【男女別】 就活面接でのスーツの身だしなみ・マナーを解説!

就活面接でのスーツの身だしなみには様々なルールがあり、これまでスーツが身近でなかった就活生にとっては、難しいポイントかと思います。

今回の記事では、男性・女性別のスーツに関わるアイテムの選び方をはじめ、スーツを着るときに押さえておきたいマナーについて詳しくご紹介します。

1.面接に臨む身だしなみの基本


まず面接に臨む上で最も基本となるのが「表情」です。普段からあまり意識していないだけに、その大切さに気づきにくい部分ですが、面接官は就活生の表情をしっかり見ています。

ここでは表情のポイントである「口元」と「目」について説明します。

(1)表情

面接に臨む際、スーツよりも大切な見た目は「表情」です。なぜなら人は無意識のうちに表情から人を判断していると言われているからです。

面接におけるベストな表情は「引き締めた、りりしい笑顔」です。

表情のポイントは、「口元」と「目」です。

口元のポイントは、口を締め、上下の唇がくっついている状態を意識しましょう。特に、面接官の話を聞くときは口が空いてしまう人も多いので、意識しておくと良いでしょう。

また、目は人の心理状態を映しやすい部分で、特に緊張状態にある面接の場で、戸惑いや不安があると目が細くなりがちで、慌てた場合には目が動きがちになります。

「人は目を見れば分かる」といわれるように、人事は就活生の目をよく見ています。

そのため、緊張を感じるときほど、目をしっかりと大きく開くように意識すると良いでしょう。

(2)髪型


面接の髪型で注意するポイントは「額を出す」ことです。

前髪によって、相手に与える印象は大きく変わります。

前髪がたれていると、幼く、自信のない印象を持たれてしまい、面接においては大きなデメリットになります。

男性であれば「七三分け」「短髪」など、女性であれば「横分け」など、額が見える髪型を選びましょう。

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2.【男性編】面接スーツの選び方・マナー


男性が面接用スーツで悩むのは、「スーツの色・柄」「シャツの色」「ネクタイ」だと思います。

ここでは、面接におすすめの男性用スーツ、シャツ、ネクタイマナーについて紹介します。

(1)就活面接では「無地・黒」か「無地・濃紺」が無難

就活面接のスーツを選ぶ場合は無地の黒スーツを選ぶ方が大半だと思いますが、本当に黒以外を選んではならないのでしょうか?

実際には黒スーツ以外を選んでも問題はありませんが、「無地・黒」、「無地・濃紺」を選ぶのが無難でしょう。

ちなみにスーツの色について、暗黙のルールがあるため以下の色は避けるのが賢明です。
・薄いグレーのスーツ
・茶色のスーツ
上記の色は、日本では年上のビジネスマンが着用するスーツをして定着しているため避けたほうが良いでしょう。

逆に黒以外でおすすめなのは、「濃紺」「チャコールグレー」「ダークグレー」のスーツです。

特に、濃紺のスーツは日本では新人が着用するスーツとして定着しつつあり、フレッシュな印象をあたえることができます。

男性用のスーツ色の選び方については、以下の記事でも詳しく解説していますので、興味のある方はお読みください。

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就活スーツの色は黒が無難?正しいスーツ色の選び方を紹介
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(2)シャツの選び方


就活面接で着用するシャツは、白を選ぶことが多いと思いますが、シャツは白一択で考えておくと良いでしょう。

しかし、男性がシャツ選びで悩むのは、「襟の種類」だと思います。

一般的な男性用Yシャツの襟には大きく分けて4つの種類があります。

①レギュラーカラー

⇒最もスタンダードな形状の襟です。時代によって多少サイズが変動しますが、どんなジャケット・ネクタイにも違和感のないスタイルです。

②ワイドカラー

⇒レギュラーカラーよりも少し襟羽の開き角度が広い衿型です。襟が開いていることでよりすっきりした印象を与えられます。

③カッタウェイ

⇒ワイドカラーよりも更に襟羽の開き角度が広い襟型です。太めのネクタイとの相性が良く、ネクタイを締めなくてもキレイに見えることが特徴です。

④ボタンダウン

⇒襟型自体は、レギュラーカラーと同じですが、襟の先端にボタンが付属しています。ネクタイを外しても襟が立つことから、カジュアルシーンで活用されます。

結論としては、就活面接では、①レギュラーカラーもしくは、②ワイドカラーの襟がおすすめです。

③の場合、襟の開き角度が広すぎてネクタイの結び目が見えてしまう可能性があることと、
④の場合は、本来カジュアル用途で作られた襟であるためタブーになるので避けるようにしましょう。

また、Yシャツの襟は、流行の影響を受けて変化しやすく、最近のトレンド(2017年)としては、②の襟が開いた形が人気になっているようです。

トレンドに敏感なアパレル業界、IT業界であれば、ワイドカラーをチェックしておくとよいでしょう。

(3)ネクタイの色・柄


ネクタイも、学生にとっては身近ではなく、色や柄の選び方に悩むポイントです。ここでは色と柄について詳しく解説します。

①ネクタイの色

まず、ネクタイのオーソドックスな色は「青」「えんじ」「黄色」「グレー」「水色」です。
それぞれの色の与える印象を以下に詳しくご紹介します。
・青色:知性・勤勉さ・真面目さを表す色。
・えんじ色:情熱を感じさせる色。
・黄色:親近感を感じさせる色。
・グレー:落ち着いた印象を与える色。
・水色:爽やかな印象を与える色。

自分の雰囲気に合った色を選んでも良いですし、与えたい印象をベースに色を選ぶのも良いと思います。

一方で就活面接でNGとされている色は以下の色です。
・黒
・白
・ピンク
・紫

黒と白のネクタイは、ビジネス用途では使用することが出来ない色です。黒は葬祭用、白は結婚式というように明確な用途が決められています。

次に、ピンクや紫のネクタイは明確に定められているわけではないですが、色が奇抜で目立つことから面接官に敬遠される色です。
上記4つの色のネクタイは避けるようにしましょう。

①ネクタイの柄

続いてネクタイの柄について紹介します。ネクタイ柄のオーソドックスな柄には以下の種類があります。

・無地:柄の入っていないもの。
・レジメンタル:右斜上に掛かったストライプ柄。日本のネクタイの定番。
・リバース:レジメンタルの逆で左斜上に掛かったストライプ柄。
・クレスト(絵が小さいもの):小さな点が規則的に並んだ柄。

上記4つの柄であれば、基本的に問題ありませんが、ネクタイの柄選びはスーツ色や柄との組み合わせが重要です。
無地スーツを着用する場合にネクタイも無地を選んでしまうと、バランスが悪く見えてしまうので、基本的には、定番のレジメンタルを選ぶと良いでしょう。

一方、就活面接でNGとなるネクタイの柄は以下の柄です。
・クレスト(絵が大きいもの):ブランドマークなどが規則的に並んだ柄。
・チェック:格子状にラインが入った柄。
・ロイヤルクレスト:クレストとレジメンタルを組み合わせた柄

上記3つは、柄が目立ちすぎるため就活面接には不向きです。

ネクタイは色・柄だけでなく、ジャケットやシャツとのバランスで似合うかどうかが決まります。黒やネイビーのジャケット、白シャツとのバランスを考えて選ぶようにしましょう。

(4)革靴のデザインの選び方


男性用の革靴デザインには羽根の付き方とつま先の形状によっていくつかの種類があります。

①羽根の付き方

靴における「羽根」とは、靴紐を通す部分のことで、羽根が内側についているか、外側についているかによって、呼び方が変わります。

・内羽根方式
⇒羽根がアッパーより内側に入っているデザインの革靴です。革靴の原型であり最もフォーマルな印象をもたせます。

・外羽根方式
⇒羽根がアッパー部分より外側に飛び出しているデザインの革靴です。本来カジュアル用にデザインされたこともあり、内羽根方式よりもカジュアルな印象をもたせます。

②つま先のデザイン

つま先は「トゥ」と呼び、そのつま先の形によってタイプと印象も変わってきます。

・ストレートチップ
⇒ストレートチップは、つま先に一本の太いステッチが入ったデザインです。古くから使われるデザインであり、最もフォーマルな形状です。

・プレーントゥ
⇒プレーントゥは、つま先に何もデザインがないものです。靴の基本形で、スリムな印象を与えますが、ストレートチップに比べてフォーマルさでは劣ります。

・スワロートゥ
⇒スワロートゥは、つま先に向かって2本のステッチが入ったデザインです。比較的近年作られたデザインでカジュアル用途に使用されることが多いです。

・Uチップ
⇒Uチップはつま先のラインに沿ってステッチが入ったデザインです。比較的近年作られたデザインで、海外ではスーツ用途として許容されていません。

・ウイングチップ
⇒つま先のステッチがW型に描かれたデザインです。同時にメダリオンも描かれていることから、パーティやドレス用途で利用されます。

③おすすめの羽根・つま先の組み合せ

ここまで説明した「羽根の付き方」と「つま先のデザイン」の中で就活におすすめな革靴は次の3つです。
・内羽根×ストレートチップ
・外羽根×プレーントゥ
・内羽根×ストレートチップ

就活で履く革靴は、上記3種類の中から選ぶようにしましょう。

3.【女性編】面接スーツの選び方・マナー


女性の場合、スーツの着こなしによって印象が大きく変わるため、アイテムの選び方に悩む方が多いと思います。

ここでは、女性用スーツのパンツ・スカートの選び方、シャツ・パンプスの種類について紹介します。

ちなみに女性用のスーツ、シャツの選び方については以下の記事で詳しく解説していますので、興味のある方はお読みください。
<関連記事>
就活女性におすすめのスーツ・シャツ・スカートの選び方

(1)パンツとスカートはどちらが良いのか?


面接を受ける女性にとって、パンツ・スカートのどちらを選ぶかは悩むポイントですが、業界や職種による明確な切り分けは存在しません。

ですので、純粋に自分が着やすいものや、与えたい印象に合わせて選ぶと良いでしょう。
ここでは、スカート・パンツが与えるそれぞれの印象について説明します。

①スカート

スカートは、女性らしい華やかな印象を相手に与えます。また、就活生の半数以上はスカートを選んでいるため、特にこだわりのない場合はスカートを選ぶと良いでしょう。

②パンツ

女性のパンツスタイルは、「クールでデキる」印象を相手に与えます。就活においては少数派ですが、商社や外資系企業など男性が多い業界やキャリア重視の業界ではパンツを履くことで、優秀な印象を与えられる可能性があります。

(2)シャツの選び方


面接で着用する女性用シャツには襟の形によって以下2つの種類があります。

①スキッパーシャツ

通常では第一ボタンに該当するボタンがなく、着用時に襟がジャケットの外に出るタイプです。シャツの白さが目立つため、明るくフレッシュな印象を持たれやすいシャツです。最近の就活女性には、このスキッパーシャツが最も人気があり、特にこだわりがない場合はこちらを選ぶと良いでしょう。

②レギュラーシャツ

レギュラーシャツは、昔から続くスタンダードな形状の襟で、男性用シャツに近いデザインです。クラシックなデザインであるため、比較的落ち着いた印象を与えます。どんな業界でも安心して臨むことができます。

女性用のシャツは男性と比べても種類が少なく、上記2種類のいずれを選んでも問題はありません。

強いてあげるとすると、業界や面接官の年代に適した種類を選ぶと良い印象が与えられるでしょう。

堅い業界や面接官の年代が50代以上など、形式を重んじる会社の選考の際はクラシックな「レギュラーシャツ」を選び、それ以外の場合は定番の「スキッパーシャツ」を選ぶなど、状況に合わせて選ぶと良いと思います。

(3)パンプス・靴の選び方


結論から言うと、女性用のパンプス・靴でおすすめなのは、「革素材」で「先端が丸いデザイン」のものです。

パンプスの素材には、他にエナメル製や布製のものがありますが、見た目上の問題から悪い印象を持たれてしまいがちです。

また、近年のデザインの傾向として先端が尖ったデザインがトレンドとなっていますが、就活においては先端が尖ったパンプスはNGです。丸みを帯びたパンプスを選ぶようにしましょう。

就活用のパンプスについては以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事:
就活で印象が良くなるパンプスの選び方

4.最低限押さえておきたいスーツマナー


スーツは、細かくルールが定められており、特に堅い業界や50代以上の年代の方では、身だしなみのタブーが選考に影響することも多いです。

ここでは、スーツに関わるマナーや身だしなみについて説明します。

(1)面接中はジャケット・ネクタイを着用する


面接ではジャケットを着用するのが基本マナーです(男性の場合はネクタイ着用も必須)。ただし、「クールビズ」での来社が指定されていた場合には例外です。ネクタイを外し、ジャケットは手元に持つなどして入室しましょう。

(2)ポケット


ポケットの上部にある「フラップ」は、屋外は外に出しておき、室内では中に入れるのがマナーです。念のため常に中に入れておけば、面接では問題ないといえます。

(3)ボタン


スーツのボタンの数はいくつか種類がありますが、基本的に「一番上のボタンを常に締めておく」という事を覚えておけば問題ありません。

<関連記事>
【就活マナー】 スーツボタンの正しい留め方とは?

(4)スーツ用の靴下


靴下には様々な種類がありますが、スーツ用の靴下におすすめの「色」と「素材」があります。

おすすめの靴下の色は「黒」「ネイビー」「グレー」の3種類のいずれかで、その中でも最も無難な色は無地の黒色です。

学生時代に制服を着用することが多かった人にとっては、「白」の靴下を履きたい気持ちも分かりますが、ビジネスシーンではNGです。

また、靴下の色はスーツの色と合わせるのが基本です。スーツの色に合った靴下を履くことで裾が上がったときでも目立たないようにしましょう。

(5)腕時計


男女問わずスーツ着用の際は、多くの人が腕時計を身に付けているかと思いますが、面接でも必要なのでしょうか?

結論としては、腕時計は必須ではないが、身に付けておいたほうが良いと言えます。ちなみに腕時計を付けておいたほうが良い理由は大きく分けて以下の2つです。

①面接前の時間チェックのため

誰もがスマホを持っている現代において、通常であれば時間を確認する手段は、スマホで十分です。

しかし、面接に臨む際は、面接中はもちろん、待合室でもスマホを触りにくい状況もあります。数分のズレが致命傷になりかねない面接の場では、時間をチェックする意味でも腕時計の必要性はあると言えます。

②スーツの身だしなみマナーとして

近年ではスマホの定着によって時間を見るためだけに腕時計を身につける人は少ないと思いますが、数十年前までは時間を確認するために腕時計は必須でした。

その影響により、現代でも40~50代以上の世代では、「スーツに腕時計はマナー」という認識をしている方も少なくありません。身だしなみの意味でも腕時計は身に付けておくと安心です。

このように腕時計は、「実用性」と「身だしなみ」の2つの面で身に付けておくとプラスに働くといえます。

5.まとめ

ここまで、男性・女性の面接時のスーツに関わる身だしなみについて紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

スーツが身近でない学生にとって、スーツの身だしなみの中には、目的が理解しづらかったり、意味を感じにくいマナーもあったと思います。

しかし、面接の場はビジネスへの入り口であり、就活生の評価を決めるのは面接官です。

「郷に入れば郷に従え」といわれますが、社会への入り口である面接の場で高い評価を得るためには、ビジネスシーンの慣習やマナーに習うのが一番の近道です。

スーツ、シャツ、靴の選び方から髪型、表情、まで面接で気をつけるポイントは多く大変ですが、スーツに関わる正しい知識を身につけ、他の学生より有利に就活を進めましょう。

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