【企業研究】メディレップ最大手DACの強み・財務・採用情報など解説!

DACは1996年に博報堂、ADKなどの広告会社を中心に設立されました。
現在も博報堂グループが57%の議決権を保有しており、博報堂グループの子会社となっています。

DACはメディアレップと呼ばれる媒体社と広告会社の仲介を行う業務を担当しており、インターネット広告業界では2位、メディアレップ業界では1位の業績を誇っています。

今回は、企業情報や事業内容などからDACがどういう会社で他の代理店と比べてどこに強みがあるのかをみていきます!

<企業研究シリーズ>
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1.DACの強み

DACの強みとは、ズバリメディアレップにおける圧倒的な業績と、これからも著しい成長が見込まれているネット広告業界におけるノウハウと経験がDACの強みと言えます!

はじめにざっくりとしたDACの強みを述べさせていただきましたが、記事の後半にて詳しくお伝えいたします!

2.DACの会社概要

社名:デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社
設立:1996年12月2日
資本金:40億3,100万円
売上高:1,450億円
本社:東京都渋谷区恵比寿4丁目20番3号恵比寿ガーデンプレイスタワー
代表取締役社長CEO:島田雅也
役職員数(連結):2,443名

通常版

3.DACの事業

メディアサービス事業


(*DACホームページ「事業内容」より引用)

この事業はDACの最大の事業のメディアレップを行っています。
メディアレップとは、広告主と媒体社(yahoo!、Google、LINE、Facebookなど)をつなぐ業務になります。

具体的な流れとしては、広告主が広告会社に依頼し、広告会社がDACに依頼します。そこでDACはクライアントの要望を踏まえた上で、広告枠の仕入れ、プランニング、広告原稿の管理と報告レポートの作成までを行います。

⑵ソリューションサービス事業

・アドテクノロジー
媒体社の広告収益、メディア価値の向上や広告会社と広告主のROI(Return On Investment/投資に対する利益)を最大化するサービスを提供を行っています。

・コンテンツマーケティング
アドテクノロジーやクリエイティブの力を用いて、消費者にとって適切で価値あるコンテンツを提供することで、広告主と消費者のエンゲージメントを高めるマーケティング戦略の支援をしています。

⑶グローバル事業

(*DACホームページ「事業内容」より引用)

DACグループは中国、東南アジア、アメリカにてデジタル広告ビジネスを展開しています。

中国
2005年にインターネット広告コンサルティング会社を設立
2012年にDACアジアをシンガポールに設立
2013年に北京DAC及び北京アイ・スタジオがそれぞれ上海拠点を設立
2014年にはアイレップが北京に子会社を設立
2015年には海外拠点を一元的にマネジメントする「グローバルビジネス本部」を新設

4.DACの売上高

続いては、会社の規模や業績を見ることのできる売上高の直近4年間の変化を見ていきます。

売上高では年々10%ほど上昇しており、2016年度では前年度に比べて20%上昇しています。
特にメディアレップ事業が120%の伸び率を見せこの売上高の上昇に大きく貢献しています。

5.DACの営業利益

・営業利益:売上高から売上原価などの諸々のコストを引いた、その企業の本業で得た利益になります。

営業利益も売上高と同様に年々10〜20%の伸び率で上昇しています。
2016年度では売上高の大きな伸びもあり、営業利益は25%上昇し、2013年度と比べると3倍の大きさにまで上がっています。

一方で売上高に占める営業利益の割合(営業利益率)では毎年2〜3%と変化がないため、売上の上昇とともにそれにかかる費用も上がっていることがわかります。
メディアレップ事業をメインとしているためコストが固定され、削減することが難しくなっているのかもしれません。

6.DACの当期純利益

・当期純利益:当期純利益は経常利益から特別損益を足し引きし、税金等を引いたものになります。

当期純利益を営業利益と比較したときに、数値がほぼ同等となっています。
ここからは、投資などによる金融収益や、特別損益等がほぼなくDACが本業のみで利益を上げていることが伺えます。

7.DACの強み

冒頭でもお伝えしましたが、DACの強みはDACがメインの事業としても行っているメディアレップにあります。
メディアレップは元来テレビ広告などにはなく、インターネットにおいては大量にメディアが存在するために工数費を削減する目的で発達してきました。さらに近年ではアドテクノロジーの発達とともに従来の媒体枠販売だけでなく、データ活用や最新テクノロジーに関する知見などの多くの技術を幅広く提案して課題解決を行う体制が求められています。

そんなメディアレップ業界で、豊富なリソースと圧倒的な規模感を持っているDACは業界トップとして走り続け、総合広告代理店としても5位を誇っています。

8.DACの採用・選考基準は?

⑴選考基準

DACはHP上で求める人物数として「素直な人、わがままな人、困難も楽しめる人」ということで大きく3つの点を挙げています。
各3つのポイントを詳しく見て行くと、、

①素直な人:社会人1年目で経験のない中で活躍して行くためには、必要なサポートをしてくれる先輩社員のもとで学んで実行できる人

②わがままな人:仕事の延長線上に夢や目標をおいてその実現に向けてわがままになって仕事に意欲を持ってできる人

③困難も楽しめる人:仕事、会社、人生においても楽しむことをスローガンとして掲げていますが、楽しい仕事と楽な仕事は違います。広告の仕事は華やかですが、地道な作業やクライアントに納得してもらえないこと、思うようなせいかが出ないことがあります。そうした中でもその先の喜びを目指して努力し、困難を楽しめる人。

⑵面接でよく聞かれる質問

・どういう業界を見ているか
・DAC以外での志望企業はどこか?それはなぜか?そこで具体的に何をしたいのか?
・志望動機となぜDACなのか
・10年後にどんな仕事をしたいか
・業務において、広告主側と媒体側のどちらをやりたいか
・自分の良さがどう活きるか、どんな活躍ができそうか

どの会社でも聞かれる定番の質問もありますが、5番目の「業務において、広告主側と媒体側のどちらをやりたいか」といった質問はメディアレップの会社特有ですね。

9.DACの実際の求人内容

DACではキャリア採用として職種ごとに通年で応募ができるようになっています。
募集職種はwebエンジニア、プロダクトマネージャー、データアナリスト、メディアプランナー、プロジェクトマネージャー、アカウントエグゼクティブの6種類となります。
詳しい募集要項を見たい方はこちらからご確認ください。

⑴webエンジニア

Data Manament PlatformやDSP、SSP、アドサーバーなど弊社のプロダクト及び新規事業を支えるシステムの開発・改善・運用を担当していただきます。

■具体的な業務
・Webアプリケーションの設計・開発・運用
・開発機能リリース後の効果検証・改善
・運用改善(負荷分析、パフォーマンスチューニング)
・クラウドアーキテクチャを活用した大規模ログ解析
・開発プロジェクトのリーディング/マネジメント

■求める知識・経験
・Webアプリケーションの開発・運用経験(2年以上/PHP,Python,Ruby,JavaScript等の言語による開発経験)
・Gitを用いた複数人での開発経験
・MySQLなどRDBMSを用いた開発経験

⑵データアナリスト

データを活用することに重点をおいたデータドリブンマーケティングを推進したい広告主に対して、DMP(データマネジメントプラットフォーム)やトラッキングツール等を駆使して、カスタマー分析やアトリビューション分析を遂行する。

■具体的な業務
・プランナーが立案した施策案に基づき、分析フェーズでやるべきことの業務要件への落とし込み
・各種ツールを活用して、分析に必要なデータを集計
(全ての業務が実施できなくても能力に合わせて業務の一部を遂行していただきます)

■求める知識・経験
・DMP、トラッキングツールを活用しての分析業務
・未経験でも、業務内容に興味があり、適性があれば知識・経験は問わない

⑶アカウントエグエクティブ(営業)

広告会社に対するメディアプランニングシステム、アクセス解析ツール、媒体社に対し広告配信システムなどの新規及び既存顧客への販売。
営業活動を通して得たマーケットニーズに基づいた既存製品改善企画、新規ビジネス企画も担当頂きます。

■具体的な業務
・広告会社、媒体社向けのインターネット広告関連テクノロジーソリューションの提案、販売
・プロダクト管理部門と一緒になって既存商品のサービスアップ企画
・マーケット状況に合わせた新規事業企画

■求める知識・経験
・法人営業経験(3年以上)
・ソリューションセールス経験

(*出典:https://www.dac.co.jp/recruit/)

10.DAC出身の有名人

広告代理店の出身は面接で聞かれることもあるので、2〜3人知っておくと安心です。
ただ名前を覚えるだけでなく、なぜその人のことを覚えているのか、その人の作品などを知っておくと良いです!

横山 隆治 氏

株式会社デジタルインテリジェンス代表取締役
言わずと知れたこのDACをインターネット広告が有名ではなかった1996年に起案した方で、実業家して有名です。

1982年に株式会社朝日通信社(現ADK)入社後、インターネット広告がまだ体系化されていなかった1996年にメディアレップを専門に行う「デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)」を起案。博報堂、ADKなどとの共同事業おして設立し代表取締役副社長に就任。

山本健太 氏

株式会社primeNumber取締役

2013年に新卒でDACに入社後、子会社にて広告配信プラットフォームのDSPの設計・開発を担当しエンジニアとしてのキャリアをスタート。3年目にはプロジェクトマネージャーに昇進。
2015年の株式会社primeNumber設立とともに取締役に就任。

11.まとめ

DACの企業分析はいかがでしたでしょうか?
一口に広告代理店といってもDACはメディアレップを主力事業においており、他の代理店とはまた少し違ったビジネスモデルで運営していますね。

インターネット広告が多様性に満ち、まだまだ発展・成長の可能性を秘めているため、就活・転職を考える上でメディアレップ業界にも注目が必要です!

                     

ABOUTこの記事をかいた人

くんへい

広告代理店でインターン中。サッカーとトレーニングをこよなく愛しています。好きなサッカーチームはFCバルセロナ、好きなトレーニングメニューはウェイティッドディップスチェストバージョン。