー目線で考えてみる。

6.まとめ

面接は、相手とのコミュニケーションの場です。
相手の目的や求めていることをしっかりと把握して、相手に好印象を残すような受け答えをしてください。

数多くの志願者の中からインターン生として選ばれるためには、自分ならではの強みやアピールポイントが必要になります。
入念に自己分析を行い、自分だけのオリジナル回答を用意しましょう。
自分の価値や採用後のメリットが、相手に伝わるようにストーリーを組み立ててください。

インターンシップでの質問対策は、企業の入社面接でも役に立ちます。
この機会に、自分とは何者なのか、なぜその業界や企業を選んだのか、何を学びたいのか、将来のビジョンは何なのかをじっくりと考えてください。

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ABOUTこの記事をかいた人

sa-ya

大手外資系広告代理店でコピーライタ、クリエイティブ・ディレクターを経験。国際的な広告賞も数々受賞。