【最新版】 本当に就活で役立つ面接対策の本 21選

就活において最大の山場となるのが、面接です。

学生時代にどんなに成績などが優れていても、面接でうまく話せなければ、採用されることはもちろんありません。

そんな重要な面接に対する準備として本・参考書を活用することは有効です。本・参考書は手軽に購入することができますし、何度でも繰り返し読むことで、内容をより深く頭の中に刻みつけることができます。

今回は、元外資系広告代理店勤務(コピーライター担当)だった筆者が、難関である面接対策に役立つ本を厳選してご紹介します。

本のテーマは、「自己分析」「企業研究・業界研究」「質問対策」「就活マナー」「論理的思考」の5つ。様々な角度から面接をクリアするために、絶対に知っておきたいノウハウがギッシリとつまった本をご紹介します。これから就活戦線に乗り出す人には必読の本ばかりです。ぜひ、チェックしてみてください。

目次

1.面接はESから!ES対策ができる本3選


面接対策を始める場合、多くの人は質問対策や過去問対策から始める場合が多いと思います。

しかし、それらは表現手法の対策に過ぎず、根本的な面接に対応するための対策になっているとは言えません。

面接で適切な回答をするためには、まずエントリーシートの書き方から見直すようにしましょう。

(1)『就職四季報 総合版 2018年版』

著者:就職四季報編集部 出版社:東洋経済新報社 発売日:2016年12月1日

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“掲載料をもらわず客観・中立的な立場で制作しているので、会社が出したがらない「離職率」や「有休消化状況」なども掲載。イメージだけでは見えてこない会社の全容がわかります。”(本文抜粋)

就活生なら誰もが知っている就職四季報ですが、この本はまず押さえておいて間違いはないでしょう。この本が一般的な企業紹介本と違うのは「中立的な立場」で制作されているということです。

本や雑誌、ネットの記事でもそうですが、通常では掲載する企業からお金をもらってメディアに掲載するもので、掲載する企業に対して不利な情報は載せられないのが一般的です。

しかし「就職四季報」は、東洋経済新報社の取材力によって、メディア側(本)が力を持ったことで、贔屓なしに情報が掲載できるようになりました。

就職四季報で、企業の今後の展望や株価の動きを見て企業の本音を知りましょう。

(2)『マイナビ2019 オフィシャル就活BOOK 内定獲得のメソッド エントリーシート 完全 突破塾』

著者:岡 茂信 出版社:マイナビ出版/発売日:2017年4月25日

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“毎年、全国数千社の採用をサポートする『マイナビ』だから、企業が「今」欲しい人材、採用担当者の本音がわかる! 採用担当者のココロに届く自己PR、ツボを突いたES記述のノウハウを紹介します。”(本文抜粋)

就活情報サイトの巨塔「マイナビ」による、エントリーシート解説本です。この本がおすすめなのは、何よりマイナビのES蓄積データが質・量ともに非常に優れているからです。

毎年70万人の就活生がマイナビを通して就職活動を行い、エントリーシートを提出しています。つまりマイナビは、毎年約70万人のエントリーシートデータを保有しているのです。

この本では、実際に内定した人のESや体験談が豊富に載っているので、志望企業が決まったらぜひ目を通しておきたい1冊です。

(3)『絶対内定2018 エントリーシート・履歴書』

著者:杉村 太郎,熊谷 智宏 出版社:ダイヤモンド社 発売日:2016年9月2日

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“大学生協8年連続売上第1位! 20年以上の就活本のロングセラー『絶対内定』シリーズの最新版。”(本文抜粋)

知る人ぞ知る就活の名本「絶対内定」シリーズのエントリーシート版です。エントリーシート版は、約10年ぶりのリニューアルで人気を集めています。

この本の注目すべきポイントは「ES添削」です。商社やコンサル系企業を中心に実際のESが掲載されており、著者である熊谷さんが一つひとつ添削をしている様子が本にまとめられています。

先述したマイナビに比べれば、もちろんデータ量こそ少ないものの、その添削レベルはその他の解説本の群を抜いています。

第一志望のESを徹底的に分析した方におすすめの1冊です。

2.自己分析にオススメの本 3選


就活面接に欠かせないといわれる「自己分析」。でも、いざやるとなると一人で始めるのは難しいもの。でも本を読みながらであれば、具体的な手順や方法が説明されているので手軽に自己分析を始められます。ここでは、最近発売された本の中から厳選した3冊を紹介します。

(1)『さあ、才能(じぶん)に目覚めようーあなたの5つの強みを見出し、活かす』

著者:/マーカス・バッキンガム&ドナルド・O.・クリフト/.出版社:日本経済新聞出版社/発売日:2011年12月1日

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“才能とは、無意識に繰り返される思考・感情・行動パターンであり、何かを生み出す力だ。例えば、頑固さ、無神経といった欠点さえ、それが力を生み出すなら「才能」となる。さあ、才能に目覚めよう。”(本文抜粋)

この本は、自分の弱みではなく、自分の強みに着目し、それを武器にすることで自分を活かすというコンセプトで書かれています。最大のポイントは、アメリカの調査会社ギャラップ社が提供する、潜在能力測定ツールの心理テストがついていることです。170問程度の質問に答えることで、自分の潜在能力の源泉を知ることができます。自分の強みが分かれば、自信にもなり、また面接時の自己PRにも活かすことができます。

(2)『ハーバードの自分を知る技術―悩めるエリートたちの人生戦略ロードマップ』

著者:/ロバート・スティーヴン・カプラン/.出版社:/阪急コミュニケーションズ/発売日:2014年7月10日

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“成功とは何でしょうか?アナタはどうやって夢をかなえるつもりですか?私がこの本を書いたのは、これらの問いに答えるためであり、アナタが自分の願いをかなえられるよう、道筋を作るためでもあります。”(本文抜粋)

この本は、周囲が「成功」だというものを鵜呑みにせず、自分で「成功」を定義することの重要性を教えてくれます。そして、自分の成功に向けて何をすれば良いのか?自己分析において最も重要な目的や課題を明確にしてくれます。著者は、ハーバード・ビジネススクールの相談室長で、ゴールドマンサックスで副会長を務めたキャリア経験者です。学生の気持ちが良く分かる立場でアドバイスをしてくれます。

(3)『あなたの天職がわかる 最強の自己分析』

著者:/梅田幸子/.出版社:中経出版/発売日:2013年12月27日

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“1日の中で、もっとも大きな割合を占めるのが仕事の時間。この時間を、喜びや感謝、信頼、幸せ、誇り、充実感……このような気持ちに満たされて過ごせたら、どれだけ豊かな人生になるでしょうか。”(本文抜粋)

この本の表紙には、「たった3つの自己分析で、一生の仕事が見つかる!」というサブタイトルが書かれています。3つの章に分かれた自己分析を行いながら、自分らしさに気がつき、「心が喜びで満たされる仕事」を見つけられる流れになっています。

著者は4,000人以上と面接経験のある、学生の悩みを知り尽くしたキャリアコンサルタントです。自分の心が望むやりたい仕事や方向が分かれば、面接に臨む上での強力な武器になります。

3.企業研究・業界研究にオススメの本 3選


広告業界の場合、業界研究を始めようと思っても容易ではありません。広告代理店の社員が、実際にどのように働いていて、仕事がどのように回っているのかは意外と世間では知られていないことです。広告業界の業界研究をするなら本がおすすめです。

広告代理店の出身者の方が、現場での経験や将来の広告業界の展望について詳しく語っているので実際の知識をみにつけることが出来ます。ここでは、広告代理店出身者が書いたおすすめの本を3冊紹介します。

(1)『広告ビジネス次の10年』

著者:/横山隆治/、榮枝洋文.出版社:翔泳社/発売日:2014年5月15日

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“筆者も新卒で広告代理店へ入社し、広告の仕事に携わってきた広告屋である。この業界や仕事に「誇り」「親しみ」「愛着」を持っている。だからこそ、本書は「激励」であり、特に次世代をになる広告人へのメッセージという点をご理解頂ければ幸いである。”(本文抜粋)

この本は、目まぐるしくビジネス環境が変わる広告業界において、今後10年を生き抜くための指針が書かれている本です。キーワードは、「デジタル化」と「グリーバル化」。

インターネットの進出により、生活者の行動様式は変わり、弱体化するマスメディアやグローバルビジネスの行き先などを俯瞰的に学ぶことができます。これから広告業界を目指す学生さんには欠かせない一冊でしょう。

(2)『「これからの広告」の教科書』

著者:佐藤 達郎/出版社:かんき出版/発売日:2015年6月10日

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“本書では、Dove、サントリーC.C.レモン、TOYOTAアクアなどをはじめ、国内・海外のテレビCMやオンライン動画などの事例を多数取り上げ、今、広告の世界で大切にしてほしい、8つの「効く」メソッドを深掘りして解説していきます。”(本文抜粋)

この本は、広告コミュニケーションの変革を分かりやすく解説している本です。時代遅れの「古い常識」を捨てて、「新しい常識」で、本当に効果的な広告表現のあり方などを教えてくれます。

著者は、世界最大の広告祭であるカンヌ国際広告祭で審査員を何度も務めた実績があり、世界的視野での発想は説得力があります。独自性が求められる広告業界での面接やグループディスカッションで役立ちます。

(3)『Communication Shift―「モノを売る」から「社会をよくする」コミュニケーションへ』

著者:並河進/出版社:羽鳥書店/発売日:2014年3月12日

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“広告は社会のために何ができるか。ソーシャルプロジェクトの経験と、 広告の最前線で活躍する12名のクリエイターとの対話から、 ヒト・モノ・コトをつなげる仕組みをうみだす「広告とコミュニケーションの未来」を切り拓く。 “(本文抜粋)

この本は、「広告は社会にとってもっと価値あるものになれないか」というテーマから生まれた本です。電通でソーシャル・プロジェクトを数々手掛けてきた著者が、広告業界の第一線で活躍するクリエイターとの対談を通して未来の広告のあり方をひも解いていきます。

売るためではなく、社会や人を幸せにするために広告を活用するという発想は、従来の概念にはない未来志向の進歩的な考え方です。自分の発想の引き出しに加えたい一冊です。

4.質問対策にオススメの本 3選


就活面接では、基本的なよく聞かれる質問から、回答に対する深掘りなど多岐にわたる内容が聞かれます。

面接質問集など、よく聞かれる質問を集めた本や参考書は多く出版されていますが、小手先の質問対策本の回答を暗記してもプロの人事の目からすれば全てお見通しです。

ですので今回は、より根本的な思考力や回答力を身につけるための本を3冊紹介します。

(1)『ロジカル面接術2019年度版』

著者:津田久資、下川美奈、坂本直文/出版社:ワック/発売日:2017年1月24日

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“では、どういう人が変革をもたらす可能性がある人材なのでしょうか?結論から言えば、「ロジカルな人材」であるということなのです。”(本文抜粋)

この本は、ロジカルシンキングで論理的な答えを導き出すための面接対策本です。面接時の質問は、何の目的で出されるのか、相手は何を期待し求めているのかが分かれば、どんな質問が来ても柔軟に対応することができます。

この「ロジカル面接術」には、面接時の重要なポイントが具体的に書かれているのでイメージがしやすく、また図解入りで解説してあるので、要点をスムーズに理解することができます。この本で、説得力や柔軟性を身につけて面接に臨んでください。

(2)『凡人面接戦略』

著者:武野光/出版社:中経出版/発売日:2013年11月13日

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“大学時代に何の実績もなく、自分にまったく自信がない…。そんな学生にこそ、チャンスはあります。本書の戦略を活用し、内定を獲得しましょう!”(本文抜粋)

この本は、資格や実績、スポーツやボランティア経験などを持たない、いわゆる「学生時代に何もやってこなかった」凡人大学生のために書かれた本です。

著者自身が典型的凡人で、100社以上の面接を経験した中からの導き出したノウハウを惜しげもなく伝授してくれます。

著者はその後、3000人に1人という内定獲得ほか、複数の内定を実際に獲得しているので説得力があります。実際の失敗例や、面接時に必ずされる質疑応答の事例も掲載されているので、読めばすぐに役に立ちます。

(3)『火花』

著者:又吉直樹/出版社:文春文庫/発売日:2017年2月10日

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“売れない芸人の徳永は、、天才肌の先輩芸人・神谷と出会い、師と仰ぐ。”(本文抜粋)

言わずと知れた芥川賞を受賞したピース又吉さんの小説です。質問の対策本ではなく、なぜこの本を推薦するかというと、面接時でよく聞かれる「最近読んだ本を教えてください」という質問に対する回答本です。

発売や受賞は少し前ですが、文庫本が発売されたのは2,017年の2月なので、学生なので安くなるまで待っていましたと言えば好感度もあがるはずです。難しい本ではなく、簡単に読めるので忙しい人にもおすすめです。

何より書かれている内容が又吉さん自身の実生活に近く、とても共感しやすい内容になっています。人事担当者や面接官との話も弾むことでしょう。

<関連記事>
【まとめ】就活面接でよく聞かれる質問&回答ポイントを解説!

5.就活マナーを学ぶのにおすすめの本3選

就活面接では、質問対策だけでなく、様々なマナーについても押さえておかなければなりません。今回は、忙しい就活生でも短時間で読める分かりやすい就活マナー本を3冊紹介します。

(1)『面接の技術―内定のための即攻テクニック&簡単トレーニング』

著者:杉村太郎/出版社:ダイヤモンド社/発売日:2013年10月

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“ノックの仕方から「失礼します」の言い方まで「ここまで書いてしまっていいのか」というくらいの、目からウロコの実践テクニックを終結。就職本のカリスマ・杉村太郎氏のノウハウをすべて公開した究極の1冊!”(本文抜粋)

この本は、面接室のドアをノックする直前に読んでも役立つ、面接時の動作やマナーについて書かれた本です。実際に、入室時の挨拶や面接時の表情など、知っておきたいマナーが丁寧に紹介してあります。

朝起きてから家を出るまという意外に気づかない盲点から、面接官に好印象を与えるテクニックなどの王道まで、就活マナーを身に付けたい人にはおすすめの一冊です。

著者は、慶應義塾大学、ハーバード大学を経て、住友商事、大東京火災海上保険に勤務したという超一流のキャリアの持ち主。鋭い指摘は、目からウロコの驚きがあります。

(2)『すぐに使えて、きちんと伝わる 敬語サクッとノート』

著者:山岸弘子/出版社:永岡書店/発売日:2013年2月19日

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“仕事や日常の様々なシーンで役立つ敬語フレーズの実例が満載!実例をサクサク読むうちに、好感度を高める敬語使いのコツが自然と身につきます。”(本文抜粋)

この本は、実際の例文をサクッと詠むだけでビジネス敬語が身につくノウハウ本です。正しい敬語の使い方はもちろん、間違った使い方の例もあるのですんなりと頭に入ってきます。

使うシーンは、面接時に限らず、日常生活、会社員としての電話対応や接客、社内外のコミュニケーションなど多岐にわたり、将来的にも役に立ちます。

学生時代と違い、社会人になって最も苦労するのが敬語の使い方です。この本で、しっかりと正しい敬語をマスターして面接に臨みましょう。

(3)『要点マスター 就活マナー』

著者:美土路雅子/出版社:マイナビ出版/発売日:2015年8月1日

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“社会人として働くために、常識的なマナーを持っているかどうか?これが、就活の結果を大きく左右します。”(本文抜粋)

面接に向けて適材適所で必要なあらゆる就活マナーを網羅したノウハウ本です。

企業担当者とのメールや、電話、手紙などのやりとりから、エントリーシート、履歴書の書き方、OB訪問、会社説明会、面接時の服装、あいさつ、話し方、表情のつくり方にいたるまで細かくチェックポイントを説明してあります。

本の最後には、就活マナー総合問題集として初級から上級まで、一問一答形式の問題集や就活のQ&Aまでついているので、これ一冊で就活マナーは完璧にマスターできます。

6.SPI対策におすすめの本


リクルートが適性検査の一つとして2004年から実施を始めたSPI試験。

今では大手企業を中心に、約11,000社が導入し、毎年約180万人が受験しています。

エントリー後の、最初の筆記試験として導入している企業が多く、選考の足切りとして用いられています。SPI試験は、主に「能力検査」「適性検査」の2つに分かれており、対策が必要なのは「能力検査」です。

ここでは、SPI対策におすすめの本を3冊紹介します。

(1)『主要3方式 <テストセンター・ペーパー・WEBテスティング> 対応』 これが本当のSPI3だ! 【2019年度版】』

著書: SPIノートの会、津田秀樹/出版社:洋泉者/発売日2016年6月30日


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“志望業界や企業、希望職種などが決まっていない段階では、自分が受ける方式はわかりません。方式を絞り込めない場合、SPIの全方式を視野に入れ、各方式で共通の出題範囲から押さえていくのがよい対策法です。”(本書抜粋)

この本はSPIの主要3方式である、テストセンター、ペーパーテスト、WEBテスティング全てに対応しています。

また、性格検査の解説が掲載されていたり、問題に丁寧な解説が付いているため数学や国語から遠ざかっていた就活生でも理解がしやすいようになっています。

そのため、まだ明確に志望業界や企業が決まっていない就活生でも、まずこの本を「最初の1冊」として活用するといいでしょう。

(2)『この業界・企業でこの「採用テスト」が使われている! 【2018年度版】』

著書:SPIノートの会/洋泉社/発売日2016年11月2日


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“多様化した採用テスト全部を対策することは至難の業です。最も効果の高い対策法は、「自分の受ける企業が使っている採用テストの対策をする」ことです。”(本書抜粋)

採用テストは業界や職種により異なるため、なるべく早い時期からの業界・企業研究に取り組み志望業界の採用テスト対策を始めることが最も効果の高い対策法です。

この本は約70種類の主要な採用テストや、最新のインターンシップテスト動向、そしてテスト傾向も掲載されています。

その他にも日本で最も使われているSPI、SHL社のテストの体系解説や能力テスト問題、性格テストの考え方の解説が付いているため、採用テスト対策がこの一冊で網羅できます。

(3)『2019最新版 史上最強SPI&テストセンター 超実践問題集』

著者:オフィス海/出版社:ナツメ会/発売日2015年5月26日


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“テストセンター&ペーパーテストの「最新頻出問題」を復元・解説。素早く確実に解ける解法をていねいに解説。35分で合格レベルが判定できる本番さながらの模擬テストを収録。”(本書抜粋)

SPIは短時間で、より多くの問題を正確に解答する力が求められます。この本はSPIとテストセンターの問題を徹底調査されていて、テスト時に素早く解答するためのメモの取り方や計算方法が詳しく紹介されているため、ここ数年で口コミ評判が上がっています。

また、人気企業と一般企業の合格レベル判定模擬テストも収録されているため、本番を意識して緊張感を持って取り組むことができます。

7.論理的思考が学べる本 3選


就活では、面接はもちろん、エントリーシートまで自分の考えや意見をまとめて話したり書き出す場面が多くなります。

そんな時に欠かせないのが「論理的思考力」です。今回は、コンサルタントや世界トップ企業で活躍してきたビジネスマンが執筆した本を3冊ご紹介します。

(1)『思考のための文章読本』

著者:花村太郎/出版社:ちくま学芸文庫/発売日:2017年2月3日

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“本物の思考力は、先人の文章を読むことによって磨かれる──。”(本文抜粋)

この本は、本物の思考法は偉大なる先人に学べ、をコンセプトに、古今東西の思考者たちの考え方に迫る本です。実際に偉人たちが残した文章を掲載し、その文章が書かれるにいたった思考の流れを解説しています。

最近の傾向として、文章を書く力、文章を読み解く力、が不足していると言われています。著者が提示する10の思考法を学ぶことで、文章に対する考える力が身につき、相手の意図に気く力も身に付つきます。面接だけでなく、今後の人生に中で知の財産となり得る一冊です。

(2)『天才ではない君たちは「ひらめき」に頼るな、「論理」を手に進め。』

著者:吉田正樹、津田久資/出版社:中経出版/発売日:2013年11月28日

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“単なる「思いつき」と本当の「クリエイティブ」は似て非なるものだ!”(本文抜粋)

この本は、クリエイティブは、いかに論理的に考えてつくられているかを学ぶには最適の本です。クリエイティブアイディアは、単なる「思いつき」や「ひらめき」でつくられていると思われがちですが、実は、徹底的にロジカルにつくられていることがよく分かります。

数々のヒット番組を生み出してきた敏腕プロデューサーと、戦略コンサルタントが語る独創的アイディアを生み出す論理エピソードは圧巻です。楽しく学べて、身につく一冊です。

(3)『最強のシンプル思考―最高の結果を出すためのたったひとつのルール』

著者:ケン・シーガル/出版社:日経BP社/発売日:2017年3月28日

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“優れたリーダーは、いかに複雑化を退け「シンプル」を貫いているのか”(本文抜粋)

この本は、アップルが生み出してきた数々の製品のベースに流れる考え方「シンプル」について言述した本です。

著者は、アップルの創始者スティーブ・ジョブズと12年間ともに仕事をしてきたクリエイティブディレクター。アップルの名を世界にとどろかせた「Think Different」キャンペーンやiMacのネーミングなどの創作裏話や、圧倒的な価値を生み出してきたスティーブ・ジョブズの哲学や思考に迫ります。

「シンプル」を生み出すために導き出される結論、論理的思考を学ぶには最適な本です。

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8.まとめ

テーマごとにおすすめの就活本を紹介しましたが、いかがでしたか?就活は、情報を持っている人の方が圧倒的に有利です。紹介した本をすべて読むことは無理でも、何冊かはピックアップして読んで、しっかりと内容を自分のものにしてください。

重要なのは、単純にうわべだけのノウハウを身につけることではありません。読んで、考えて、自分なりの考えをプラスすることが重要です。

考える力を身につけることこそ、面接対策の一番のポイントではないでしょうか。特に、広告代理店など広告関係の会社を目指す人は、「アイディア」、「考え方」、「発想力」といった要素は最も大切です。思考し、自分なりの考え方・意見をしっかり言えるようになることは、面接時に何よりの強みになります。

ここで紹介している本・参考書の著者たちは、いずれも社会で何かしらの成果・結果を挙げた人たちです。全ての著者が一流大学出身で、一流の会社に入ったというエリートばかりではありませんが、確実に第一線を走り続けている人ばかりです。

その人たちの考え方を学ぶことは、就活面接の成否に留まらず、必ず自分の財産になる価値があることでしょう。就職は、これからの社会人人生を左右する重要なポイントです。これらの本・参考書を活用して、万全の態勢で、面接に臨んでください。

                     

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