【企業分析】インターネット広告大手のオプトの戦略・成長性・採用情報を分析!

<企業研究シリーズ>今回は、ネット広告大手のオプトを調べていきます!
1993年に創業し、25年目の現在はネット広告業界で3位を誇っています。

オプトの強みから、財務からみる安定性・将来性、採用情報や面接対策まで研究していきます!

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1.オプトの強み

オプトの強みは ネット広告業界第3位に位置づけ、ネット広告の黎明期から参入していたそのノウハウと経験にあると言えます!

成長の勢いの著しいネット広告ですが、やはり以前から参入していた企業は経験やノウハウから先見性に長けていること、顧客基盤を既に構築していたりと何かと有利な立場にいると言えます。

詳しくは記事の後半でお伝えいたします!

通常版

2.会社概要

社名 :株式会社オプト
創業 :1993年3月4日
設立 :2015年4月1日
資本金:1億円
代表取締役社長CEO:金澤大輔
売上高:非公開
社員数:650名
本社 :東京都千代田区四番町6 東急番町ビル(東京本社)

3.事業

オプトでは、インターネット広告の代理サービスのみにとどまらず、チャネル戦略やコミュニケーション戦略まで一環してしてサポートし、クライアントの利益を最大化するマーケティングパートナーとして最適なソリューションを提供することを目指しています。

主には「広告代理サービス」「ソリューションサービス」「データベースサービス」を柱に事業を行なっています。

⑴広告代理サービス

この事業では、検索結果に表示されるリスティング広告、HP上に出るディスプレイ広告、アフィリエイト広告などを手がけています。その他にもFacebook、twitterなどのソーシャルメディア広告や動画広告も行なっています。

その他にも、マーケティング視点でのSEO戦略、バナー・LPの制作運用、WEBでのPRなどを行なっています。

⑵ソリューションサービス

オプトでは広告代理サービスだけでなく、クライアントの利益を最大化するためのソリューションを提供しています。

・Opt Technologies
アドテクノロジーを中心に自社の製品の開発を行うオプトのエンジニア組織です。

・drop:Phygital Marketing Lab
デジタルとリアルが連動した体験を提供するプロジェクト実行機関です。
IoT/AI/VRといった未来技術を用いて、新たな手法でのマーケティングソリューションを提供しています。

・Studio Opt
国内外で活躍するデザインファームやクリエイターを巻き込んで事業を創出する組織です。

⑶データベースサービス

この事業ではネットの閲覧データ、サイト内や店舗で集計したデータなどの様々なユーザー行動データを計測・分析してクライアントの解決を図ります。

IoT化などネットの普及によってあらゆることがデータとして集計され、分析することが可能となっている今、商売においてもユーザーの行動を読み取りさらに効率の良い販売方法を導き出すことが可能となっています。
オプトもそういった技術を利用してクライアントに課題解決のソリューションを提供しています。

主に提供しているサービスは以下のようになります。

・ADPLAN(効果測定)
細かいデータ計測とかこの実績から最適な“勝ちパターン”を導きだします。

・brainy
複数のSSPやADNWなどのアドテクノロジーを駆使して、媒体社の広告スペースでの収益を最大化するサービスです。

SSP:Supply Side Platformの略称。広告の供給側、つまり広告を載せる媒体側の広告販売や広告収益を最大化するためのツールです。
ADNW:Adnetworkの略称。ネット上にあるサイトやブログを集めてネットワークを作り、そこにまとめて広告を配信できるツールです。

・TRIVER
広告主のネイティブアド・コンテンツマーケティングの効果測定と、メディア(媒体社)のコンテンツ企画、制作、流通を分析・報告して支援するサービス。

・Data Science Lab
ここではオプトグループが蓄積してきたデータおよび技術を集約し、多種多様なデータから総合的なマーケティング施策を提言します。

⑷メディアサービス

この事業ではオプトが運営している多様なジャンルのメディアから得た情報、ユーザーの行動などのマーケティング情報を提供しています。

オプトでは5つのメディアを運営しており、若い女性向けのコンテンツを提供しているものや、アウトドア系のメディア、日本文化を海外に向けて紹介するメディアなど幅広いジャンルのメディアを運営しています。

詳しくみたい方はこちらから確認してみてください。

4.売上高

続いては、会社の規模や業績を見ることのできる売上高の直近4年間の変化を見ていきます。

ここ4年間の売上高は2013年度〜2014年度にかけて4%下がっていますが、それ以降は上昇し、2015年度〜2016年度では前年比約20%の伸び率となっています。
「オプトホールディングスレポート2017」にて2016年度〜2017年度の伸び率の要因を、“売上高はマーケティング事業において売上高拡大、新規顧客開拓が好調に推移”と発表しています。

インターネット広告の市場規模が伸びているため、業界全体で新規顧客を獲得することが売上高をあげる大きな要因になるようです。
今後もインターネット広告市場は規模が拡大しさらにニーズが高まると同時に業界内での競争は激化し、他社との差別化が求められそうです。

5.営業利益/当期純利益

⑴営業利益

 
営業利益:売上高から原価と販売管理費を引いた、純粋な本業から企業が出した利益金額になります。 企業の実力を見る際によく用いられる数値になります。

①2014年度〜2015年度では、2014年に株式売却益の約45億円を計上していたため、大幅に下がっているように見えます。
ですが、2013年度の営業利益も2015年度と同等であるため、2014年度が特別であったと言えます。

②2015年度以降は、平均で17%の毎年の伸び率を維持しています。
売上高に占める営業利益の割合も2.7%前後で変動し、安定しています。

⑵当期純利益

当期純利益:経常利益から特別損益を足し引きし、税金等を引いたものになります。会社がその年度に出した最終的な損益になります。

①ここでは先ほど営業利益で見た通り、2014年度に大規模な株式売却益を計上したために減少しています。
しかし、2015年度には事業用資産(ソフトウェアなど)を減損損失として特別損失に計上しているために当期純利益が大きく下がっています。
以下で子の変化の要因を詳しく見ていきます。

*減損損失:固定資産に対して用いられ、通常であれば購入費用を数年かけて回収するものの(減価償却)、見込み通りに固定資産が稼動せず投資した費用の回収が見込めない場合に損失として処理します。

ここで売上高の中に当期純利益がどれほどの割合を占めているかの当期純利益率を見てみると、2015年度の当期純利益率が極端に低いことがわかります。
ここから売上高や営業利益は他の年(2014年度を除いて)とそれほど変わらなかったものの、当期純利益においては大きく差がある理由がわかります。
2015年度は購入した事業用資産(ソフトウェアなど)を減損損失として計上したために当期純利益が下がりました。

②2015年度以降は元の水準に戻り、2017年度は前年比20%の伸び率を記録しています。

6オプトの強み

冒頭でも述べましたが、オプトの強みはネット広告業界第3位に位置づけ、ネット広告の黎明期から参入していたそのノウハウと経験にあると言えるでしょう。

成長の勢いの著しいネット広告ですが、やはり以前から参入していた企業は経験やノウハウから先見性に長けていること、顧客基盤を既に構築していたりと何かと有利な立場にいると言えます。

市場が劇的に拡大していきビジネスチャンスが増えると同時に競合の脅威も増していきます。そういった中でいかに他の企業と差別化して最適なソリューションを提供し続けるかはオプトにとっても課題となっています。
そこでオプトが今後将来的にどのようにして他社との差別化を図っていく方針なのかを見ていきます。

最初の3つは既に達成していることですが、4つ目の「デジタル事業の確立」ではAI、IoT、シェアリングエコノミーなどの最先端のテクノロジーを用いて広告やマーケティングの分野だけでなく、他の分野と掛け合わせてより最適なソリューションを顧客に提案しようとする取り組みがわかります。

7.オプトの選考基準・面接でよく聞かれる質問は?

⑴選考基準

オプトは「一人一人が社長」という企業理念を掲げ、各社員が責任を持って行動し会社側はそれを実現するために挑戦ができる環境を提供するということを行なっております。そうして実績や信頼を築き、職務範囲や最良が拡大していくことを目指しています。
従って、上昇志向の弱い人や就職に安定性のみを求める人に合う風土ではないと取締役社長の金澤氏は話します。

⑵面接でよく聞かれる質問

個人に関する質問

・学生時代に力を入れたこと(深堀りされるので具体的に答える必要があります)
・就活の軸は何か
・周囲からなんと言われるか

<対策>
質問に関しては志望動機や就活の軸、学生時代に力を入れたことなど就活において聞かれる頻度の高いものも多くあります。
企業理念やビジョンを抑えて、自己分析を行い、どういったところでオプトが自分に合っているのか、過去の経験からオプトで活躍できるということをアピールすることが必要です。

オプトへの志望理由に関する質問

・志望動機
・インターネット広告に興味を持った理由
・オプトという土台を利用してどんなことをしていきたいか
・どんな人間になりたいか

<対策>
広告代理店の中でもなぜインターネット広告なのか?という質問であったり、なぜオプトなのか?という質問は聞かれる可能性が非常に高いので対策しておく必要があります。
こういった質問の対策にはインターネット広告と通常の広告の違いと特徴・将来性であったり、ネット広告業界の中での競合との比較、オプトにしかない強みをしっかりと抑えておきましょう!

8.オプトの実際の求人内容

オプト 中途採用募集職種ページはこちらからご確認していただけます。

オプトではセールス、マーケター、クリエイティブ、プロダクトマネージャー、エンジニアの5種類の職種から中途採用を募集しています。(2018年11月6日現在)

⑴アカウントプランナー

■担当業務
担当顧客のWEBマーケティング課題の解決をミッションとして、各種スペシャリスト(広告運用・クリエイティブ・データ分析など)と協力し、戦略立案から広告運用までをディレクション・総合的に提案を行います。

 顧客のWEBマーケティング課題解決
・広告プロモーション提案
・マーケティング領域における戦略立案と各種課題解決

■必須条件
・法人営業経験2年以上
・会社と自分自身の成長に対する高いコミットメント
・ExcelやPowerPointの基本操作

⑵データアナリスト

■担当業務
・マーケティングコミュニケーションのゴール設定及び施策プランニング
・各施策の効果計測とデータ集計/分析、プランニングへのフィードバック
・上記に対する提案やレポーティング及びプレゼンテーション

■必須条件
・ネットマーケティングにおけるコミュニケーションプランニング/実施の経験
・Excel/Powerpointの基礎スキル
・プロフェッショナルとして、PDCAサイクルを自分で実施し、プロセスと結果にこだわる姿勢

⑶webサービス/プロダクトマネージャー

■担当業務
当社が開発・運用するクリエイティブに関連するプロダクト(webサービス)を、マネージャーとして推進していただきます。
・ 戦略立案
・企画立案
・プロダクト管理
・予算管理

■必須条件
・35歳以下
・社会人歴2年以上
・論理的思考能力(正解がない中で、一緒に働くメンバーに納得させるためのロジックを組み立てる力)
・自発的に情報収集し、整理する力

(株式会社オプト中途採用|応募要項ページより引用)

9.オプト出身の有名人

広告代理店の出身は面接で聞かれることもあるので、2〜3人知っておくと安心です。
ただ名前を覚えるだけでなく、なぜその人のことを覚えているのか、その人の作品などを知っておくと効果的です!

鉢嶺登 氏

鉢嶺氏はオプトの創業者です!
1991年に早稲田大学を卒業し、新卒で森ビル株式会社に3年間勤めた後1994年にアメリカで発展していたダイレクトマーケティング事業を日本で展開するために有限会社デカレッグスを設立(現、株式会社オプトホールディングス)。
2000年には「ADPLAN」を開発し販売開始した後、顧客から高い支持を得ました。
2015年のホールディングス化に伴いオプトの社長は2005年に入社し、営業部長や執行役員に就任していた金澤大輔氏が務めています。

海老根 智仁 氏

海老根氏は1999年に株式会社オプトに入社し、鉢嶺氏と創業当初から会社を引っ張ってきた方です!
2008年には代表取締役CEOも務めました。
2013年に4年間務めた取締役会長を退任後、いくつかの会社の取締役や最高顧問などを務めたのちに現在は投資・事業創造を手がける株式会社レジェンドパートナーズの創業者として取締役会長を務めています。

10.まとめ

就職活動をする上で必須となる企業研究ですが、今回のネット広告大手のオプトの企業研究はいかがでしたでしょうか。

市場規模で4大マスメディアを次々と追い抜いているネット広告ですが、就活においてもきちんと代理店間の違いを理解し、自分のあっている企業を受けないと受かることは難しくなるでしょう。

今回のオプトもそうですが、しっかりと企業研究や自己分析で対策を練ってから面接に臨めるようにしましょう!

                     

ABOUTこの記事をかいた人

くんへい

広告代理店でインターン中。サッカーとトレーニングをこよなく愛しています。好きなサッカーチームはFCバルセロナ、好きなトレーニングメニューはウェイティッドディップスチェストバージョン。